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都内旅(高円寺&阿佐ヶ谷、後編)

おはようございます。
今日は昨日からの曇りが続き、より一層空気が柔らかくなった感じ。

昨日お話しした月曜日の都内旅@高円寺、阿佐ヶ谷の後編。
都内の東側、中央区に住んでいて、中央線沿線で自発的に降り立つことがほとんどない。いつでも行けるのに自分にとっては未開の地だった高円寺と阿佐ヶ谷に「いってみよう」と相成りまして。
昨日の前編では、高円寺の商店街を抜けながら日本の手仕事の品や道具を扱うCotogotoさんに伺って、その後クロンボさんでランチをいただいたところまでお話ししました。今日はその続編、後編のお話です。

今回のメインの目的地:ときざきR

https://www.instagram.com/tokizaki_r/

そして、高円寺駅横のクロンボさんから歩いて20分ほど、今回のメインイベントのときざきRに到着。着くと2人のお客さんがフェルトで何か作ってらっしゃった。その横を横切って店内奥に入れていただくと、壁一面に美しい色に染め上げられた羊毛が覆っている。こちらでは、買った羊の毛の状態から繊維を整えて糸の状態にして染色してと各工程の状態の、美しい色の素材が多く取り揃えられていて、それを元に撚り合わせて毛糸にされたりフェルトで作品にされたりという体験コースもされているそう。

まさかのシャトル、お店の人も買うの驚いてた笑

いろんな素材、特に羊毛の加工過程や色合いを見ていると、足元に織り機で使えるシャトル(糸を巻き付けて左右に行き来させるもの)を発見。存在自体が珍しいのに、まさかの20cm弱のサイズからおそらく60cmは越えようかというサイズまで全5サイズで展開されていて、しかも木目も美しくて薄くて走りも良さそう。
ずっと前に織り機を組み立ててマットを織ろうとした時、途中で手作りのシャトルがどうにも使いにくく作るのを諦めてしまったので、これならまたやれるかもしれない。ユザワヤでさえ店員さんが悩む余地がない位瞬殺で「ありません」と言われたものが、木という願っても無い素材で500円(46cm)という破格の値段で売ってるなんて。
感動してお店を見て回ると、基本的に素材屋さんなので出来上がりの製品というものはほとんどない。メインで並べられた毛糸やその手前の材料をグラム単位で販売されていて、他はシャトルなどの道具に加えてハギレや素材の残りのようなものをお好きにどうぞなスタイルで販売されている。フェルトも柔らかくて色も綺麗なんだけどその切れ端を使って何かするのは難しいなと思っていたらその横に膨大なウールの粒が。もしやと思ってお伺いするとやはりネップの粒なんだとか。

ネップとは毛糸の中に表情を加えるために織り込んでいく様々な色の小さなウールの玉のこと。店主がおっしゃるには玉がぎゅっとしていて折り込むには固すぎるのでほぐして使った方がよいとのこと。でももちろん織り込むよりも何よりも、なんとなく置いておかれているその色合いが綺麗で繊細で正直一瞬で恋に落ちまして。どこかで活かせたらいいなと思って、そのままでもきれいない色合いの中からさらに選りすぐって(特に細かい黒を取り除く笑)がっつり一握り分いただいた。
家に帰ってから花を生けたりメダカをテーブルで楽しめる様に買っていたガラスの器に飾ってみたら分量がジャストフィット。色も楽しめて埃も気にしなくていいし、トータルでシンデレラフィット、なんだか嬉しい。

見るもの全てが楽しくて、充実の買い物ができたひとときでした。

お出かけの友:スイーツ

そして帰路に着くべく、南阿佐ヶ谷へ南下。
ときざきRさんでの興奮冷めやらぬ中、その前に炎天下を黙々と歩いて気がつけばバッグのショルダーストラップもしっとり締めるほど汗をかいていて(水分補充はしていたものの)多少疲れてきた中現れたのが、ジェラテリア: Sinceritaさん。

お店の面に貼ってあるフレーバーを見てみると、ジェラートといえばのピスタチオに加えてフルーツのバリエーションもいちじくなんかがあったり、定番とオリジナルのバランスも良くて美味しそう。なによりも大好きな蜂蜜のものもあり、吸い込まれる様に入店2種類で¥600のところ3種類で¥640なのでここぞと3種類を選び、+¥80でカップからコーンに変更。選んだ3種類はハチミツと塩キャラメル、それにレモンとホワイトチョコレートのミックスされたもの(素敵な名前があったけど覚えられず…)
どれもそれぞれの素材が柔らかくて優しくて、かつフレーバーがしっかりしていてとても美味しい。喉乾くかなと思ったけど、そんなことなく3種類を交互に楽しみつつ、コーンのお尻の奥までジェラートを押しやりつつ最後の一口まで飽きることなく美味しくいただきました。
冷静になるとランチよりも高いんだけど、それぞれにvalueが高い大満足のグルメでした。

こうして都内の半日旅は終わったけど、感想としては「やっぱりこれも立派な旅だったな」ということ。
自分の知らない街を訪れる前に下調べして、実際に訪れてみてからもいくつかの目指すスポットの合間合間にその土地土地での風土や文化に触れて、思わぬ面白い発見や出会いがあって。東京でやってるか遠く離れたところでやってるかの距離的な違いでしかないから、これも紛いなき旅そのものだ。

これからもっと気軽に、興味が持てたものがあるところには行ってみよう。
そう思えたone day excursionでした。

僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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