駆け出す夜に必要なもの。

とにかくもう頭を空っぽにしたくて飛び出す夜に大切なこと。

怒らないこと。
 
焦らないこと。
 
いらいらしないこと。 
 
考えないで前だけ見ること。

これ大切にしないと、もっと嫌なことが起こるからね。
 
あぁ、それから、
 
ちゃんと食べること。

川のほとりまで来て、ぽんわり月と星の散らばる空の下にいたら、自分がどれだけ矮小で、自分を苦しめるものがそれよりさらに小さいかがわかる。
 
いま私が纏う空は、私が思う何もかもを、意に介さない。
 
寝転がってみれば、上に川が流れ、下に空がある。足を上に差し上げてみる。 
私は星空に立っている。
 
こんなに簡単に、世界は反対くるしになれるのだ。
 
夜のいちばん短い日に、夜の優しさを見た気がする。
 
私はまた、この空を訪ねてくるだろう、弱いから。
でも、怒らず、焦らず、いらつかず、しっかり前を見て走ってきたいものだ。
 
さあて、今からスーパー行って間に合うかねえ、タコ。夏至には食べるよーにしてたのに。もう8時半過ぎたやん。スーパーの閉店は9時。焦らなきゃ着けないので諦めだなあ。あはは。

 

 

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