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魂のこよみ

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Anthroposophischer Seelenkalenderは,ドイツの神秘思想家ルドルフ・シュタイナー(Steiner, Rudolf)が1912年に発表した詩篇形式のカ…
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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第3週

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第3週

「世界は美しい」

太陽の白い光に 照らされて
事物は それぞれの輝度を増す

番を待ち兼ね こぼれだす花びら
領分を越え 縦横に繁茂する草木

光に貫かれた生命の渦巻きに
思わず引き込まれ

その美しさに心動く時

私は 消えてなくなる

光は私をも貫いて
世界と私は 等しく輝くから ああ

「私も美しい」

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenk

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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】5月第3週

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】5月第3週

天を駆け上がり
太陽に近づきすぎたイカロスは

たしかに恐れ知らずで 
傲慢だったかもしれない

でも
太陽があんなに輝いていたら
背中に大きな翼があったら

誰だって
飛んでいきたくなる

羽ばたきの音
フワッと軽く どこまでも舞い上がる

温かく 熱く 上気する頬
目が眩む 真っ白な恍惚

──ああ,予感よ。

遥か先を見通して
向こうみずな私の手をとり 導いてほしい

切なくも大胆なる
やむ

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