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落伍者の転職論 --ピボット転職で、人生に選択肢を--

割引あり

はじめに

執筆に込めた思い

本記事のタイトルにある「落伍者」という単語から、どんな事を想像されたでしょうか?

落伍者(らくごしゃ)とは?
隊列や隊伍から後れおいて行かれた人。比喩的に、大勢の人が歩むような人生に遅れを取ったり、悪い方向に行って落ちぶれてしまったりしている人のこと。

出典:Weblio辞書


なんだか残念な単語ですけど、
その「落伍者」とは、わたしのことです。


告白すると、過去のわたしは、キャリアに悩み続け、挙げ句の果てに人生を諦めかけていました。悲壮感が漂い、色で例えるなら深海色のディープブルー。すごく闇深い感じ。途方に暮れ、周囲から見ると幸が薄い風貌だったと思います。


暗いトンネルの中で、必死にもがきました。でも、まったく明るくなる兆しが見えてきません。後述しますが、27歳年収214万円、月の手取りは14万円、東京都心部で暮らすワーキングプアの会社員だったわたしは、劣等感の塊で自己肯定感も低く、将来の悩みを見て見ぬふりを繰り返す日々を過ごしていました。


土日返上の深夜残業という過酷な職場環境で、時給換算すると593円。毎日仕事に励みスキルが向上しているのにアルバイトより時給が低い自分が悔しかったです。


「自分なんて、どうせ無理…」
「運も実力も無い…」

「キャリアアップとは無縁…」
「もう手遅れかもしれない…」

「でも、できるなら何とかしたい…」


そんな資本主義社会におけるド底辺のアラサー会社員でも、正しい努力を積み重ねれば、アラフォーで年収1,200万円になり、人生が好転していき、準富裕層が射程圏内に入りました。


読者の皆さまは、過去のわたしよりも社会的ステータスは高いと思います。その時点でチャンスを掴める可能性が高いし、正攻法を知り、行動を積み重ねる事できっかけを掴めると思っています。


本記事は、就活に失敗。アラサー年収214万円。人生のどん底から転職カードを使って、キャリアと年収、人生を好転させた会社員の体験談に基づく有料記事です。途中まで無料でお楽しみいただけます。





年収と幸福度

キャリアを考える上で、年収は切っても切り離せない関係性にあります。


その年収も個人事に望む金額はそれぞれ異なりますが、モノサシの例として「個人年収800万円」「世帯年収1,500万円」幸福度の頭打ちになると考えられているのはご存知でしょうか。次の図をご覧ください。


出典:マネーポストWEB


正直、過去のアラサー年収214万円時代のわたしにとっては、「個人年収800万円」「世帯年収1,500万円」は、まったく想像すらできない年収でしたし、他人事でした(いけたらいいなあ、、それ以上は思考停止といった具合)


でも、だいじょうぶです。本記事で紹介する「ピボット転職」で、正しくキャリアを育てていけば、決して手が届かない年収ではないです。わたしがそうだったように。


明確にキャリアの理想像や年収の目標が定まっていない人は、まずは仮でもいいので「個人年収800万円」「世帯年収1,500万円」を目標として設定することをおススメしています。理由は、単純でそこまでは幸福度があがるから。目指さない理由がありません。




キャリアには期限がある

後悔しないためにも、キャリアの期限を知り、自己責任でキャリアを育てていく必要があります。


次のツイートの図をご覧ください。キャリアの時間軸をご確認いただけるかと思います。


要するに、

ターニングポイントは、3つです。


1.)28歳までに「職」を定める

必要なこと
・未経験業界や職種への転職を済ませておく


2.)35歳までに「市場価値」を確立する

必要なこと
・専門性の高いスキルと経験値を手に入れる
・名刺代わりになって語れる実績を作る
・ヘッドハンティングをされる事を当たり前にする


3.)45歳頃から「セカンドキャリア」を準備をする

必要なこと
・仕事の能力と、仕事を依頼してもらえる雇用主の確保


感のいい方は、ご察しいただけているかと思いますが、アラサーという年齢はキャリアのやり直しができる最後のタイミング。燻りを感じている人や、後悔したくない人は、アラサーでやるべきことをやるか、やらないか。これが人生の分かれ道です。



キャリアの時間軸を念頭に置いて、35歳までに市場価値を確立させることを目指しましょう。そのために、やるべきことを本記事ではお伝えしていきます。



かとぅについて

本題に入る前に、少しだけ自己紹介をさせてください。

Xでも情報発信していますが、過去のわたしは就活に失敗。


思い描いた華やかな社会人生活とは無縁で、27歳時点の年収は214万円。毎月の振り込まれるお給料の手取りは14万円。まさにワーキングプアです。


とてもじゃないけど東京都心部で一人暮らしするには無理があって、同僚と3人でルームシェア、スタバもフラペチーノも無縁、合コンなんて贅沢な遊びはしたことないし(出来ない)、外食といえば牛丼太郎の納豆丼200円が心の支え。そんな暮らしが当たり前でした。


そういった社会的に弱者だった過去を振り返ると、キャリアと人生の質は比例することを実体験しました。お金がすべてとは言いませんが、少なくとも選択肢が増えることで人生も変えていけます。あと、年収1,000万円肥えても大した贅沢はできないと言われていますが、半分はそのとおりだなと思います。


わたしは、転職を機に人生が好転しました。その秘訣を、わたしは勝手に「ピボット転職」と呼んでいます。


ピボットとは?
ビジネスシーンでは「事業転換」や「方向転換」を表す用語として使われたり、バスケットボールなどの球技で、ボールを持った選手が片足を軸にし、もう一方の足を動かしてからだの向きを変えたりする事を意味しています。


「ピボット転職」は、キャリアにピボットという考え方を掛け合わせた造語です。それが意味するものは、キャリアを少しずつ変えていき、うまく世の中の流れに自分のキャリアを乗せることだと考えています。


執筆時点で、わたしは過去5回の「ピボット転職」を行い、次のグラフの様に、キャリアを少しずつ変えていき、キャリアを軌道に乗せることができました。

かとぅの「ピボット転職」


「ピボット転職」の方法は、後ほどご紹介していきますね。



わたしのキャリアと年収の変化

少々、生々しいお金のお話になりますが、わたしは「ピボット転職」をすることで年収+100万円、+200万円、+300万円をそれぞれ経験する機会に恵まれました。


つまり、翌月から月給+12.5万円、+16.6万円、+25.0万円増えたということです。これにより趣味である読書本の購入数や食費、NISA積立額など、日々の生活の選択肢が変化。もちろん、スタバでフラペチーノも買えるようになりました。


成績次第で不安定要素が大きいボーナスよりも毎月の約束されたお給料が増えたことには、すごく助けられましたし、これは転職の醍醐味だと思います。

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