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『美味しく作って』



『美味しく作って』

この言葉は、私が社員食堂の栄養士だった頃の会社の上司の言葉です。

退社してから約10年経ちますが、
2022年のこの1年でその言葉を
より感じさせられることとなりました。




ーーー私は栄養士。(現在は管理栄養士)
社員食堂では、1日に100人分の
昼食や数人分の夜食を作って
提供していました。



『私は調理ができる。
メニュー名を聞けばそれが作れる。
レシピは頭に入っている。
上司に教わったここの食堂の味が作れる。
私が作った料理にお金を払ってもらっていた。』

そういった事実が
私の成功体験であり、
自信とも思っていました。


ーーーーが、いまのお客さん(家族)
の口にはその勢いでつくる私の料理が
合ってなかったようです。


『クソ不味い料理ばっかり作りやがって』


こんな事ばかり言われました。
旦那に。
はい、最低男です。


こんな言い方されたら
キレますね、多くの人は。

私はまず
ありがとうだろうが💢
文句はそれからだが言い方があるだろ💢

思うタイプです。
(共感してくださる方♡をタップお願いします!)


ですが、

原価と美味しさと栄養

これを加味するがゆえ、
私は
『これでも食っとけ』
と言わんばかりのメニューを
家庭で提供していたな…と
反省しました。

栄養のためには
色々な食材を使いたい。
でもお金に限りがあるし
好きなメニューばかりでは
栄養バランスとれないし、
安く作れる副菜や
あまり好みじゃない食材やメニューも
取り入れざるを得ない

と思ってました。




大きな夫婦喧嘩をしたあと、
お互いの要望を出し合い


二度と自分のレシピで料理を作るな
全ての料理
レシピ検索しろ

こんな要求をされた私。


こんな話になれば
もう離婚案件ですね、はい。

(そうだそうだ!と思う方、
♡をタップお願いします)


正直、離婚した方が
心の健康には良いと思いますよ。🤣
私の心のことだけ考えたらね…笑
まぁそうもいかないので
頑張ってみてます😂


ーーーそんな要求、
飲めるわけがない


プライドと実績があったから。


私が作るものが不味いと
絶対に認めたくないし、
お前だけだろって思ってたし
思いたかった。

でも、変わらなきゃいけない
状況までなった。


そう、変わるには
そのプライド捨てて
やるしかないんだ。


心を決めた。


ーーーーはじめてみたら、
案外楽しかった。

美味しそうなレシピ検索して、
作って食べてもらう。

感想聞きながら皆んなで食べる。
味はもっとこうだったら良いね
とか
この味はいい
とか
これはリピートなしだな
とかね。


何より、口に合わなくても
私のせいじゃないから
責められることがだいぶ減った。
これが一番大きい変化。
私のメンタルに優しい変化。


私が感覚で料理作ってる

私そのものを認めたくない
私が自分の味で作ってるから不味い
という先入観を持ってる
だから旦那は文句言いたいだけなんだけど


プライド捨てたら
心のダメージが軽くなった


大きな大きな変化となりました。



美味しく作って

ある上司の注文はこれだけでした。
作り方はどうあってもいい、
結果美味しければそれが正解。


そういうことだな。


人を恨んで自分のマイナス(労力やハッピーに過ごせない時間)を増やしたくない


だから
私はこの一年真剣に取り組みます。



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