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8.大切な友達に、自分が必要だと言われた時の話。
私には、唯一無二の大事な友達がいる。
大学が一緒で、新卒後に入社した会社も一緒。
大学の時は彼女の存在を知らなかったが
後から同じ学部だったことが分かった。
一番最初の宿泊研修では部屋も一緒で
新入社員が約8グループに振り分けられた際も、
同じ班のメンバーとして助け合った。
研修最終日に配属先が発表された際。
女子は基本的に引っ越しが不要な店舗に
配属発表がされていく中、
私と彼女だけは
引
7.大切だからこそ、逃げられない。
伯母の息子、私からすると従兄弟を
私は、お兄ちゃんと呼んでいる。
小さい頃から一緒に過ごす事が多かったからだ。
お兄ちゃんとは
伯母の家に住んでいた数年間、一緒に暮らした。
とは言っても彼が専門学校に
通っている時期だったので帰りも遅く、
顔を合わせるのは夜、10分程。
休みの日は試験や遊びで
お兄ちゃんは、家にいる事が少なかった。
彼もまた、伯母との過去に囚われた1人だった。
過去形なのは
6.やっと手に入れた安全地帯
28歳になった今現在。
私は一人暮らしをしている。
祖父母と暮らした家と、伯母の家
両方があるのと同じ市内に。
4年前、祖父が亡くなり
祖母は一人暮らしとなった。
17歳のトイプードルくんも一緒に
1人と1匹で仲良く暮らしている。
私は、誰よりも祖母が大事なので
祖父が亡くなった後すぐに引っ越しを決めた。
ひとりになった祖母が心配だったのと
祖母とあと何回会えるか分からない事が
急に怖くなっ
5.可哀想な子というレッテル
小学校の中学年くらいだったかと思う。
当時、私が触れられる音楽というものは
伯母が借りてくるCDしか無かった。
本を読むことが好きだった私は
伯母が借りてくるCDを流しながら
歌詞カードの文字を追った。
伯母は恐らく家族の誰よりも繊細だったけれど
時々相手をひどく傷つける言葉を吐いた。
思ったことを素直に言っただけ。
真実を言って何がいけないの?と
本気で彼女はそう思っていたのだ。
そんな
3.お金という負い目
2.フラッシュバックで書いたように
私は、伯母との出来事がトラウマになっている。
突然、過去がフラッシュバックする程に。
だけど伯母は、悪い人ではない。
だって、私にお金を遣ってくれたから。
単純かもしれない。
洗脳だと言う人もいるかもしれない。
でもそれが無かったら、私は死んでた。
両親の離婚後、
父親は、養育費を1円も払っていない。
出身地の沖縄で新たな家族を築き
仲良く暮らしているらし
2.フラッシュバック
昔のことなんて
とっくに忘れたつもりでいた。
でも最近、思い出したくないのに
その時の光景が浮かんできて
涙が止まらなくなる。
幼い女の子は俯いて
手に爪を立て、感情を殺している。
はっきりと赤く残る爪痕が何だか懐かしい。
喉の奥に何か重たくて大きいものが
詰まっているかのような、苦しさも。
手に取るように分かるの。
それは幼い頃の自分だから。
養子縁組後の私は、母方の祖父母に引き取られ
そ