見出し画像

言葉のマイナーチェンジ(「頑張る」ともう一度向き合う)

こんにちは。ゆきふるです。
今日は、「頑張る」という言葉について、私の実体験をもとに少しお話してみたいと思います。

導入

私は、現在20代の会社員として働いています。
昨年、自分のメンタルがかなり乱れる時期があり、一時期メンタルケアの病院に通院することになりました。
そんな時期に、アファメーションや引き寄せの世界に出会いました。私は興味を持ち、詳しい人に話を聞いたり、書籍を読んだりして、セルフでのメンタルケアに繋がる様々な考え方のインプットを行いました。

「頑張る」を言わなくなった時期

その学びの中で、私は以下のようなことをインプットしました。

  • 私たちが行う選択と行動は、私たちがどんな言葉を受け入れるかによって決まる

  • 「頑張る」という言葉が、交感神経を刺激してリラックスを妨げ得る

私は、「頑張る」という言葉が自分を追い込んだり、他人を追い詰めることもあると感じました。もちろん、必ずしもそうではないかもしれませんが、私自身の経験から考えると、その可能性を感じていました。
そこで、私は実験的に「頑張れ」あるいは「頑張る」という言葉を使わず、代わりに「ベストを尽くす」という言葉を使うようにしました。書籍には、この変換がメンタルケアにポジティブな効果をもたらすと書かれていたからです。
実際、自分に対して少なくとも効果的であったと感じました。「ベストを尽くす」という言葉に対して、気分が落ちている時でもなぜかポジティブになれたのです。
これは、「頑張る」という言葉にはなんというか際限がなく、自分の場合はベストすらも超え、常に限界突破するような潜在的な意識が働いていたのかもしれません。

もう一度「頑張る」と向き合う

こうして半年間、「頑張る」という言葉を使わずに過ごす中で、私は人々が生きている中で、どれだけ頻繁にこの言葉を口にしているかということに気づかされました。
そして、中には私のようにその言葉によって少しメンタル面で追い込まれている人もいることを改めて感じました。
一方で、この「頑張る」という言葉によって元気づけられたり、1人じゃないと感じられることもあるという事実も改めて認識しました。
つまり、メンタルの状態や個人のパーソナリティなどによって、この言葉の受け取り方や影響は異なるのだと思いました。
私の経験から、「頑張る」を言わなくなったことで得られた気づきは大きなものでした。
その結果として、今後は言葉と向き合う柔軟性を持ちたいと強く感じました。だから、この期間を設けて良かったと思います。
今後は、「頑張る」という言葉も、場面に応じて使い分けることができるようにしていきたいと考えています。
ただ、久しく口にしていなかっただけに、それを再び使うことに少し緊張もあります。

学び:当たり前を疑う

私の経験から一つ言えることとしては、「当たり前を疑ってみることってやっぱり大事だよ」ということです。
私たちは日常的に「頑張れ」とか「頑張る」という言葉を使っていますが、それがいかに私たちの意識や行動に影響を及ぼしているかを意識することは重要だと思いました。
私が「頑張る」という言葉を変えることで得られた気づきは、それが当たり前とされているからこそ、これまで見えなかったものでした。

学び:言葉の力

またこの経験を通じて、私は言葉の持つ大きな大きな力を再認識しました。言葉は私たちの心や行動に大きな影響を与えます。
だからこそ、言葉の選び方には注意を払い、自分や他人を励ます際には、相手の状況や気持ちを考慮した言葉を使うことが大切だと思います。もちろん、そのことに躍起になって、自分が追い詰められてしまっては本末転倒なので、気負いすぎないことも大事だと思います。
今回のテーマである「頑張る」という言葉は、多くの方が無意識に効果を期待しているように元気づけられることもあれば、反対に誰かを追い込んでしまうこともあります。
それを理解し、自分自身のメンタルケアにつなげるためにも、言葉をマイナーチェンジしてみることは意義深い行動なのではないでしょうか。
私自身、これからも言葉と向き合い、より意識的なコミュニケーションを心掛けていきたいと思います。もちろん、楽しみながら。

では、また。

この記事が参加している募集

#最近の学び

182,021件

#この経験に学べ

55,199件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?