①先生たちが1番恐れていること…/学級崩壊
今から数年前…
まさしく私はこの学級崩壊しているクラスの担任になることになりました。
去年崩壊していた学年…ではありません。現在進行形の
“すでに崩壊している地獄のような学級”にそのまま飛び込むことになったのです。
4月。
私はその学校に常勤講師として赴任しました。任された仕事は教科専科。
専科の経験は今までにもあったので、全く心配はありませんでした。
落ち着かない学年・クラスもあると聞いていましたが4・5月と過ぎていきました…。
ただ少しずつ、ほんの少しずつではあるんですが、ある学年のある1クラスだけが少し気になるところがありました。
もしかして子どもたちと担任の先生、うまくいってない?
私はその感じた違和感を信じ、考えすぎかもしれませんが…と校長先生に報告しておきました
それからというもの、その学級で授業をするたびに子どもたちがだんだん崩れいく様子が目に見えてわかるようになりました
転がり落ちていく・崩れ落ちていく学級のなんと早いこと…
立ち歩き、授業妨害、暴言、暴力…。
その学級には常に補助の先生が入ることになりました。
担任と補助の先生2人では太刀打ちできず、教務主任が入るなど先生がさらに3人になりました。それでも無理なので、保護者の方が5名ほど教室に入ることになりました。それでも立ち歩き、暴言、授業妨害はおさまりません。
結果、大人が何人入ろうとも学級が機能しない状態になりました。
私ももちろん専科の授業がないときにはそのクラスに向かいます。
担任や補助の先生への心無い暴言、来てくれている保護者まで馬鹿にし、暴言を吐く子どもたちの姿がそこにはありました。
結局…担任の先生は心が病んでしまい、1学期をもって病休をとることになりました。
そんな大人が何人入ろうとも機能しなくなった学級の担任にわたしが選ばれました。
強い意思で選んだのは校長先生。
職員会議では、暴言・暴力もあるとわかっている学級に、女性でしかも講師の先生に持たせるのはいかがなものか?と私のためを思い反対してくれた先生もいました。
しかし、校長先生の強い意志は変わらず、そして私も誰かが持たなければならないという責任感から引き受けることに…。
こうして私の初担任は年度途中の荒れたクラスとなりました。
そして校長先生の読みが当たったのか…。私はもがきながらも学級を立て直していきます…。
学級崩壊…
きっと先生たちが1番避けたい、逃れたい、そして恐れることだと思います。
学級崩壊や荒れるクラスはボタンのかけ違いのようなもので、いきなりではなく少しずつ少しずつ積み重なって起こるものだと思います。
なので私はこの投稿で不安にさせたいわけではなく、一年毎にクラスが変わり、いろんな学校・子どもたちにこれから出会っていくであろう先生たちに、もしこういうことが今後あっても少しずつ手立てをちゃんととっていけば必ず立て直せる!ということを伝えたいなと思いました。
そして、今の自分のクラス落ち着きがないなとか、もしかして荒れてるんじゃ…?と思っててもなかなか言い出せない先生、1人で抱え込んでる先生たちが少なからずいると思うんですね。
そういう先生たちの希望や、安心材料に少しでもなればと思っています。
「去年この学年荒れててさ〜。」
「うちの学校荒れててさ〜。」
という言葉は、何度も聞いてきましたが、
「ものすごく荒れたクラスを自分は立て直したよ。」
という人を私は15年の教員人生で1人しかみたことがありません。
ということは、私のこの経験は私にしか語れず…。
必要としている人は少数かもしれない、でもそれでもいい、今その渦中にいる人に届けばいいなと思っています。
~最後に~
↑ ↑ 上の投稿は…
本当に少数でもいいので、困っている先生に届けたいと思って、Instagramでちょうど1年前にあげたものです。
しかし実際は…
予想以上の反響で、当時、現在進行で悩んでいる先生方からたくさんの相談を受けることとなりました。
「早く続きが見たい!」
とたくさん声もいただいていたのですが、教員としての勤務もこなしながら、それ以外の投稿も続けながらだったので、実際には3カ月をかけて15本の続きをあげることとなりました。
もちろんその間にも、私のところにはたくさんの相談が舞い込み続けていました。
実際に、気持ちが楽になりました!励みになりました!頑張ります!と前向きになったと言われたり、なかには学級の状態が良くなりました!と学期末に感謝の言葉をかけてもらったりしたこともありました。
もともと困っている先生に届いてほしいと思っていたので、その後もずっと投稿を置いていたのですが、今回、自分がこれからやろうと思っている活動のことも考えて、誰でも閲覧可能Iなnstagramの投稿は『全て削除』しようと決め、今後はこのnoteにて有料ページとして掲載しようと思います。
ご理解よろしくお願い致します。
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