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ゼロから始める伊賀の米づくり29:田植え直前、水取り
いよいよ5月連休ですね。
毎年、この時期は我が家は田植え週間となります。
田植えのためには、まず、田んぼに水を入れなければなりません。
今回は、その「水取り」の記録です。
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快晴の空の下、耕された田んぼの土が乾燥し、やや白味がかった色になっています。
春になると、雨と晴れの日が代わる代わる訪れ、また、温度が高くなってくるため雑草が増えてきます。
田んぼの中に生える雑草は、稲にとっては土の栄養を取り合う競合相手になってしまいます。
また、収穫時には稲と同様に大きく成長してしまうため、収穫時の機械トラブルの元にもなりかねません。
このように、一旦トラクターで耕して根を切ってから、水を入れ始めます。
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我が家の田んぼは、集落用水を使っています。
場所によっては、山の溜池や自前の川原等から水を引き込める場合もありますが、集落の真ん中に位置する我が家は、集落の皆さんと共同で水路を活用し、水を分かち合っています。
「我田引水」と言う言葉がありますが、自分の家の田んぼだけに水を引き入れるわけにはいきません。
上流と下流の皆さんの水の活用具合を調整しつつ、集落ごとに連絡を回し、特に問題なければ水を引き始めます。
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水を引き込む水路の近くには、このように柵を設けます。水を引き込む場合、水草や上流で刈られた雑草などが流れ込むのを防ぐためです。
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田植えする際には、水が多すぎても少なすぎても困ってしまいます。
多すぎる場合は、植えた苗が水に浸り切ってしまったり、田んぼの土壌にしっかり苗が根付かないこともあります。
少なすぎると、この時期の強烈な日差しによってすぐに苗が参ってしまいます。
適度な水量の調整のため、たびたび様子を見にいきます。
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ここまでは順調です。水を入れていくことで、田んぼの凹凸や、どこに土が多く偏っているか等もよく見えてきます。
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トラクターで田んぼを耕していると、どうしても四隅に土が多くなってしまいます。
この辺りは、稲刈り以降の田んぼの耕起の際にトラクターで修正が必要ですね。
さて、午後1時ほどから水を入れ始めましたが、例年翌朝くらいまで入れ続けて水量はちょうど良くなります。
ある程度、目処が立ってきたので、翌日以降の代掻きの準備にも移りつつ、今回の記録は終えようと思います。
次回は、代掻き編です。
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