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undaを深掘り #2 雪駄の伝統編

雪駄×スニーカー"unda"の深掘り、第2回目は雪駄の伝統についてです。

雪駄には江戸っ子ならではの粋で機能的な履き方があり、undaはそれらを踏襲。日本の伝統技術や歴史文化が感じられる雪駄ならではの特徴をご紹介します!

#1 コンセプト編
#2 雪駄の伝統編
#3 天板・鼻緒編
#4 ソール編
#5 パッケージ編

継承する雪駄の遺伝子

小指・かかとを出す

雪駄は小指とかかとを出して履くのが粋でかっこいい履き方。なので、小さめサイズを選ぶのがおすすめです。

サンダルと違い、鼻緒が真ん中についているので、小指はどうしても雪駄から出てしまいます。

近年では鼻緒が真ん中についていない雪駄を見かけますが、この商品では伝統的な履き方を体感してみてください。

理想は親指と人差指の間に鼻緒をくっつけず、少し隙間を残す。
これは粋でいて、尚且つ鼻緒からの圧力が少なく鼻緒ズレしにくい履き方です。


undaの基本的なサイズラインナップはS/M/L(他ブランドとのコラボレーションモデルはそれぞれでサイズ展開が異なります。)
各サイズの下に記載している◯cmは普段の靴のサイズの目安です。

私は普段26.0cm前後のスニーカーを履きますが、各サイズを履くとこんな感じ。これまではMサイズを履いてきましたが、より粋な履き方がしたくて今年からSサイズも履きはじめました!

サイズ検討の際に、ぜひご活用ください。かかとがはみ出るのが気になる方は、もちろんぴったりサイズでもOKです!


左右を入れ替える

前述の通り、天板の中心に鼻緒がついており、左右の区別がありませんので、右足でも左足でも履く事ができます

人にはどうしても足癖があり、アウトソールの内外の擦り減り方には偏りが出るものですが、定期的に左右を交換して履く事で、均等に擦り減らすことができ、長持ちします。

江戸時代は「もったいない」の精神で再利用や修理をしながら物を使い続けていたと言いますが、雪駄はまさにそんな「もったいない文化」が産んだ日本独特のプロダクト。その意思を継ぐべく、undaでも左右対称デザインを採用しています。

こういった当時の文化自体を現代に受け継いでいるところがファンとしてぐっときたポイントでした。

ちなみに、goyemonでは修理対応は致しかねますが、一般の靴修理店にお持ち込みいただければソールの貼り替えも可能です。私自身、2019年のモデルもソールを貼り替えながら愛用し続けています。

※普段のケア方法についてはこちらをご覧ください。


音を鳴らして歩く

雪駄にはかかと部分に、ベタガネや馬蹄と呼ばれる鉄部品が付いていて、これをチャラチャラと鳴らしながら歩くのが粋な履き方。

しかし、これは現代の路面では滑りやすかったり、音が大きかったりと問題が多いため、undaにはアウトソールのデザインとしてその要素を落とし込んでいます
(24SSモデルよりさらにグレード感が上がった"表面処理へのこだわり"などについては、アウトソール編でご紹介予定です!)


毘沙門亀甲

アウトソールデザインには、かかとの鉄部品モチーフのほかに毘沙門亀甲柄も採用。

毘沙門亀甲柄とは、京都の東寺に所蔵されている兜跋毘沙門天さまの甲冑に彫られている三盛亀甲模様のことで、財宝や福徳をもたらしてくれる七福神の一神として願いを込めて用いられてきました。

普段は見えないようなところにまでストーリー性がある。
そこがgoyemonに惹かれた大きなポイントで、こういったことを知るにつれてさらにプロダクトへの愛着が湧きました。

そんな隠れた裏話がまだまだありますので、続きの記事もぜひご覧ください。
次回は天板と鼻緒についてご紹介します!



※起業に至った経緯もnoteにて公開中!

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