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《創作交換日記》 音から気色を創造してみる

創作交換日記「今日もぼちぼち」
今回連投ですが、宮脇有紀(@YukiMiyawaki)です。


こんばんは。
最近ハマってること、続けて書いてみようかしらと思い立ちました。

先月開催したワークショップの振り返りの中で、" 知覚から気色を捉えてみる "って話題が出てきました。

街歩いている時、
川で踊っている時、
色んな「気になる」が散りばめられている環境でも、
カラダ優先でその場を捉えてみると、何が自分の中で映し出されているのか。
人によって知覚の配分は全然違って、同じ場にいたはずなのに、それぞれが捉えた気色が新しい街の表情のようにも思えました。

ワークショップで出会って、この交換日記のメンバーにもなってくれた井上天馬さんからの感想を紹介。

今回は、街歩きをしている時は目で何かを見つけるより、音と匂い、手で感じる風や足裏で感じる地面の感覚を意識して歩いてみました。
街角を曲がった時にふわっと来たボイラーの生ぬるい空気とその先の花屋からの花の香りなど、普段意識に残らないことを感じられたと思います。

一方で、他の参加者の方が仰っていたまちづくりの歴史的な背景や建造物等、そこにあるものだけでなく時間的な幅を想起して街を歩くことの醍醐味もあるのだなと感じました。

最後に荒川の河川敷で踊ったのは至福の時間でした!
ダンス経験がほとんどなく一瞬ひるみましたが、周りの参加者の皆さんが思い思いに身体を使っているのを見て、
あまり考えず赴くままに身体を動かしてみて、こんな風に自由に踊れることがこんなにも気持ちの良い体験なのかとしみじみ感動しました!

まちの歴史的背景との関係は、以前の飯塚大周さんの日記にも触れられていましたが、特に冒頭箇所。
知覚で捉えた感覚を街に出られない人達に共有する方法はないのかな、といった話題が振り返りの際でも盛り上がりました。

そこで、音ならと井上天馬さんが教えてくれたのが「Forests Note」
日本全国の色々な拠点の森の音をライブ配信で聴けるサイト。

こちらを駆使して「音から気色(けしき)を創造してみる」
最近ハマってることです。

ライブってだけでワクワクする部分も多くて。

思いっきり雨降ってたり、
鳥がマイク近くで鳴き始めたり、
風で周りがカタカタと揺れていたり、

森に行けなくても、自然に飛び込んだ気分が十分味わえます。

そこから「気色を創造する」ってのが、次の段階。

まずは、カラダに映してみる。
目のくぼみ、
首と顎の隙間、
脇の下、
股関節周りの内臓、
肋と肋の間、

そしたら、自分の外側に映してみる。
これがかなり難しい・・
河川敷の向こう岸、
かなり背の高く太い樹、

結構大きなものを対象にすると、
今のところ変貌しやすいなといったところ。

まだこれだ!といった感覚は生まれていないのですが、
毎日聴こえる音もカラダも違うから、
とにかく新鮮に対話ができる感覚。
初めて筆をとって、何かを描いたり、積んだりする気分で楽しんでる。
その瞬間で生まれている音だからこその、効果なのかもしれない。

山科達生さんが日記で書いていた「感覚を呼び起こす」難しさにも共通点あるなとも感じたり。

音を味わいながら「何かが起こるかもしれない」そんなほのかなで柔らかな予感で、もうしばらく遊んでみようと思います。


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