コロナと、生きる。Week 6

“写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに
COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。

コロナと、生きる。Week 6／2020.5.6 - 2020.5.12

5月6日。1時57分に緊急地震速報が鳴った。2日前にも地震があった。夜は、ビッカビカに光る雷と大雨。本来の自然の姿、その脅威を思い知る、コロナ期間。

5月7日。明日の取材に向けて、むっちゃそわそわしてる。やばい。怖い。

5月8日。取材を終えた。始まるまで本当に実感がなくて「いやー、これ中止になるっしょ」って心のどこかで思ってた。なぜ自分がこの仕事をやれてるのか、この人を取材する立場に立ててるのか、自分は何者なのか、全然把握できない感覚が常に自分の中にある。

5月9日。ニューヨークは雪だそう。1947年に記録した史上最低気温を更新、5月に雪が降るのは1977年以来とのこと。

5月10日。「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿が400万件を超え、Twitterのタイムラインがざわざわした日。「ミュージシャンが政治を語るな」という意見に対しては、こないだの取材でいい言葉をもらえたからそれを早く届けたい。テレビはニュースを除いて再放送だらけ。サザエさんも、新作を制作できずに当分のあいだ再放送になるという（1975年のオイルショック時以来だそうだ）。

5月11日。天気がよく、自分への「お疲れ！」も含めて、打ち合わせのあいだにソフトクリームを頬張る。最高気温は29度で、1分くらい外を歩いただけでこんなにも溶けちゃった。

5月12日。4月の自殺者数が前年比約20%減。学校や職場で苦しんだり鬱病を患ったりする人の数が減ってる、という見方もできる。身近な人と話していても、「不謹慎なのは分かってるけど、緊急事態宣言はまだ明けて欲しくないよね」といった意見も出る。休業によって生活が追い込まれてる人がいる一方で、在宅時間が増えることで自分の心身を守れている人もたくさんいる。

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「コロナと、生きる。」Introduction :
https://note.com/yukakoy/n/n099c3314669b

Text & Photo：矢島由佳子
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