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最近「20代の生き方で人生は9割決まる」を読んで面白かったのでまとめてみた

■はじめに

「20代の生き方で人生は9割決まる」
これは、著者が自身の体験で得た、心底からの実感だ。
また、多くの成功者たちは、異口同音に「若いうちに無我夢中で、いや、死物狂いで努力した期間がなければ、どんな世界でも成功は望めない」と言っている。

一生、自分らしく、楽しく生きていくには、はっきり言って「お金がいる」
サラリーマンが目指す年収1000万円をというレベルでは、正直好きなように生きられない。

理想をいえば、サラリーマンの生涯年収とされる3億円を超えたお金を早いうちに手にすることが目標になるだろう。
これだけあれば、あるいはこれだけ稼げる力を持っていれば、死ぬまで自分が望むような人生をきっと生きられるだろう。

しかし、これを実現するためには、20代のうちに自分自身でお金を稼ぐ力をしっかり身につける必要がある。

人生の成果は、時間×努力×想いで決まる。
この3つを使いこなして、最大の効果を生み出していくのだ。

そして、これを使いこなす秘訣は「群れない」という言葉に帰結すると著者は言う。

「群れる」つまり、多くの人と同じような発想をして、その他大勢と同じ路線を進んでいっても、人並み以上に「稼げる」ようには絶対ならない。
まずは、群れから抜けだす。
そして、自分だけの人生を突っ走っていく。
これも自分らしい人生を生きるためには、欠かせないことだ。

この本には、現在を実現するまで、20代どのように過ごしてきたか、その経験を元にした、稼げる人になるためのヒントを惜しみもなく盛り込んでいる。
一生、お金に困らない人生を生きたいなら、この本に書いてあることを1つ1つ実行してみてほしい。

20代で身につけたことは、一生の生きる核になる。

■WORK(仕事)

・高学歴の優越感も低学歴の劣等感も捨てる
学歴はお金を稼いではくれないし、もちろん人生の成功を導いてくれるわけでもない。人生の成功は、自分の力で道を切り拓かなければ得られない。
強い意思で、ひたすら前進していく力を持つ人だけが成功をつかみ取り、お金持ちになれるのだ。

・「資格を取った」で安心してはいけない
資格があるからといって、お金もちになれるわけではない。
大手企業に勤めていれば多少はランクが上のサラリーマンになれるかもしれないが、サラリーマンであることに変わりがなく稼げる金額には限界がある。
どんな資格でも、取ったことで満足していたら人生そこで終わり。

・成り行きで働かない
最初に「内定」をもらったのがいまの会社。こんなきっかけで入社して、毎日クタクタになるまで働いて、家に変えるとベッドに倒れ込む暮らしの連続。そんな成り行き任せ、流されるままみたいな毎日を無感動に続けていくのはもうやめたほうがいい。
人生=仕事なのだ。
いくら働いてもストレスがたまらない仕事を見つけられるまで探そう。

・人と真逆の道へ進む覚悟を持つ
一生、楽しく自由に暮らせるお金持ち人生を目指すなら、一般的な生き方とは真逆に生きる決意、覚悟が必要だ。
峠路に立ったら、イチかバチか、0か100かの選択をし、退路は断つ。
副業をして、いまよりちょっとだけ収入をアップしたい、というようなどっちつかずの選択が1番悪い。

・英語を勉強しない
大人の勉強というと、みなひたすら英語を勉強する。
某社の社内公用語は英語だそうだと聞くと、自分の会社もすぐにそうなるかもしれないと焦りだすのだ。
だが、そんな心配から駅前の語学学校に通い始めるくらいなら、その時間をビジネス力や発想力、企画力を磨くほうに費やすほうが確実に結果につながる。これから先は、英語を話せることが大きな武器になることはないだろう。大事なのはあくまでも伝えたい中身。発想やビジネスの内容だ。

・月に100冊、本を買う。でも読まなくていい
自分で本を出すようになって、私は前よりもずっと本ほどすごいものはないと思う。
ただ、そんなにたくさんの量を読むことはできないのだろう。
しかし、本は買っただけで脳に鮮明にタイトルが記憶されるそうだ。
それにプラスして本棚にしまう前にちょっとでいいから本を開き、ザァーっと見すれば、本の中身も記憶に残る。
つまり、本は買っただけでもかなりの知識を得ることができるというわけだ。

・本気で働く死ぬ気で働く
20代は死ぬ気で働き抜く。本気で生きる道はここから始まる。
何事にも修行の時代がある。この時期どんなにきつくても、寝る間を惜しんで働く。その経験を通じて、苦しさを受け止める力、苦しくても生き抜く力をしっかり蓄える。

・受け身の学びだけでは、「学び貧乏」になるだけだと知る
講義を聞くなど、受け身の学びを100回するより、1回でいいから人に教えてみると、受け身の学びの何倍もの学びを得られる事がわかる。
教えてもらうという受け身の学びから、自分から発信する積極的な学びへ変えていくのだ。
ブログでも人のブログを見ているより、自分でやる方がずっと面白いし、勉強になる。
発信すればするほど、多くのものが返ってきて、学びはエンドレスに増幅していく。

・「頑張ります」を死語にして、「いついつまでにやります」を口グセにする
仕事は一定の日までに仕上げなければ意味がない。どんなにいいい企画書でも期日に間に合わなければ価値はゼロ。これからは「頑張ります」は死語にして、「はい、午後イチまでには仕上げます」と期日・時間をはっきりいうことを口グセにしよう。

・お金の知恵を身につける
現代社会は、知恵のある者が知恵のない者から搾取する仕組みになっている。
そのため、20代で絶対に見つけておきたいのは「お金の知恵」
投資・金融・資産運用・経済関連・財務などの理解力をいまのうちにしっかり身につけておくべきだ。
ファイナンシャル・リテラシーがあるだけで、人生は「お金のために自分が働く」か、「自分のためにお金を働かせる」かに大きく分かれる。

・会社の肩書なしで、自分でお金を稼ぎだすことを経験する
お金に働いてもらう人生を目指すなら、20代のそれもできるだけ早いうちに、自分の力で稼ぎ出すことへと一歩進めよう。
自分ひとり、なんのバックアップもない状況でお金を稼ぐ。
これが本当の「自分で稼ぐ」ということなのだ。

・会社をやめる
どんなにいい大学を出て、どんなに立派な会社に就職したところで、雇われて仕事をしているかぎりお金持ちにはなれない。
年収をいまの10倍にしたいなら、どこかで「会社をやめる」ことを意識していないとダメだ。
やめ時の目安の1つは、副業で「月給以上を稼げる」ようになったとき。
会社をやめれば、もう後がない。
嫌でもスイッチが入り、稼ぐことに真剣に立ち向かい、フルスイングするようになる。



■LIFE(人生)

・わがままでいい
何かを頼まれたり、期待されていると感じたとき、「イエス」と答えるのが一番いいと考えてないだろうか。
「イエス」は実は、いちばんラクな返事だ。ただし、最悪の返事でもある。
一生、お金に困らない生活を目指すなら、安易に「イエス」といってはいけない。他人からの依頼や期待には応えなくていい。そんなことには耳を貸さず、目もくれずまっしぐらに自分がこれだ!と思う道を突き進む。そうでないと、突出した生き方は貫けない。

・現状維持を捨てる。それを死ぬまで繰り返す
どんな進歩もまず、変化から始まる。
現状維持では何も変わらないが、大失敗はかなりの確率で大変革のきっかけになったりする。提出する当てのない企画書を毎日最低1つ書いたり、コンビニ弁当の新しいメニューは必ず食べるでもいい。毎日何か1つは新しい体験をするようにしよう。

・挑戦しなければ、チャンスはこない
よく、壁にぶつかる、という。でも目を大きく開いてみれば壁なんてどこにもない。見えない壁なのに「ぶつかった」と思ってしまうのは、現状から飛び出そうとする気持ちがブレてしまったからだ。
そんなときでも、尽きそうになる力を振り絞って、全力でアタックしよう。
数多くアタックすればするほど、お金持ちになるチャンスが増え、成功する確率が高まっていくということだ。

・自信はいらない、勘違いでいい
勘違いは、途方もなく高くジャンプするための踏切り版だと言える。
見当はずれでもいい。周囲から笑われてもいい。勘違いから大きな自信をもらえってしまえば、そこが次の自分のスタート地点になる。
勘違いは自己記録を更新し、ゴールをぐっと引き寄せる起点なのだ。

・妄想をビジョンにする
妄想は、自分をかきたてるエネルギーになる。現実に足を取られないで、大胆に妄想をふくらまそう。妄想なのだから遠慮はいらない。したいこと、実現したいこと、全部を盛り込んだ、ケタはずれの妄想でいいのだ。
見回すと、すでにその妄想を実現してしまった人の存在に気付く。
すると妄想は実現可能な目標に変化し、あとは目標に向かって進んでいくだけだ。

・直感を磨く、直感は自分の本音
何かの結論を出すとき、十分考えて結論を出すタイプと、「こっちがいい」と直感的に結論を出すタイプの2つがある。成功する確率が高いのは、実は後者の方だ。直感は、本人も自覚していない本音を示しているからだ。
日頃から、努めて直観力を鍛えるようにしていこう。たとえば、なんでも3秒以内に決めることもその1つだ。直観力が鍛えられていくにつれて、内面がシャープに研ぎ澄まされていき、短期間で即断即決型のブレない人間になっていける。

・心配ごとの97%は起こらないことを知る
起業を決めて、会社をやめるとき、心に色々な気がかりが浮かばなかったといえばウソになる。でもこのとき、わたしの足を引っ張りかけた気がかりなことは何ひとつ起こらなかった。人生はたいていこんなものだ。心配しているヒマがあったら、1歩でも2歩でも先へ進んだ方がいい。万が一何かが起こったら、そんときは足を踏ん張って乗り越えていくだけだ。

・20代で到達したところが、自分の天井になると意識する
サーカスや動物園の象は意外なくらい細いクサリしかついていない。子象のときに細いクサリをつけると、成長しても力強くなってもそのクサリを切って動こうとすることはないそうだ。本気を出せば、いつでもそんなクサリを引きちぎり、飛び出せるのだが象はそうしようとさえ思わなくなっている。
人間も同じ。20代に描いたビジョン、それが一生の天井になってしまうのだ。若いときから、ちんまりまとまる必要はまったくない。規定範囲から大きくはみ出る。はちゃめちゃといわれようとなんだろうと、呆れるくらい高い野望を持って自分の天井を思いきり高くしておこう。

・頭のいいバカになる
「お前、バカじゃないのか?」「よせよ、そんなバカな生き方は!」「やめろよ、そんなバカなこと!」
20台で何回こう言われるか。その回数が多ければ多いほど、成功し、お金持ちになる確立は高くなる。バカというのは、愚かにということではない。
社会とか誰かが決めた「これがいい」というレールの上を進むのではなく、自分で自分のレールを敷いていく。そのレールの上を自分が決めたペースで進んでいくのだ。

■TIME(時間)

・5大リスクと手を切る
絶対成功する!稼げる人になるという決意の前ではリスクになるのは
1.テレビ
2.スマホ
3.異性と遊ぶ
4.飲みに行く
5.遊びに行く
20代のうちに一生困らないぐらいの年収を稼ぐ基盤を固めるには、この5つを断固避けるというくらいの厳しさが必要だ。

・1日を24時間以上に使いこなす
1日は24時間。みな、これはだれでも同じだとなぜか固く信じている。
だが考え方や暮らしかた1つで、1日に使える時間は相当に増やせると気付くべきだ。私の場合は睡眠時間を3時間半減らし、毎日4時間半にした。食事や入浴などの時間は削れないという思い込みは捨て、なんでも最短時間ですませようとし、1時間半以上は削減していた。時間をムダにしないという意志を持った暮らしは、自分を攻め込み、極限まで引っ張りあげることにつながっていくのだ。

・速く!速く!スピードは命
人より1分でも1秒でも早ければ特権になる。
普段から速く!を行動の基準にしていると、なんでも速く!が身についてくる。現代では、スピードアップは最高のスキルアップなのだ。

・「脱・マルチタスク」で、3倍速仕事術を獲得する
「脱・マルチタスク」プログラムは全工程でたった3ステップ。
これだけで、次々と押し寄せてくる仕事の山をかたっぱしから片づけられるようになれる。まさに必殺技といえる仕事術だ。仕事に忙殺される前に、先手を打って仕事を片付けていく。これができれば、自分でも驚くくらい仕事が好きになり、仕事を楽しめるようになる。
①整理
タスクの順番を、自分が「簡単」と判断したものの順に並べる。
そして簡単なものからどんどん片づけていく。
「むずかしい」と判断したものは後回し。こうして、まず仕事の全体量を減らしてしまう。

②腕だめし
次は自分の力量を客観的に知る。
どれでもいい、1つの仕事を選び、着手してから終わるまでの時間を計る。
かかった時間=自分の仕事の力量なのだ。

③後回し
いまある仕事をやっているところに、上司から新しい仕事をいいつけられた。こういう場合には、上司が「最優先」といわないかぎり、新しい仕事はすべて後回しにする。これが重要なポイントだ。たいていの仕事は、何が何でもいまやらなければならない、というほど急いでいないものだ。

■MONEY(お金)

・貯金はしない。預金残高なんて気にしない
「初任給から毎月、きちんと貯金をしています」なんて本気でいう人は、生涯、お金は稼げない。
せいぜい給料の範囲内で地道に暮らすというような人生しか送れないと覚悟したほうがいい。
仮にも「死ぬまでお金に困らない」ようになろうとしているならば、若いうちから貯金なんかしている場合じゃない。
20代は、自分を磨いて磨いて、磨き上げることに全力投球する時期だ。
手元にあるお金は残らず自己投資、自分磨きに回そう。

・財布を持たない
海外では、現金で支払うのは貧しい人だけといわれている。信用がなくカードを持てない。だから現金で支払うしかない人たちなのだ。
クレジットカードを使えばなんでも買える。いまや、財布を持っているということは、経済意識のなさがバレバレの時代なのだ。

・自分の現状と理想のギャップを知る
白い紙の真ん中に1本線を引く。それから左側のスペースには現状を、右側には「こうなりたい」という目指すイメージを書き出してみよう。書いていくうちに、本当はこう生きたいと願っている自分がいるのに、現状の自分はなんとも情けない。もっと自分を大事にして、本当に望んでいる生き方へステップアップしていかなければならないという思いがガンガン湧いてくるはずだ。

・自分の10倍稼いでる人のそばに行く
俳優でも歌手でも芸人でも、スターと呼ばれ売れている人は遠くから近づいてきただけで、どこか違う。スポットライトで照らしたように、そのあたりだけが発光しているのだ。ビジネスの世界でもそういう人がいる。稼ぐ力のある人のそばに行くだけで何か得られるものがある。

・計数や数字に強くなる
数字に強くないと、やはりお金は稼げない。
具体的に言えば、駅前の「富士そば」に入っても、この立地でこの見せ構えだったらどのくらいの売上がなければ回らないだろうなどと大まかな数字を計算してみる。利回りなどの視点でモノを見るクセをつけて、経営マインドを鍛えるクセをつける。

・疑わない・信じない・確かめろ
お金に敏感になると、不思議なくらい儲け話が耳に入ってくる。
おいしそうな話は信じないが常道だろうが、安全パイだけ振っていては、大きなチャンスはつかめない。チャンスとリスクは裏腹なのだ。
どちらを取っても、もう一方が影のようについて回る。
結果がどう出ても、経験値に変えれば損はないと考えればいいのだ。

・お金ががすべてではないとわきまえる
お金が大好き、稼ぐことが好きでなければお金にも好かれない。
だが、お金を稼げるようになれば幸せになれる。つまり、お金=幸せだと考えている人幸せになることも、お金持ちになることもできない。お金の実態はしょせん紙切れにすぎない。お金の価値はそれを使ったときに初めて生まれるものなのだ。お金をどう使うかはその人次第。要は、お金という紙切れにどう価値を付加していくか、そこで幸せになれるか、なれないかが決まることをしっかりわきまえておきたい。

・一人暮らしをする
年収200万円以下の若者の8割は実家住まい、という調査結果がある。
実家は生ぬるく、人生は自分の足で立っていくという基本的な自覚まで揺らいでしまう危険性に満ちていることを意識しよう。

■まとめ

本書を読んで、今の過ごし方がいかに将来を左右するか痛感しました。
また、このままではダメだと気付きました。
今までは、とにかくその日のタスクをミス無くこなすということしか考えられていませんでした。また、自分の自信のないことや苦手なことに対して、やりたくないという気持ちが先行してしまい、前向きに取り組めていませんでした。
現状維持は衰退だと頭では分かっていても、感情をコントールできず自分を甘やかしていたと思います。

著者と同じく、自分も「自分らしく楽しく生きたい」と思います。
また、そのためには自分で稼げる力が必要だと思います。
ベンチャーに絞って就活をしていたのも、自分で稼げる力を身につけられると思ったからです。
ただ、ベンチャーに入ったからといって、稼ぐ力が身につくわけではなく、その中で自分がどう行動していくかだと思います。

まずは、「20代の到達地点が自分の天井になる」という意識を強く持つようにします。今24なので、あと6年で自分の人生がほぼ決まると考えれば、このままでいいという思考は生まれません。
また、今までのように自信がないこと、苦手なことを避けていては、到達地点はかなり低い位置になると思います。

3年目になって経験が増えたからか、自分の苦手な領域がかなり浮き彫りになってきました。苦手だし自分には合ってないと、できない理由を考え逃げていましたが、本書を読んで今は修行の時期なのだと気付きました。
この修行の時期を乗り越えなければ変化はないし、もちろん成功もないと思います。
今後は、苦しいと思う時こそ、「20代の到達地点が自分の天井になる」と言いきかせ、乗り越えられる方法を考え行動していきます。

また、「スピード」に対しての意識をもっと強く持ち行動していこうと思います。
レスの速さを今まで意識していましたが、最近意識が薄れ以前に比べ遅くなってしまっています。
「人より1分でも1秒でも早ければ特権になる」という言葉が、本書にあった通り、スピードだけでも他の人と差別化することができると思います。
実力ではマネージャー陣にかないませんが、スピードは努力次第でどうにかなると思うのでまずはスピードを磨きたいと思います。

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