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元PTA会長(小笹小OB)×6年生総合「トントン山再生プロジェクト⑦」×社会教育|出前授業

1. トントン山ってだれのもの?



トントン山再生プロジェクト第7弾です🐼!
今回も小笹小学校の総合学習をレポートしていきます!

トントン山は60年程前に地域の方の手によってつくられ、そこからはずっと小笹小学校の絶対的シンボルとしてたくさんの人たちに愛されてきた山です。

ですが今の6年生にとっては低学年の時にだけ入ることができた山で、今となっては入れないことが当たり前の山で…。
そんな6年生の立場に立ってみると、いまひとつ小笹小学校の卒業生やトントン山を知る人たちにも愛されている山だということはわからないだろうなと想像ができました。

…ということで本日のゲストティーチャーはトントン山をよく知る人物

小笹小学校の卒業生でもあり、第23代目PTA会長でもありました
藤澤 毅彦さんにお越しいただきました👏!!

どのようなお話が聞けたのか今から紹介していきますので最後までお読みくださいね~♪

2. 昔のトントン山のことを聞いてみよう


6月のある日、福岡市中央区小笹小学校にお邪魔させていただきました。

まずは子どもたちへ①藤澤さんは元小笹小のPTA会長でもあり②そして卒業生でもあり③トントン山をよく知る人物であるという紹介がありました。

学校では唯一トントン山の数少ない思い出をもっている6年生にとってトントン山の思い出がある大人から話を聞くのははじめてのことです。

藤澤さんが小笹小学校に通われていた時のトントン山の思い出をまずはお話いただきました。

「昔のトントン山はね、自由に遊べる楽しい場所だったんだ。しかも今みたいに入り口は決まっていなくてどこからでも登れたんだよ。しかもなだらかであんなに急じゃなかったし、ターザンロープもあった。タイヤも埋まっていたな~。」

藤澤さんが話せば話すほど、子どもたちは思っていたトントン山と違う部分が多いのか、ものすごく驚きの
「えっーーーーーー!!!!」
が何度も聞かれて面白かったです笑

「小笹小のトントン山は1つしかないから。他の小学校ではこんな山はないからね。みんながまた遊べるように協力して復活させてほしいな。

小笹小学校OBでもある大先輩からもエールを託され前半は終了しました。

3. さらにトントン山についてくわしくなろう!


さあ、後半の時間は子どもたちから藤澤さんに質問をしていきます。

__トントン山では何人で鬼ごっこしていましたか?___
20数人はいたんじゃないかな~。

__どうやってのぼっていたの?___
自由に何か所もあがれたんだよ。チェーンからものぼってたな!

__落ち葉は昔もあった?___
定期的にすべらないように拾ってたね。
1年生から6年生まで自由に遊んでいたし、ステージもあったな。

__毎日遊んでた?___
毎日ではないな。その時に流行りの遊びをやったりするから運動場とうまく使い分けてたよ!

__昔と今のちがいは?___
昔はあんなに木が痛んでいなかった。斜面もあんなに急じゃなかったし、もっと登りやすかったな~

__トントン君はいた?___
昔はいなかったよ。ずっとかくれてたんだろうね。
噂によると10年前くらいに出てきたらしいもんね。
※ここで今日イチの「えーーーー!」が出てました笑
トントンくん、愛されてますね🐼♡

__木は倒れていた?___
枝は落ちていたけど、倒木とかはないよ

__入れなくなったことは?___
1度もないよ。

__藤澤さんにとってのトントン山とは?___
小笹小、小笹小校区みんなのシンボルだね。トントン山がなくなるということは小笹小の意味がなくなるくらいの山。

ここまででとにかく子どもたちの質問が止まりません。
子ども達にとってみたら、自分たちが想像しているトントン山と同じ思い出が語られる安心感もあれば、自分たちが知らない新しいトントン山が語られるワクワク感にみんな興奮しているように見えました✨

最後に…

__復活したらどんな山になってほしいですか___
危険性がゼロじゃなくてもいい。とにかく入れるようになってそのなかでいろんな学びを得てほしい。トントン山で遊んだ記憶を少しでもいいからみんなもってほしい。トントン山を復活させて小笹のすばらしさを再確認してほしいし、楽しい小学校だったなとずっと心の中にとめておけるようになってほしい。

ここには全て紹介できないくらい本当にたくさんの質問がでていました。子どもたちが昔のトントン山の姿に非常に興味をもっていたことがわかりました。

4. だれのために再生させたい?


今回ひたすら元気ににこにこ顔で質問をぶつける子どもたちと、どんな質問にも楽しそうに答える藤澤さんを見ていて、トントン山は世代を超えて愛されている山で小笹小学校にとってやっぱりなくてはならない山なんだなと再認識しました。

授業後の感想でも
「ぼくたちだけの山かと思っていたけど、そうじゃなかった。まだ遊んだことのない世代の人たちにも遊ばせてあげたい」
「お話を聞いてすごくうらやましいところもたくさんあった。再生させた時にはもっといい山をつくりたい」
「今よりも昔のことをたくさん知れた。またこれからも新しいトントン山をつくっていきたい」

トントン山を再生させるための対象が“自分たち”から“これからの未来”に変化していることにすごく感動しました✨

藤澤さんに率直な感想を伝える子どもたち

子どもたちに大変貴重なお話をしてくださった藤澤さん本当にありがとうございました!

今回授業を受けた子どもたちの感想を少しですが紹介させていただきたいと思います。

子どもたちからの感想!ほんの一部です✨

5. どんどん進行していくプロジェクト


今回お話をしていただいた藤澤さん。
去年の60周年記念誌にトントン山といっしょに掲載されています。

今回特別に掲載の許可をいただきました。

ちょっと見にくいですが…。トントン山は“小笹小の財産”という言葉もありますね!


そしてこの時、藤澤さんの写真の左に写っていらっしゃる秋間 武志さんが今回のトントン山を守る会の会長さんなんです✨

クラファン伴走の武さんも加わり、打ち合わせ中

この日は武さんも交えてみんなで今後の流れについて打ち合わせを行いました。クラファンのページ開設の手順を確認し合ったり、学校・地域と連携していく確認も行いました。そして秋間会長からは“トントン山を守る会”のクラファンの口座が開設されたこともご報告がありました。

子どもたちのがんばりも想いもたくさんありますが、大人たちもたくさん協力してどんどん進めています!

~おまけ~


◆去年発行の60周年記念誌のある1ページ

記念誌の中にはトントン山と言う言葉がたくさん並びます


◆トントン山ができたときの記念誌(約60年前)

60年程前にこうやってできたと思うと…🥹
この写真だけでもうるっときちゃいます…🥹

ものすごく貴重な写真ですね!トントン山が出来たときの当時の記事です!
トントン山の名付け親の子も載っています✨

こうやって歴史を振り返っていくと、トントン山は長い歴史のなかでずっと愛されてきたんですよね。

私が今こうやってnoteに記したり、いろんなSNSに発信していますが、願いとしては1人でも多くの遠方にいる小笹小学校OBの方々にこの現状を知ってほしいということです。

2024年度の福岡市立小笹小学校の6年生が、みんなに愛されたトントン山を朽ち果てさせないように再生させようと先生方や地域の方々、また社会の方々を巻き込んでがんばっています。

必要な方々にこの投稿が届きますように…✨


またこのプロジェクトは今後も追っていきますので、引き続きご覧になってくださいね🐼!

最後までお読みいただきありがとうございました~!!

1代目トントンくん&2代目トントンくん


※小笹小学校卒業生からパンダのトントンくんは2代目だと聞いていたのですが、見つかりましたよ!!!1代目トントンくん😍

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