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みんなの自分ごとデジタルトランスフォーメーション

Yukiです。

さて、最近どこでも様々なメディアでGoogle・Amazon・Facebook・Apple、いわゆるGAFAのことを聞かない日はないほど、世界の経済・産業界はGAFAの話題で持ちきりです。
そんな米国勢GAFAに対抗する、中国勢BAT (Baidu、Alibaba、Tencent)の勢いもすさまじく、米中でのデジタルを含めた覇権争いが米中貿易戦争の背後にあることを強く感じさせられます。
詳細はここでは触れませんが、そんなITの巨人たちによって小売・自動車・金融など様々な産業のビジネスモデルを含めた根本を揺るがす事態が起こっています。

それらを可能にしているAI、ロボティクス、ブロックチェーン、仮想・拡張現実(VR/AR)、IoT、5G、ビッグデータ・クラウド、3Dプリンタなどのテクノロジーの進化、活用も目覚しいです。

それらの詳細な解説は詳しい方に譲りますが、今回はそんな中叫ばれるようになったデジタルトランスフォーメーション (DX)の時代に個人としてどう向き合っていけばいいのか、考えていることをシェアしたいと思います。

1.デジタルトランスフォーメーション (DX)とは
デジタルトランスフォーメーションと言われても、いわゆる従来からずっと行われてきたアナログからの「デジタル化」とどう違うのか、まずは定義から考えたいと思います。

経済産業省のデジタルトランスフォーメーションの定義は以下の通りです。

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企業が
ビジネス環境の激しい変化に対応し、
データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、
製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、
競争上の優位性を確立すること。
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引用元:経済産業省2018年12月
デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン (DX 推進ガイドライン)
https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004-1.pdf

つまり、データやデジタル技術の活用をする上で以下の点が従来の「デジタル化」と違うわけです

目的: 今までと違う価値の提供やビジネスモデルを実現し、競争上の優位性を確立すること
対象: 製品・サービス、ビジネスモデルそのもの

どうしてもこういった記事を見ても、何か大企業がやっていることで、
個人にとっては時代の変化をただ受容するしかないように思いがちですが、
この大きな時代の流れは、一人一人にとっても今までと同じではいさせてくれなさそうです。

2.デジタルトランスフォーメーションの時代における個人の生き方

1)AI、ロボティクスで代替されない人材になる
英オックスフォード大学 マイケル・A・オズボーン准教授「未来の雇用」が世間を騒がせた通り、
テクノロジーによる破壊的な変革「デジタル・ディスラプション」により50%以上の職が失われるという衝撃的な予測もあります。
テクノロジーに代替されないために個人としてはどうしていけばいいのでしょうか。
以下、纏めてみました。

①AI、ロボティクスなどのテクノロジーを使ったビジネスを構想できる人間になる
→隠された顧客や社会のニーズを基に前例のないビジネスモデルをテクノロジーを活用して創造できるようビジネス思考力を身に着けることが重要じゃないかと私も思います(デザイン思考など)
私のような文系ビジネスパーソンの向かうべき方向はこれだと思います。(文理で分類するのが、そもそもだめかもしれませんが・・・)開発は専門家に任せても、テクノロジーの概要さえ理解すれば、活用したビジネスを発送するのは文系の方が得意かもしれません。

②感性・人間的な部分を磨く
→芸術や、人に安心を与える人間味などが必要とされる場合はテクノロジーを活用したとしても完全代替はされないものと思います。

③AI、ロボティクスなどを活用できる知識をつける(IT人材)
→AIやロボティクスを作る側の人材はますます必要とされるでしょう。 

2)仕事の視点を変える

→自分の業界、企業、所属団体などでデジタルトランスフォーメーションできる余地がないか事業機会を見出す
まずは世間でどのようなデジタルトランスフォーメーションが行われているのか、様々な例を知って事業機会を見つけられる視点を得ることが大事かなと思います。
既に他の業界で起こっている破壊的なイノベーションを自分の周りで真似できないか、からでも意外と着想を得られるものです。
何かできそうであれば、粗くてもいいので、アイデアを紙に書いて、実際に顧客に見せてみて反応を聞いてみると良いもしれません。
その反応がネガティブでも何か得られるものはあるはずです。

さて、書いてはみたものの、なかなか自分でも実践できていませんが、視野を広く持っていろんな事例を知り、考え続けていきたいですね。
ITとは縁のないの皆様も自分ごとと思って是非今の潮流を調べてみて下さい!


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