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旅が教えてくれた、大切なこと

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旅が教えてくれた、人生を豊かにしてくれる学びを発信しています。
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2023年7月の記事一覧

インドの家族から受け取ったもの【インド旅行記3】

こんにちは!yukiです。 今回はインド旅行記の3回目です。 前々回から続いてきた ホームステイのお話が、 今日でラストとなります。 田舎の家を出て、 今度は都会の家に 泊めてもらうストーリー。 楽しんでいただけますように! 田舎で過ごしたあたたかい時間たまたま出会って家に誘っていただき、 ホームステイさせてもらった、 のどかな田園で暮らすアルパン一家。 ここを出たら大都市・コルカタに 行こうと思っていたところ、 アルパンが言いました。 「アルピタとアビシェクが

ホームステイの朝。幻想的な田園風景【インド旅行記2】

こんにちは!yukiです。 今回はインド旅行記の2回目です。 インドに入国して早々に、 思いがけずホームステイを させてもらうことになった前回。 今日は、 その続きをお話ししていきますね。 インド東部の農村風景を 多めにお届けします。 楽しんでいただけますように! 田園の朝 アラームが鳴って目が覚めました。 窓から入る弱々しい光に、 レンガの壁が浮かび上がっています。 あれ、ここ、どこだっけ。 ・・・そうだ、 アルパンの家に泊めてもらったんだった。 旅のあ

信じることの難しさと素晴らしさ【インド旅行記1】

こんにちは!yukiです。 今日は、インド旅行記の1回目です。 前回はイントロということで、 2度目のインド旅を始めるまでの 過程をお話ししました。 今回からが本番です! いきなり重量級になってしまいましたが、 楽しんでいただけますように。 人を信じる難しさ 陸路でインドに入国し、 駅を目指して歩き始めたところ、 同い年くらいの、 バイクの男性に声をかけられました。 「やあ。どこへ行くんだい?」 かつてインドに来たときは、 話しかけてくる人が 「お金を稼いでや

聖俗のコントラストが強い国へ【インド旅行記0】

こんにちは!yukiです。 今回から少しずつ、 インド旅行記を綴っていきます。 初回を⓪としたのは、 旅のイントロ的な感じになったためです。 東部・コルカタから南部・チェンナイへ向かい、 そのあたりから西部・ムンバイへ方向転換して、 最後に極北部・ラダックを訪れる旅。 今のところ、 全10回くらいかな?と想定してます。 楽しんでいただけますように! それでは、どうぞ。 “こてんぱん”にされた、 初めてのインド旅 初めてインドへ行ったのは、 19歳の冬でした。 白

カリブの原風景に出会った旅【キューバ旅行記3】

こんにちは!yukiです。 今日は、 キューバ旅行記の最終回です。 次のようなお話をしていきますね。 タバコ農家さんを訪問 キューバの原風景 葉巻をお土産に渡してみた 楽しんでいただけますように! タバコを栽培する谷 キューバの名産品といえば、 葉巻(シガー)です。 葉巻が好きなわけじゃないんですが、 せっかくキューバまで来たのだし、 生産地へ行ってみることに。 首都・ハバナから、 カミオン(改造トラック)に乗って 西へ向かいます。 前回のカミオンは鉄の座

海沿いの田舎町へ【キューバ旅行記2】

こんにちは!yukiです。 今日はキューバ旅行記の2回目です。 カリブ海の島、キューバ。 ラテン系なイメージのとおり、 明るく陽気な雰囲気がある国でした。 今回は、 次のようなお話をしていきますね。 つらーい夜行バス 美味しいキューバごはん 海沿いの田舎町を歩く 楽しんでいただけますように! 過酷な夜行バス キューバは、 東西にひょろりと長い島。 首都・ハバナは島の西側にありますが、 「せっかくなので東側も見てみたい!」 ということで、 バスで移動するこ

カリブ海の島へ【キューバ旅行記1】

こんにちは!yukiです。 今回から、全3回とコンパクトに キューバ旅行記をお届けしていきます。 日本からはるか遠い、カリブ海の島。 その空気を楽しんでいただけるよう、 頑張って書いていきますね! 今回の旅行記では、事情により、 前書きのようなものを付けました。 それでは、どうぞ! 前書きのようなもの カリブ海に浮かぶ島、キューバ。 降り注ぐ太陽、サルサ音楽、 ラム酒、葉巻、クラシックカーが走る街… 僕が見たキューバの姿は、 そんなイメージ通りのものでした。

それは出会いの旅だった【バングラデシュ旅行記9】

こんにちは!yukiです。 今回は、 バングラデシュ旅行記の最終回です。 あたたかい出会いに 恵まれたバングラデシュの旅。 最後の最後まで、 出会いの旅はつづきます。 楽しんでいただけますように。 大騒ぎの子どもたち バングラの旅も、 終わりに近づいていました。 明日、のどかな田舎町を出て、 インドとの国境へ向かうのです。 夕暮れ時。 町の中心を走る広めの道は、 多くの車両で賑わっています。 特に目的もなく、 散歩がてら歩いていると、 「ハロー!」 と呼び

一般論との向き合いかたを考える

こんにちは!yukiです。 今日は、 「一般論との向き合いかた」 について考えてみようと思います。 私たちの思考の中には、 “実は自分の思考ではないこと” が意外と多いのです。 つまり、 もともと他人の思考なのに、 自分の思考だと思っているということ。 そうと認識できることが増えていけば、 より主体的に生きる道へ 近づけると思っています。 なにか参考になれば嬉しいです。 タンザニアのリゾートで気づいたこと 僕には、 「一般論に思考をジャックされていたこと」 を

ヤシの木が茂る町で【バングラデシュ旅行記8】

こんにちは!yukiです。 今日は、 バングラデシュ旅行記の8回目です。 “観光地”の少ないバングラデシュ。 ここに来てようやく、 世界遺産が登場します。 (一瞬ですが汗) 今回の内容は、次のような感じ。 バングラデシュで髪を切る ヒンドゥー教のお祭り 楽しんでいただけますように! バングラデシュで髪を切る 朝。 窓がなく光の入らない、 真っ暗な部屋で目が覚めます。 遠くから響いてくる クラクションをぼんやり聞きながら、 身支度をして外に出ました。 昨日の夕

観光地は少ないけれど【バングラデシュ旅行記7】

こんにちは!yukiです。 今回は、 バングラデシュ旅行記の7回目です。 図らずも、 2人の対照的なおじさんが 登場してくる回になりました。 日本語を操る紳士的なおじさんと、 押しの強い粗野なおじさん。 観光地は少ないけれど、 楽しいことはたくさん起こります。 バングラデシュの情景を 楽しんでいただけると嬉しいです。 日本語を操る紳士なおじさん 1泊2日の船旅の最後に辿り着いたのは、 何の情報もない川沿いの小さな村でした。 船のデッキから桟橋に下り、 陸に上がる

熱帯林を船でゆく【バングラデシュ旅行記6】

こんにちは!yukiです。 バングラデシュ旅行記の6回目。 今回は、船旅のお話をしようと思います。 楽しんでいただけると嬉しいです。 前回のお茶畑のある町・スリモンゴルから、 首都・ダッカへ戻ったところから始まります。 それでは、どうぞ! 船着場へ 外の雑踏と喧騒からはなれた、 小綺麗な船の運航会社のオフィス。 中年の男性スタッフが明るく言います。 「今晩の船便、  乗れそうですよ!」 首都ダッカに戻ってきた僕は、 国の南西部に向かう交通手段として、 船便を検

お茶畑のある町、優しい大学生【バングラデシュ旅行記5】

こんにちは!yukiです。 今回は、 バングラデシュ旅行記の5回目。 当初、「バングラ旅行を5回に分けて…」 と言ったのですが、 3回ほど多くなってしまいそうです。 もうしばらく、 バングラデシュの様子を お楽しみいただけたら嬉しいです。 今回は、 列車に乗っているところから始まります。 それでは、どうぞ! お茶の産地・スリモンゴルへ 2時間遅れで出発した列車は、 緑豊かな田園を走り抜けていきます。 流れる景色をぼんやり視界に入れながら、 イヤホンからの音楽を嗜

南アジアの鉄道旅は大変【バングラデシュ旅行記4】

こんにちは!yukiです。 今日は、 バングラデシュ旅行記の4回目です。 次のようなお話をしていきますね。 無秩序なバングラ鉄道旅 地方都市での「俺を撮れ」コール 相変わらず観光地に行くわけでもなく、 (というか観光地がない) 街を歩いて人を撮ってばかりですが…笑 楽しんでいただけますように! 秩序なき鉄道の旅 バングラの列車はカオスです。 日本の通勤ラッシュの上をいく混雑度で、 乗り切れない人が屋根によじ登るほど。 しかし、座席指定の長距離列車なら、 あま