経済の未来
最近、個人的に勉強していた世の中はどうなってしまうのか?
についてある本と出会い今までになかった発想があり「これだ!」となりました。
その本のタイトルは「経済の未来」です
これまで自分は現在の資本主義に関する色んな本を読んできて、「なぜ、人は今の社会がおかしいと思いながらも、社会に順応し続けるのか?」や「人の無意識の内にある欲求とは何なのか?」「今の社会の仕組みは続いていくのか?」といった疑問に対しての一つの解がこれといって無く。
それだけ複雑な問題なんだろうと思っていましたが、この本を読んでかなりスッキリしました。
かなり上級者向けの哲学書なので、興味ない方は読みにくいかもです泣
この本の内容を端的に言うならばそれは「賢明なる破局主義」という言葉で表されます。
それはどういう意味かと言うと、リーマンショックで明らかになった、金融資本主義の欠点を誰しもが問題視しながらも、現在に至るまで改善されてこなかった。
つまり、今後も1つの例外を除いて改善されない可能性が高いということです。
その例外の1つというのが「破局」です。
簡単にいうと世界の秩序やルールが崩壊し、「破局」を経験することで、新しい秩序やルールが生み出されるという著者の意見でした。(めちゃコンパクトにまとめました笑)
そもそも大衆は「気候変動」「食料危機」「経済格差」などの社会問題を認識しつつも、なぜ実際の行動に中々表れてこないのか?この疑問に対して著者は
「知ってはいるが、信じていないから。」と述べていました。
本当にその通りだと思いました。
「気候変動」「食料危機」「経済格差」が行きつく破局的なシナリオを信じたくないから、行動に移しにくい。これは、無意識的なものが大きいと思います。
現在、別にゴミの分別や経済格差について真剣に考えなくても、美味しい飯は食べれるし、幸せな生活を送れる環境があるのである種の危機意識が薄れているという言い方もできます。
ですが、このままいくと「破局」は間違いなくやってきます(リーマンショックがあらわにした)
厄介なのが、「破局」がいつ来るのかわからないのです。
ならば、きたるべき「破局」を想定し、できる準備はしておこうということです。
歴史的に見た「破局」のシナリオとして2つのパターンがあります
①人間が生存に必要な条件の破壊
②戦争・紛争
①に関しては先ほど述べた「気候変動」「食料危機」が当てはまるでしょう
著者は①ではなく②によって破局的局面を迎えるといっています。
その理由は、「気候変動」「食料危機」が合理的な解決不可能な喫緊な課題として人類の障壁となった時、間違いなく争いが起こるからです。
今はアメリカがG11.12にしたいという意向も見せるぐらい、世界をリードしていく国が存在しない時代です。
その内容については下記の本に詳しく書いています↓
なので、各国も自国の利益最優先の政策ばかりが目立ちます。そんな状況も相まって来たるべき「破局」は争いが伴うでしょう。
核兵器という全てを破壊する兵器が決して使われれないように祈るばかりです。
現在核戦争の議論は相互確証破壊を前提としているのでまったくされてませんが、核の技術開発は着々と進んでおり「小型核」というものも出来ています。
さらに、戦争の悲惨さを知っている人達が亡くなっていっており
そういう時こそ、一番核戦争が起こってしまうのでは?と懸念しています。
一発撃ってしまえば、後戻りはできません。
これだけ、悲観的なことを書けば、気持ちが暗くなってしまいますが
今の社会に足りないのその悲観的な危機意識だと考えています
皆さんもぜひ来たるべき「破局」を一度は考えてみてはいかがでしょうか?
AmzonのURLを貼らしていただきましたが、興味のある方は是非手に取ってみてください。考え方がガラリと変わりますよ!
スキ・コメントお待ちしております!
最後まで見ていただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?