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ヨガで摂食障害が治った件ー魔法の言葉4 インドで8時間、寝台バスの旅。

マイソールでのテイタラクな日々。


ヨガの練習でインドに渡っても、治らない摂食障害。
もちろん、マイソールでのヨガの練習中は、
心がバシッと、一点集中して、
落ち着いた心になってくれる。
食べたい、吐きたいっていう衝動の波がない、
穏やかな心。静寂。
夜明け前の練習。
まだ何も動き出していない、ざわざわがない、
シーンとした空気感も私をサポートしてくれる。

でも、太陽が昇り、活気付いて、活動的になってくると、
私の心も、あかん方向に活気ついて、
落ち着きのなーい、お祭りモードに。
そーなると、もう心は波うちまくりで、ざっぱん、ざっぱん。
1回、波打てば、止める方法がわからない。

そんな生活を繰り返し、インドに行ったら治る!と思ってたはずが、
行くごとに、あかんサンスカーラ(印象)を刻み込み、
インド滞在の最後あたりは、練習後にはココナッツじゃなく、
ビールで喉を潤し、
暇つぶしに、ビールをのみ、ボリウッドダンスで汗ながして酔いを覚ます。
早朝3時に起きるのに、夜中にチキンバーガーを食し、
ビールで流し込む、そして吐くという、
健康的なヨギーとは、めっちゃ真反対というか、
人間としても、あかんやろーという、出来上がりぶり。

まぁ、それでも、ヨガの練習のおかげで、
練習後は、こんなんじゃだめだーという、
リセットする気持ちが沸き起こる。
すぐ消えちゃうけど、でもとっても大切な瞬間。
虫の息やけど、今思えば、めっちゃ大切な虫の息。

寝台バスに乗って8時間バスの旅。


そんな状態で過ごす中、
マイソールでの練習が終了した後、サスタンという小さな町にある
念願のグルクラ(生徒と先生が一緒に暮らし学ぶ場所)に、
1ヶ月ほど行けることに。

サスタナは、マイソールから深夜バスで8時間30分。
海岸沿いの小さな町。
寝台バスで550RP(1000円程)。ドゥルガンババス利用。
道中のトイレ休憩は、出発後4時間後に1回のみ。
山道越えで、揺れで寝台から転がり落ちそうになる。
3月末で夜でも30度近くあるけど、山道走ってる時は、
バスの窓の隙間風で寒い。ベットシーツで、なんか痒い。
乾燥してるから水飲んだら、尿意が襲う。
何も考えず、サンダルをバスの床に置いてたら、
揺れで、あっちゃこっちゃに飛んでいく。
カーテンもちゃんと閉まらず、半開きにオープンしだす。
やっとトイレ休憩、でも、暗くてよーわからん、トイレどこやねん。
トイレ終わってバスに戻るも、結構色んなバス止まってて、
自分のバスがわからん。若干っていうか、結構パニック。
なんか、てんやわんや。

余談。インドで深夜バスに乗る際の、必需品と予備知識。


・サンダルを入れるビニール袋。
・トイレに行きたくなるから乗る前に水分控えめ、
塩を若干舐めておく。
・カーテンをとめる用の洗濯バサミ。
・ベットに引く薄いシーツ(たまに、洗濯してなさそうなのがある)
・寒い時にかぶる薄いシーツ
・懐中電灯(携帯のライトでもOK)ライトがないと、深夜トイレに大苦戦。
トイレの場所とかよく見えないし、バスもどれかわからなくなる。
・バスを予約するときは、前方。後方だとバスのおっちゃんに質問がしにくい。
・上段ベットか下段ベットの予約は、好み。下の方が揺れないし安定してるが、
上段の方が、空とか景色が綺麗にみれて、自分的には、上段が好き。
・トイレ休憩の時間帯に目覚ましセット。通常うるさいくらいトイレ案内されるが、ほぼ無言な時があるので、念の為。

バスに乗って7時間が過ぎ、
サスタン周辺までやってきてるのはわかるけど、
どこで降りればいいのかよくわからん。
どこもかしこも似たような景色で、
どこが目的地なのかもわからない。
バス停の看板も、カンナダ語(南インドで使われてる言葉)で読めない。
英語表記もあるけど、薄れてるし、遠慮しがちな文字サイズ。

バスの運転手に、バス停に止まるたびに、
サスタンは、ここか?ここなのか?って聞きまくり。
面倒くさそうに、
ノー、マダム。って言われるけど、なんか信用できへん。
疑う理由なんてないねんけど、全力で疑う。

サスタン到着!バス旅終了!


突如、マダム、サスタン!!っと叫ばれ、
無事、目的地で降りる。
ありがとう、バスのおっちゃん、全力で疑ってごめん!

到着し、近くにいるリキシャ(トゥクトゥクのような3輪自動車)
のおっちゃんにに、’マンジャハウス’と声をかける。
マンジャハウスってだけ言えば、30ルピー(40円くらい)で到着するから。
といわれてたし、
疲れてたし、その言葉のみを発する。
おっちゃんは、無言で顔を左右にふり(インドでYESの意味)、
無表情で出発進行。
リクシャで進むこと2、3分ほどで、
ココナッツの木が生い茂る、緑豊かな広ーい場所に入っていく。

屋上から撮った、グルクラの敷地のココナッツの木たち。穏やかー。

どうやら到着したらしい。
念願のグルクラに一歩足を踏み入れる。
続く。






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