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1年前から考えていたC,Incのミッション/バリューを遂に決められたので公開します

#やっと決められました

こんにちは。Cenaka(セナカ)という半生をシェアするSNSを開発しているC,Incの井端(いばた)と申します。

Cenakaについてご存知でない方は、今までのnoteに少しまとめているので良ければご覧いただければ嬉しいです…!

準備を進めているCenakaですがありがたいことに多くの人に協力いただいています。

C,Inc.は当面のエクイティ調達はやめサービス開発+受託で進むのですが、紹介してもらった信頼できる経営コンサル兼投資家の方がジョインしてくれようとしていたり(こちらはまた広報しますー!)

Cenaka投稿者側も特に教育文脈というところに興味を持っていただけることが多く想定していた以上に面白い方々を集めやすいなと感じていたり
と(こちらもまた広報しますー!)
何とか進み始められたかな?という状況です。

僕たちは現状「ほぼSlack上に存在しているんじゃないか?」というチームですが、メンバーそれぞれの自己実現にも近い事業内容なのかな…?と感じており、まだまだやること自体は満載ですが良い感じのチームだな…!と感じています。(ありがたや…)

ただこの力を蓄えているフェーズから「僕たちはどんな会社なのか?」を明確にしたい。というよりしておくべきだと感じたんですよね。

というわけで今日は、タイトルの通り

- C,Inc.のミッションとバリューを決めたよ
- そのミッションやバリューを実際に会社内でどう使っている(く)のか
- そしてそれらを決めるまでにかかった1年間の壮絶な裏側(嘘)


についてお伝えさせていただきます。

今日の内容が、ほぼほぼC,Inc.の全貌です!

※補足
C,Inc.のミッション、バリューを作るにあたっては「凄い方だ…!」と日々遠くから学ばせていただいている経営者さんの会社のフレームワークを参考にさせていただきました。

そもそもミッション、バリューって?
(簡潔に)

Mission(ミッション):その会社が実現したい使命
Value(バリュー):その会社が大事にしている価値基準

です。

もう少し簡単にイメージしてみる(山登りで例えてみる)と
以下のような感じです!

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メルカリさんのミッション、バリューは本当によくできているなと思います…。自分も最初からきっちり作りたいなと思っていたので、ロジックがしっかりしているフレームワークを使いプロセスも見せる形でメンバーに公開しました。

一旦メンバーのみへの公開としているため今回公開はしませんが、魂を込めて作りました!

そして以下が実際に作られた
C,Inc.のミッション、バリューになります。

【C,Inc.のミッション(ゴール)】

世界中の誰もが、どこに生まれてもどんな環境にいても、世界中の生き方に触れられるようになり、
世界を見通しながらより良い人生を考えることができるようになる


【C,Inc.のバリュー(どんな感じでゴールまで山を登るか?)】

・Break Through:道を切り拓こう

・Collaboration:1+1=2を超えよう

・Give "WakuWaku":ワクワクを提供しよう

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こんな感じとなっています!

このミッション、バリューの決め方はメンバーからも好評いただけてほっと胸をなで下ろしています。笑

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(よかった………)

上記のミッション、バリューを作るに当たって意識したこととしては、

- 今後どのタイミングから入ってくるメンバーにも、0から伝えられるよう「どういう思考で作ったのか?どういう裏側のロジックがあるか?」などのプロセスから書いてみている
- 決めてみたミッションやバリューと何度も向き合い、自分が願うこと、考えていることに対して嘘がない言葉を採用しようと頑張った

ところです。

これからのC,Inc.はこのミッションとバリューをもとに「C,Inc.がやるべきこと」また「やるべきではないこと」を決めていきます。

今後、特に会社設立初期の今は定期的にミッション、バリューを見直す機会を作っていきます。実際の変更の有無は意識しませんが、さらに僕たちメンバーの体に馴染む「共通言語」に育てていきたいなと考えています。

実際に会社内でミッションやバリューをどう使っているのか

・今後出すサービスの機能、キャッチコピーなどに一貫性が生まれているかチェックに使っている
・バリューに基づいて行動している

特に現状は実際メンバーはまだ知り合ったばかりの人もいてまだまだ仲間理解をしていくことが必要なフェーズなので、「Collaboration」というバリューはかなり意識して日々の意思決定を行なっています。

例えば、最適なアサインを生めるようにメンバーのWill/Canを確認できるシートを作っています。「それぞれがどのようなことを得意としているか?何をしたいのか?反対に何をしたくないのか?」等を書いてもらいメンバー同士で共有しあっています。

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また「Collaboration」には
他者理解およびリスペクトが重要になってきます。

C,Inc.ではSlack上でのコミュニケーションがほとんどになりますが、現状でも以下のようにメンバーが作ってくれたものには意見や感謝を伝えようとされる方々です。
(下の画像はデザイナーの新見さんが作ってくれたCenakaのキャッチコピー(今後公開)を皆がただただ絶賛する様子の一部です。ここには載っていないですが実際には僕が一番最初に感謝を伝えてますからね!?!?(例が悪い))

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以下は大森さん(言語化能力が凄い)のアイデアから発想を膨らませている様子です。

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この辺は今後の採用基準にも繋がってくるなと感じています。

テキストコミュニケーションのしやすさ向上は、最近メンバーからも要望がありさらに改善を行っていこうと動いています。今後さらにより良い"Collaboration"を生めるように環境を整えていきます。

よりメンバー全員でサービスを磨き込んでいければと思います!

C,Inc.のミッション、バリューを決めるまで(興味がある人用)

ではここからはミッション、バリューが決まるまでについて
書いていこうと思います。

ちなみにここまで僕は「ミッション、バリュー、イイね!」みたいに書いていますが、会社を作る時に必ずミッション、バリューを作らなくてはいけないかというとそういう訳ではないと思います。

(こちらもけんすうさんの記事を引用)

ではなぜ僕がミッション、バリューを決めたいなーと早い段階から考えていたかというと、

- 同じ旗のもとに集まった人間として「共通言語」は重要
- ミッション、バリューが決まっていると人を採用しやすい
- 外部から会社を見たときにどんなことを目指している会社なのか理解してもらいやすい

といったことを、生きてきた中での肌感覚に過ぎませんが感じていたので
「決められた方がいいな」と思っていました。

そして自分(たち)の場合は単純に、会社を作る理由や解決したい課題が自分の中でも明確だったしその後の事業への一貫性も出せそうだと感じていて割とワードも自然と湧き上がってきて、上記に挙げたメリットも考慮し作ることを決めていたという感じです。

実はC,Inc.を立ち上げる1年前くらいから作ってはみてはいました。しかし(仮)の枠を超えることはなく…

2019年1月から2020年9月までは決められずにここまで来ました。
やっぱりフレームワークがないと、決めるの難しいんですよ…。

C,Inc.を立ち上げたのは今年の7月ですが、
会社を作ろうと本格的に準備を始めた去年の2019年1月ごろから、実はミッション、バリューを早めに決めようとは考えていました。

しかし……色々書いてみて何度もトライし作ってはみていたものの、
結果として心から「これだ!」とは決めきれず時は過ぎていきました…。

(これが去年の秋頃に仮として置いてあったミッションです、言いたいことは当時とそんなに変わってない気が)

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その後去年の12月、今のCTOの植村がジョインしてくれたときに
「メンバーも増えたしそろそろ決めよう!」と考え、再度トライしました。

(以下はその時に書いたミッション、バリュー資料の一部(スクショ)です。当時はサービス名がCOMPASSでした(懐かしい))

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ただ結局この時も「じゃあ今後は共通言語として押し出していこう!」
というところまでは詰めきれず…
メンバーも自分と植村の2人でまだまだ会社の形は為しておらず、定期的にコミュニケーションをとれば事足りていた部分も大きく、一旦書いてはみたが運用はせずといった状態でした。

そのまま若干このことは忘れつつ事業準備を進めていきます…。

そして今年の9〜10月、C,Incに一気に3人が加入。そしてある日ミッション、バリューを決める方法論を手に入れる。

上記のnoteを書いた頃には改めて強く「共通言語」の必要性を感じていました。「そろそろ作りたいなー」と。

なぜならその時のC,Inc.メンバーの状態としては

・Cenakaが描く未来に少なからず共感してくれている
・こちらがお願いすると積極的に手を動かしてくれる(時にはお願いできていないことまで対応してくださっていた)
・しかし加入したタイミングはそれぞれ違うため情報保有の度合いはどうしても少しずつ違う
・そして現状はSlack上のコミュニケーションがメイン(オフィスはあるがメンバーは優秀な人たちですでにフリーとして食べていけている人のため、空いている時間をこちらに回してくれている現状)

つまりフィジカルにコミュニケーションを重ねる状況ではありませんでした。そのため「遠隔でもチームとして駆動できる」条件を考えた時に、「このチームでは何を成し遂げるんだっけ?何を大事にするんだっけ?」といった"僕たちが信じるものの共有"が必要だなと感じていたわけです。

ちなみにこの時点でミッションはできていました。
しかし、やはりバリューだけは手を伸ばせておらず…

そんなある日、ふと参考にしている方からミッション、バリューのフレームワーク(インテグラル理論)に関する情報をいただきます。

この時の私の気持ち「おお!?」

そしてそのフレームワークについて調べてみます。
(以下の記事とかは参考になるのでよければみて見てください!)


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その時の私「これだ…!!」

それからその情報を参考に毎日考えきり、

数日後、メンバーの皆さんへ共有できる「心から納得できるミッション、バリュー」が完成しました。

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上記は共有後メンバーからいただいた感想です。(2回目)
(何度も言いますが良かった…)

後半急にあっさりしたかと思いますが、実際こんな感じでした。笑
納得感のあるフレームワークを手に入れてからは水を得た魚のように、バリューの作成に爆進できました。(というより納得いくバリューの設定に関しては、ほぼフレームワークのおかげ)

つまり僕に必要だったのは、実績があり信頼できる方が作ったビジョン設定フレームワークとの出会いだった、という話です。笑

自分自身、思考フレームまではオリジナリティを発揮できるレベルにはまったく至っておらずそこに関して自分をまだまだ信用していないので、
こういったところは先人の力をフルに借りてTTP(徹底的にパクる)するタイプの人間です。笑
時間とのトレードオフも考えそれで作られるミッションやバリューをオリジナリティ溢れるものにすることを優先していきます。

ただここまでの期間に都度都度ミッション、バリューについて考えてきていたからこそ作り始めてからは素早く形にできたのかなとは感じています。

しかし、これからミッション、バリューを作ろうという方には「こういった答えがないものを決める時こそフレームワーク(方法論)は大事かもよ」と伝えてあげたい、そう思っています。

ということで

今回はC,Inc.のビジョン、ミッションについてお伝えしました。

これからビジョンやミッションを作ろうとしている人の参考にも、
少しでもなれば幸いです!

学校現場で課題を持ち、ビジョン→ミッション→バリューを設定し、
ようやく上記に基づいてサービスの検証を行えるフェーズに来ました。

また来週以降noteにてリリースすることを予定しています。

会社の土台ができてきました。頑張るぞ!!


ここまでお読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

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(あ、そろそろ社名の理由も書かなきゃ…これは急がないのでそのうち…)

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