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今日も「日替わり弁当」から、ドラマがはじまる。

「今日の "日替わり弁当" って何ですか?」

僕は、毎度と言っていいほど「日替わり弁当」を注文する。


なぜなら
「日替わり弁当は、ドラマチック」
だからだ。

「旅先の日常」と、
すごく似ている。

今日は「旅先の日常に飛び込もう」というコンセプトを掲げる SEKAI HOTELで拠点支配人を務める僕が "旅先の日常"と"日替わり弁当"が似ている論 について述べようと思う。

「日替わり弁当」は、予測不可能。

ローカルっぽいお店さんに行ったとにほぼ "日替わりメニュー" を注文する僕だが、最近はこのご時世ということもあって「日替わり弁当」が増えた。

お総菜屋さん
「今日は、焼き鮭よ!」

やきとり屋さん
「チキンカツとハンバーグのMIXですよ!」

お肉屋さん
「ハムカツ・コロッケ・ソーセージやわ。」

「日替わり弁当」は、僕をワクワクさせる。

ただそれは "お店の前に行くまで分からない" というドキドキ感によってだけではない。

ワクワクの根源には、
「日替わり弁当」の先に、 "未知の世界" とも呼べる「予測不可能な出会い」が待っているからである。


「旅先の日常」も、そっくりさん。

「旅先の日常」も、これに似ている。

旅行では、有名観光地やテーマパーク、また名所ツアーなど "用意されたコンテンツ" を楽しむことが多いと思う。

ただ、一度考えて欲しい。

実際にあなたの頭の中で、「旅行のなかで本当に記憶に残っているシーン」を思い返してみてほしい。

もしかすると、

・優しく道案内してくれた地元のおじさんの親切さ
・ふらっと入った食堂のおばちゃんとの何気ない世間話
・地元の商店に立ち寄ったときのお兄さんの粋な計らい

など、意外と "ちょっとしたコト" だったりするのではないだろうか?

これらはすべて、用意されたコンテンツ="フィクション"ではなく、旅先の日常のなかで偶然おこった "予測不可能" の一部なのである。

"予測不可能"とは、常にドラマチックである。

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ここまで述べてきたように「旅先の日常」「日替わり弁当」は、予測不可能である。

また、 "未知との出会い" の連続である。

「日替わり弁当」は、
本来じゃ頼まないようなメニューや、はじめて食べる料理だったりと、"未知との出会い" が起こる。
ときには、そのはじめて食べたものにハマってしまう「自分の知らなかった自分」に出会うことがある。

「旅先の日常」では、
ネットには載っていない、地元の人しか知らないようなお店を教えてもらえたり、思いがけないまちの魅力を発見できたりすることがある。

ときには、ふと話しかけたおじちゃんから、人生における大切なことや価値観を教えてもらい「自分の知らなかった自分」に出会うことさえある。

これらは、すごくドラマチックだ。


用意されたコンテンツで、先の読めるフィクションストーリーを楽しむ。

よりも、

予測のできない、ドラマチックな「旅先の日常」「日替わり弁当」で、まだ知らない "あなた" を探してみてはいかがでしょうか?

さぁ、予測のできないドラマを。



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