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広報関連おすすめ本&note

昨年2020年は『広報会議』におすすめ本を紹介させていただきましたが、今年2021年7月号の『広報会議』は150号記念号ということで、直近で取り組んだ改革や広報の仕事の醍醐味、これからの広報パーソンに求められる能力について取材をいただき記事を掲載いただきました。興味がある方はぜひ雑誌もご覧ください。
それを機にせっかくなので『広報会議』で紹介したものも含めて実際に自分で読んで良かった広報関連のおすすめ本をまとめてみました。


マニュアル本


● 広報・PRの基本 (山見 博康
大昔わたしが広報を始めたばかりのときに、辞書代わりに使っていたのが山見さんの本。もう1冊『[絵解き]広報活動のすべて』という山見さんの本があるのですが、こちらも付箋だらけにして使ってました笑。

● サニーサイドアップ手とり足とりPR
周りの広報仲間もおすすめしていましたが、最近のマニュアル本の中ではとても分かりやすく、またセールスプロモーションやマーケティングに関しての記述もあり、ひとりでゼロから広報活動を始めるときの教科書として最適の1冊。

● 新しい広報の教科書 (栗田 朋一)
数ある広報の実務に沿った本の中でもより個人のソフトの部分、基本的な実務のハウツーに+αするアクションやマインドにフォーカスした本。すぐに使える実践的なテクニックが盛りだくさんで、「広報の仕事で何やるかは一通り分かるんだけど、イマイチ結果が出にくいな」と悩んでいる方におすすめです。今年の4月に改訂版が出ましたが、旧バージョンには僭越ながらわたしがマガシーク社勤務時代に寄稿させていただいた事例も掲載していただいています。

ブランディング


選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方(講談社+α新書) 佐藤 圭一
ブランディングとは、製品・採用・株式などなど様々な市場で選ばれること。難しい理論は置いておいて、シンプルに選ばれる企業になるにはどうしたらいいかというブランディングの導入の手ほどきとして分かりやすく実務にも落とし込みやすい良書。

社内外への営業力を鍛える


● 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか ロバート・B・チャルディーニ
広報の実務はほぼ一通り経験して一段上のステップに上がりたい人向け。「どういう心理で人は動かされるのか」をロジカルに説いた本。行列ができるマーケティングや希少性のブランディングの施策には心理学に基づいた人心掌握の様々なテクニックが使われており、それらが6つの「影響力の武器」として紹介されています。世の中に溢れる情報をクリティカルに読み解き、編集する能力が身に付きます。

管理職向け


● HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント
広報に限らず言わずとしれた名著。いろんな方が紹介されているので詳細の説明は省きますが、広報の管理職としてのおすすめポイントとしては、完全に労働集約型の広報という仕事において、個人からチーム戦になったときにいかにレバレッジを効かせる仕事ができるかという考え方を学べる点。"ひとり広報からチームになったとき"に読んでおいて絶対に損はない本です。

小説


● 64 (横山 秀夫
広報のみなさんは「ピーコ」って知ってますか。わたしはこの小説で知りました笑。フィクションでありながら広報と記者の関係性の緊張感や記者の内情がよくわかるので、記者さんとの関係構築に役立つ1冊です。
情報編集力(コンテンツ力)を磨くのに小説も必要だなと最近感じています。

note


● NHK取材ノート
NHKの記者さんの筆力と取材力の凄さを思い知らされます。広報の仕事をしている中でメディアの方々から学ぶことは本当に多く、わたしも記者・編集者の方に育てていただいて今のポジションがあると思っています。そんなメディアの方々の仕事を切り取った一部分に触れられる素晴らしいnoteです。

おまけ:昔実際に使用していた付箋だらけのマニュアル本2冊
カレーミュージアムの井上さんは現在も『広報会議』で連載を執筆されていますが、わたしがまだペーペーだった頃から本を出されてました。

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