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テスラモデル3購入体験記#45〜マスタープラン3でわかったこと〜

テスラの未来図マスタープラン3
テスラのマスタープラン、ご存知ですか。
何をどういう順番で実現していくのか。
市場、従業員、生活者の認識を共通化する未来図です。
今回は2023年3月に発表されたマスタープラン3についてコミュニケーションデザインの観点でnote。


■マスタープラン3

これまでテスラはマスタープランを発表し、一つづつ実行して来ました。株価が高いのは、この一見困難であると思われてきたことを未来図を作りながら実現してきた、革新性と完遂力にあるのかもしれません。
これまでのマスタープランは以下の通りです。

パート1:EV事業について
    革新的な高級EVから普及型の量産へ
パート2:再生エネルギー事業について
    再生エネルギーの生産と貯蔵を統合
そして3は
化石燃料から再生可能エネルギー(電力)への転換。

そのために世界は何が必要で、テスラは何をするのか。
具体的な数値で述べています。
詳しい解説は以下が参考になりました。
EVsmartさん、いつも情報ありがとうございます。※1

テスラのmission
テスラの使命、生活者への約束は
持続可能なエネルギーへの世界の移行を加速させることです。
Our mission is to accelerate the world’s transition to sustainable energy.
実はこのマスタープラン1から3は、このmissionを達成するためのロードマップになっていることがわかります。※2


■気づき(考察)

テスラのコミュニケーションデザインを考察します。

結論:直接伝える。数字で。使命に向かう迫力

(1)広告をしない(直接伝える)
テスラは、いわゆるペイド広告を行わず、直接自分たちで伝えます。
お金がないベンチャー時代からの工夫であり、その為、自らイベントや施策をやり、報道機関に取り上げてもらうことに注力します。
テスラは広告媒体を介さず、発信したいメッセージを市場や生活者に直接伝えるD2C(Direct to consumer)の戦略に基づいてマスタープランの発表を行っています。
敢えて直接つながる戦略です。

今回のマスタープラン3も、イーロン・マスクを中心にテスラの担当者がステークホルダーと定期的に直接会話するイベント「Investor Day」で発表されました。(テーマごとに名前が変わります)※3

(2)どうやるかデジタルに語る(数字で)
今回のマスタープラン3は、化石燃料から再生可能エネルギーへ地球規模で転換する為に、科学的に分析し、具体的な数値に置き換えて伝えています。スケールは大きく、そして緻密です。
常にテスラは、世間から実現は無理だよねと思われることを、分析して数値で表現し、その数値目標に対して革新的な技術で実現して来ました。グループのスペースXも同じですね。

発電と蓄電
さらに再生可能エネルギーの発電設備とエネルギーを貯める電池、蓄電設備の必要な規模についても明示しています。テスラはEV製造だけでなく、発電と蓄電の製品を扱っています。
しっかり、世界に対してエネルギー転換に必要な投資を呼びかけています。

EVの次
今回は世界の再生エネルギーへの転換のために車だけに囚われず、飛行機や船などその他の移動手段にも言及しています。スペースXでロケットを創っているイーロンマスクは、きっと飛行機や船へも事業を広げると思いました。

(3)転換を一貫(使命に向かう)
一連のマスタープランは、地球の再生エネルギーへの転換というmissionに基づいています。
今回のマスタープランは、この転換への道筋を具体的な数値で示したことが革新的だと思いました。

始めから一貫して、エネルギー転換会社
このロードマップには、実は誰もが無理だと思っているかもしれない、地球のエネルギー転換を本気で考え、イーロンマスクが自らの口で対策を説明をしたことに共感し、個人的にはこの具体的な数字に迫力を感じました。

■不評?


一方で市場の反応はよくありませんでした。
この発表のあと株価が下がりました
普及型モデル3よりも安価な廉価型モデル(200万円台?)の発表が期待されていたからだそうです。
市場からはまだEVメーカーとしか捉えらてていないということでしょうか。Investor Dayと言うイベントタイトルが事業拡大のための新商品発表会と取られてしまったのでしょうか。
革新的な数値の内容だったとしても、華やかな製品がない以上、地味にみえるのかもしれません。

一方で、現在のEV製造コストを半分にすることは他の企業にできるのか?
しかも、エネルギー転換に必要な充電設備(スーパーチャージャー)や発電設備(パワーウォール)の製造に加え、車が引き起こす社会課題である交通事故(フルセルフドライビング)や渋滞問題(ハイパーループ)に取り組みつつ、実現できるのか?
派手さは無いですが、やっていることは十分凄い。

もしもあなたがイーロン・マスクだったら
もしもあなたが世界中の期待を一身に受けている企業のトップだったら。誰もが無理だと思うことを自らの口で直接、具体的な数字で表現し、地球を救うと語る勇気ありますか?

編集後記
いつも最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
前回から2ヶ月以上あけてしまいました(謝)
実は、この春から京都芸術大学院に通うことに。
今回は授業の関連もあり、企業と社会、生活者の「間」を担うコミュニケーションデザインの観点でnoteしました。
学ぶことはいつも新しい発見の連続ですね。

無人でニューヨークを走るロボタクシー by Midjourney

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素晴らしい「テスラ購入体験」となるよう祈ってます!
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(参考リンク)
※1:EVsmart様サイトでマスタープランパート3の概要を学ばぜていただきました。
※2:Tesla公式サイト(mission)
※3:investor dayの中継(YouTube)


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