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地方移住して4か月の記録


こんにちは、yukiです。

今年の春、
生まれ育った東京から、
長野に引っ越しました。

その頃は雪も残っていたのに、
気づけば、すっかり夏真っ盛り。

もう8月になるので、
この数か月のことを
書いておこうと思います。



長野に引っ越した頃、
家の前の北側の道路は
カチカチに凍っていました。

寒すぎてエアコンは役に立たず、
すぐに石油ストーブを買いました。

窓から見渡す景色は、
見渡すかぎり茶色とベージュ。
ところどころに、雪の白。

殺風景な大地の向こうには、
白い山々が佇んでいました。


開栓の作業で家に来てくれた
ガス屋さんが言います。

「暖かくなったら、
 ここ一面が緑になるので、
 楽しみにしててください!」


引っ越しが落ち着いてからは、
毎日、夜明けの時間に朝散歩。

歩いていると、
日に日に春の気配
漂いはじめるのを感じます。

田んぼの脇には、ぽつぽつ緑が現れて、
明るい黄色の菜の花が咲きはじめました。

無彩のキャンバスはどんどん彩られ、
心までうきうきしてきます。

そういえば春って、
こんなにも嬉しいものだった。

ここ数年、
忙しい日々にもまれて、
すっかり忘れていた感覚でした。

暖かくなりはじめた頃から、
朝に散歩する人が増えてきました。

すれ違うたび、
挨拶を交わします。

「おはようございます。」

ただの挨拶なのに、
なんでこんなに嬉しいんだろう。

都市部では無言ですれ違っていたのが、
ちょっと不思議になってきます。


やがて、
トンビとカラスが連日懲りずにケンカしはじめ、
夜には蛙がうわんうわん鳴き出しました。

田んぼには水が張られ、
空を映し出します。

少しずつ伸びていく稲は、
光を浴びてキラキラ。

今ではすっかり成長して、
畦道あぜみちを歩いていると、
まるで草原にいるかのようです。


半年前の僕は、
都会暮らしが
しんどくなっていました。

鳥の声で目覚めたかったし、
好きなときに森に行きたかった。
草木の香りの風を受けながら、
仕事がしたかった。

地方に引っ越すというのは、
ハードルが高いように感じていました。

しかし、実際は、
引っ越しなんて一瞬だったのです。

思い切ってしまえば、
遠く感じていたことでも
実現できちゃうのだなあ、と。


住んでみると、
車で10分行けばスーパーがあるし、
30分行けば映画館もあります。

Amazonで買ったものは翌日に届くし、
オンラインも不自由ありません。

今の僕には、必要十分。


この(たぶん)短い夏を存分に味わって、
秋冬の寒さに備えていこうと思います。




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは、今日も良い1日を!


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