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勉強のやり方を変える

子どもがテストで悪い点数をとってしまったとき、「勉強はダメだ」と決めつけていませんか。

とくに、ある程度時間をかけたにもかかわらず結果が伴わないと、あきらめてしまいがちです。

しかし、成績がよくない子どもを分析すると、たいていは頭が悪いのではなく、勉強の「やり方」を間違っているケースがほとんどです。

たとえば、算数の文章問題に取り組んでいるように見えても、実際は考えているだけで問題が解けていないのであれば、時間を費やしただけで成績が上がらないのも仕方がありません。
塾に通っていても、復習しなければその場限りの理解に終わるため、やはり成績には結びつきません。

結果が出ないときには、子どもの頭ではなく、まず勉強法を疑ってください。

これから4つのポイントを示しますので、参考にしながら勉強のやり方を改善していってください。

1.成績を上げるために必要なのは、勉強の量であって時間ではない

どうしても時間に着目してしまう保護者の方が多いですが、時間はそれほど関係ありません。

どれだけ時間を費やしても、量をこなしていないならば、成績は伸びない。

時間に対して勉強量が伴っていない場合は、勉強のやり方を変えるべきです。

2.勉強量を多くしても、記憶していなければ意味がない

1冊のドリルに取り組んでも、きちんと復習をしなければ、記憶にはほとんど残りません。

人間は勉強した1日後には80%近くのことを忘れる生き物です。
学んだ内容が身についているかを、必ずチェックするべきです。

3.目標に即した勉強をすべし

受験の場合は、出題範囲を押さえるのはもちろんのこと、実際に問われる形で問題を答えられるようにしておかなければ、得点にはつながりません。

問題集や過去問を解くのは、実際に答えるトレーニングをするために必要なことなのです。

4.理解できるレベルで勉強していく

成績が上がらない子の多くは、以前の学習に不十分な点があることが原因です。

わかるところまで戻って、またはレベルを下げて勉強していくことは、本当に大切なことです。

子どもにとってわかりやすい参考書や問題集を選ぶなど、解いていく問題もかえていくべきなのです。

最後に

小学校の勉強の多くは、反復練習によってレベルアップします。
繰り返すことによって。かけ算九九も暗記できるようになりますし、漢字も身についていきます。

小学校では、1日最低15分は家で勉強できる習慣化すべきです。


年齢が早ければ早いほど、この習慣化は長続きします。
できることならば入学と同時に進められると、ベストですね(高学年になっても十分に可能なことです)。


習慣化とは、歯磨きがわかりやすい例になります。
歯磨きを始めたばかりの子は、歯磨きを嫌がることが多いです。
しかし、辛抱強く歯磨きを続けることで、習慣化されます。
その結果、歯磨きをしないと「気持ち悪い」という状態になります。

勉強も習慣化することで、「しないと気持ち悪い」とクセづけることができます。
はじめは嫌がるかもしれませんが、続けていくことでこの状態になっていきますので、辛抱強く続けられるようにしていきましょう。

また、最初は理解しているのかどうか気になるかもしれませんが、大丈夫です。
男の子はトイレに行った後の手洗いや歯磨きを、雑にすませることがあります。

それと同じで、とにかく「やった」という気持ちが大切です。

男の子はお調子者なので、「乗せる」ことが有効です。

年齢より上の漢字が読めたら大げさに褒めてあげればよいですし、計算が速ければその事実を褒めてあげましょう。

とにかく、「俺ってすごい」と思わせることで、さらにやる気に火をつけることができます。

学習が苦手な子は、その子ができるレベルに合わせて簡単な問題から始めることで、少しずつ自信をつけることがオススメです。

結果はすぐにでないかもしれませんが、「できると楽しい」という充実感を味わうことで、徐々に力がつきます。

いずれ今やっているレベルの学習に追いつくことができますので、大丈夫です。

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