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日中バイリンガル育児―日本語のDVDやテレビを見せる-

北京で生まれた日中ミックスのわが子。
義父、義母、夫、その他周りのみんなが
こぞって中国語で子供に話しかけるなか、
なんとか子供に日本語を身に着けさせようと考え、
母としてできるだけたくさん日本語で話しかけ、遊んでやることのほか、
日本語での読み聞かせに力を入れてきたことを書きました。

中国で子供の日本語を育てる難しさについて
日中ミックス、みんな違って、みんないい!
北京で出産後、義母の説得に負けず、子供に日本語で話しかけ続ける
言葉は習慣-1人1言語の原則を実践したらどうなったか
異国で現地語に囲まれた環境でも、就学前までの日本語力は育てられる
異国で日中ミックスの子供の日本語を育てる工夫-読み聞かせ-
わたしの3つの決意
あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。


今日は、読み聞かせと並んで
子供の日本語を育むツールとして活用した
日本語のDVDやテレビの話です。

赤ちゃんの頃は、しまじろうなどのDVDを
1回30分×1日1~2回見せていました。
日本語に触れさせるということもありますが、
それよりもむしろ親の家事の時間がほしい時や
子供がどうしても泣き止まない時などに
動画を見せると泣き止むので、見せていました。
もう少し長く見せてもよかったのかもしれませんが、
リアルでの親子の日本語会話を大切にしたいと思っていたので、
DVD・テレビは「奥の手」として使っていました。

子供が小学校に入るとしまじろうのDVD配信もなくなったので、
映像はテレビがメインとなりましたが、
中国語のテレビも日本語のテレビも見られるなか、
わたしは朝食前に、先に子供の好きそうな
日本語のテレビ番組をつけておくなど、
意識して日本語のテレビに誘導していました。
テレビ見ながらの食事はしつけによくないかな、
とも思いましたが、
息子は毎朝、寝起きがよくなくてギャン泣きするので、
テレビを見せるのが一番スムーズに朝を過ごす方法でした。
そしてそれをできるだけ日本語のものを見せるように
心がけていました。

わたしは子供にベタベタの関西弁で話しかけていたので、
子供も基本的には関西弁なのですが、
時々DVDに出てきた言い回しなどを標準語で話すことがあって、
そんな時は、

「あ~~、わたしからだけでなく、
 DVDやテレビからも日本語を吸収しているんだな」

ということを実感しました。
本に出てきた言い回しが口から出ることもあり、
子供は主に、

⓵母のわたし  ②本  ③DVDやテレビ

という3つのルートで日本語に触れ、
身に着けていったのだと思っています。

つづく。

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