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Paris Olympic観戦記②

おはようございます。

今日は朝から気温もぐんぐん上がって7時台に既に30℃を超えてきている。ただ風が吹き抜けてくれるから汗ばむ中で癒しを感じられる。

昨日の個人的なハイライトはスケートボード。

もちろん主役は連覇を果たした堀米雄斗さん。
東京都江東区出身で東京オリンピックで金メダルを取った前回王者だが、パリオリンピックに向けては紆余曲折があり、本人もこの3年間を「地獄」と称していた程。金メダリストとしての期待に対して、日本のレベルの高さゆえに様々な大会でも勝ちきれないどころか上手く滑れなければ予選敗退してしまう難しさ。常に集中力を磨いて一瞬で結果を出さなければいけない厳しい競技。失敗すれば怪我をするリスクもあり、世界レベルの選手たちがやっているからこそ、軽々と当たり前のようにやっているように見えるけれど、実際はそう簡単ではない。

そんな中で45秒中に技を出し続ける構成点で競うランの一回目で高得点をマークして4位で技を競い合うベストトリックへ。ランの2回中点数が高い方とベストトリック5回中2回のハイスコアを合計した点数で競う。
そんな中アメリカの2選手(個人的に銅メダルのナイジャ・ヒューストンさんのスタイル好き)がベストトリックを安定して繰り出して点数を積み上げる中、最初のベストトリック以降失敗が続く堀米選手。そして迎えた最後5本目に、270度回転してボードの後ろ部分をレールに滑らせる大技を成功させて、今大会の最高得点となる97.08を叩きだして逆転、2大会連続となる金メダルを奪取したのだ。

言うまでもないほどの逆転サヨナラ満塁ホームラン感、彼が前の金メダルから抱えてきたプレッシャーの中で勝ちにこだわり続けてきたからこそ、最後の最後に挑んんで成功させるメンタルと技術力が遺憾無く発揮された結果だろう。
実況の「マジハンパないっす」、文字通りその通りだ。

結果的に決勝に進んだ世界ランキング2位の白井空良さんが4位、そして東京オリンピック後にスケートボードを始めた世界1位の脅威の14歳小野寺吟雲さんの活躍も本当に頼もしく見応えがあったスケートボード。
東京オリンピックでスケートボードを正式種目に選出した関係者の方々、本当に大手柄です!メダル云々だけじゃなくて、何十年前から種目としてあるのは知っていたけどその中身は何も知ることもなく中年になってしまった。だけど、こんなに競技として面白いし、女子も含めて若いアスリートたちが仲良く讃え合いながら競い合う新しいスタイルも見ていてほっこりする。
場所が必要となるスポーツだけど、少しずつその環境が広がっていくと面白い、未来のある競技なんだろうな、と思うのでした。

そして、同じ横乗りスポーツのカノアさんが3回戦で敗退と、やはり自然環境に左右されるサーフィンはより難しいよね、と思うのでした。
サーフィンのタヒチの様子も乗馬のベルサイユの様子も気になるけど、普通に夜見てたら中継や放送がなくて見れないのは切ない…。

日本体操の団体金の勢いにも乗って、日本代表の活躍とフェアプレーと感動に満ちた2週間になります様に。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。


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