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自動二輪ワールドに飛び込んだ27歳の初夏。

この記事がようやく書けたのが今日5月16日「旅の日」であったことに嬉しさと親しみを隠せない。隠す気はないんだけれど。

この一か月、noteの更新につぶやきが多かったのは、あることにチャレンジしているからだと以前お話ししたけれど、それがようやく終わりを告げた。

やっと乗れるようになった。
これからはどこまでも行けるしどこへでも行ける。
実は中型バイクの免許を取りに通っていたのです。とりあえず達成したのでご報告いたします。 
 
竹関係のことだと思ってくださっていた方もいらっしゃるかなあ。 
そちらも頑張ってます!

兼ねてから、妹がライダーだったのでかっこいいなぁと思っていた。
妹も私同様あまり背が高くないため足つきがよくなく、苦手意識があったようだ。毎回「今日こそは仲良くできる気がする」と言い残して発進していた。 

最近は乗ることがほとんどなくなって、カバーをつけて駐車場に停められたままになっていた。

一方その頃、アニメ「キノの旅」にハマった姉。キノという旅人が、エルメスという名のバイク(作中ではモトラドという)に乗って旅をする寓話集である。

「モトラド(バイク)の本分は、つまり、走ることじゃないのかい?」

まあ、だから、私の動機というかキッカケは「自分の乗ったバイクをエルメスって呼んでみたい」という極めて子供っぽいものだったわけだけれど、単純に、妹が乗らないなら代わりに乗ってやりたいと思ったからでもある。

そしていつか和歌山に帰る日のために、ゴールドペーパーとなり錆びついている「クルマを運転して公道を走る」という行為をもう一度磨くための足掛かりでもあった。和歌山ではクルマなしでは生きていけないから。

そして家の近くの教習所へ入所して、およそ一か月間毎日ブンブンやっていたわけなのだった。 

しかし誤算だったのは、卒業検定で苦戦に苦戦に苦戦を重ねたことだ。コースに置かれたコーンを蹴っ飛ばす、エンストにびっくりして立ちゴケするなど、初心者でもしなさそうなミスを連発して3回目の検定でようやく受かった。

それが今日の話である。もうほんと、先週とか落ち込んでいた。

受かるつもりで免許用の写真とか撮りに行っちゃってたしね。
ソロキャンも挑戦したくてテントとか立てる練習しちゃってたしね。
すべてが揃っていて、悲しいかな無いのは免許だけっていう状況だったからね。

そんな感じで迎えた今日は、ほぼ何のミスもなく練習通りに走れた。 

まわりの指導員のみなさんから「よかったなあ!!」と声をかけられながら帰ってきた。今度乗るのに慣れたらバイク乗って遊びに行こう。

そして私が免許を取るのを待っていてくれた友人が、今度ツーリングに行きつつ行動の走り方を教えてくれるとのこと。
「受かった!」とLINEを送ったら秒で「自動二輪ワールドへようこそ!」と返ってきた。嬉しい。

周りの人の力も借りてになるけれど、事故なく安全な運転を心がけて、道に出ていきたいと思っている。

きっといつもの景色が、旅の景色になるにちがいない。

とりあえずの夢であり目標は、和歌山の海の景色をバイクに乗りながら見ることである。




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