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コロナと、生きる。

感染症の世界的流行によって、
生活も、働き方も、経済の回り方も
地球規模で一気に変わった日々。

2020年4月1日より、
写ルンですを持って、1日1枚写真を撮るとともに
COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、
記録していこうと思いました。

私は、感染症の専門家でもなければ、政治家でもなく、社会学者でもありません。
東京という街で暮らすひとりの生活者として、その記録を綴ります。
しいていうならば、編集者・ライターとして、この歴史的な日々を、その中で人の心はどう動くのかを、綴らずにはいられなかったという気持ちです。

写真には、いくつか綺麗な画をおさめることができました。
「1日1回しかシャッターを切らない」と決めていたおかげで
日常的な景色を目を凝らして見るようになりました。
たとえ人間にとってどんなカオスな状況にあっても、
綺麗な景色、というか、綺麗に見える現象は、自然界で絶え間なく起こっているのだと思います。

なお、外で撮影しているものはすべて
ランニング、ウォーキング、食べ物や生活品の買い物、もしくはやむを得ない事情で外出したものばかりで、
不要不急な外出は控えています。
STAY HOME, STAY SAFE!!
感染症拡大防止のために毎日第一線で動いてくださっている医療従事者の方々に心より感謝を申し上げます。


コロナと、生きる。Week 1/2020.4.1 - 2020.4.7


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4月1日。新生活がはじまる日のはずなのに、今日はなにもはじまる気配がない。止まること、終わることばかりが目に入ってくる。なにかをキレイに洗い流してくれるような雨でもなく、ただ、桜のピンク色を滲ませる霧雨。


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4月2日。「布マスク2枚」宣言がされた翌日。確定申告を終わらせる。税金とは何かを考える。


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4月3日。そろそろ人恋しくなってきた。猫と見つめ合う時間さえも愛おしい。


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4月4日。外出自粛要請が出た土曜日。公園にはめちゃくちゃ人がいる。今の家に住んでから一番人が多い公園の光景を目の当たりにしているんじゃないか、と思うくらいに人がいる。他の街も普段と変わらずに人がいたと聞く。人間も、太陽を浴びなくてはならない生き物だとは知ってる、だけれども。


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4月5日。花を買ってきた。miletさんがインタビューで、最近花が好き、と話してくれたことを思い出す。鮮やかで可愛い色が目に入ると、優しい気持ちになれる、と。終わりが見えない外出自粛要請が続く中、1週間前にやったmiletさんのインタビューが自粛前最後の対面取材となりそう。


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4月6日。18時半のスーパー。「ソーシャルディスタンス」という概念はまだ日本では微塵も浸透していない。


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4月7日。ついに緊急事態宣言が発令された。人間の経済活動が崩れている一方で、世界中の自然は本来の姿を取り戻しているという。心身の健康のために1日1回は外に出るようにしている中で、「この花かわいいね」なんて会話を交わす。数十年ぶりに鉄棒で逆上がりをする。時間に余裕ができた表れだな、なんてふと感じたけれど、本来はこれくらいの余裕が常に生活の中にあるべきだよな、と。


Next : Week 2
https://note.com/yukakoy/n/n3f299c8e3b02


Text & Photo:矢島由佳子
https://twitter.com/yukako210
https://www.instagram.com/yukakoyajima_works/

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