矢島由佳子(音楽ライター・編集者)

これまで数々のアーティストをメジャーデビュー前にフックアップ。ポール・マッカートニー来…

矢島由佳子(音楽ライター・編集者)

これまで数々のアーティストをメジャーデビュー前にフックアップ。ポール・マッカートニー来日時唯一の取材記事を担当。アジカン後藤氏主宰ポッドキャスト『APPLE VINEGAR』パーソナリティ。「家族のための男飯🐒もんきち」プロデューサー&妻(SNSフォロワー45万超)

最近の記事

2023年ワークスまとめ

音楽ライター・編集者/プロデューサーとしての 2023年のワークス一覧です。 2023年は インタビューの本数が100本を超えました。 ライブレポートのステージ数は70本超え。 これまでも、新しい才能をいち早くキャッチし 世に紹介する機会をたくさんいただいてまいりましたが、 特に2023年は、若き才能がインターネットを通じて高い技術を習得し発信までできる時代であること、さらに私自身がTikTokで働いていたこともあり、 2000年代生まれ/Z世代のインタビューをたくさんや

    • 2022年ワークスまとめ

      音楽編集者・ライター・インタビュアーとしての2022年ワークスです。 ご依頼・ご相談などございましたら、 お気軽にご連絡ください。 yukako210@gmail.com 【雑誌】■ROCKIN'ON JAPAN 3月号  ・ズーカラデル インタビュー  ・すりぃ インタビュー ■Rolling Stone Japan vol.18  ・Aile The Shota インタビュー  ・Awesome City Club 編集 ■ROCKIN'ON JAPAN 5月号

      • 2021年上半期 衝撃を受けた邦楽トップ10

        「2021年上半期に衝撃を受けた邦楽トップ10」を、 完全なる独断と偏見でピックアップします。 2021/1/1〜2021/6/30のあいだにリリースされた曲が対象です。 10位 Daichi Yamamoto「Pray feat. 吉田沙良(モノンクル)」 Daichi Yamamotoと吉田沙良(モノンクル)という組み合わせが意外でまずそこで驚き(桑原あいさんきっかけの繋がりだそう)、そして楽曲を聴いたらもうガツンと喰らいました。Daichi Yamamotoのパーソナ

        • このご時世にCDが発売日に完売し1か月で4刷いった事態の裏側

          突然ですが、 最近読んだ本の中でもっとも共感した一冊がこちら。 「編集」の活動の範囲が広がってるよね、という前提から作られている一冊で、 1ページ目には「編集者」の定義として、 ここで取り上げている編集者とは、言うならば、「自らを媒体に、人/歴史/産品/知/土地といった文化資源を複合させて、新たな価値を生み出す人々」と定義づけることができます。 と書かれています。 私自身、「メディア」の定義・中身がめちゃくちゃ多様になってきた今、音楽にかかわる「編集者」がやるべき

          年が明ける前に2021年の抱負を言ってみる

          8月から7階に住んでいる。周りに高い建物がほとんどなく、狭い部屋の中からでも広い空が見えることに、「外出自粛」やら「ステイホーム」やら「在宅勤務」やら、これまであまり耳にしなかった言葉で呼ばれるようになった2020年の日常生活が少し救われたように思う。 空が絵画のようになっている瞬間、思わず写真を撮りたくなる。でも、「このメール返してから」「これをツイートしてから」「この動画を見てから」なんてことを考えて数分後にスマホやフィルムカメラを持って窓を開けると、空の色はすでに変わ

          年が明ける前に2021年の抱負を言ってみる

          どうしてもやりたかった企画。音楽業界に対する「これでいいんだっけ?」

          11月9日より、 以下の企画がスタートしました。 「fox capture plan、最新アルバムの発売を記念してプレイリスト&楽曲レビューを公開 第1弾はおかもとえみ、鹿野 淳(MUSICA)が参加」 11人のミュージシャン・著名人が、自分なりの「DISCOVERY」をテーマに、fox capture planの楽曲を含めてプレイリストを作成。 そして、 11人の音楽評論家・ライター・業界関係者たちが、アルバムに収録されている楽曲について、1人1曲ずつレビューを執

          どうしてもやりたかった企画。音楽業界に対する「これでいいんだっけ?」

          コロナと、生きる。非日常と、変わらない日常の記録

          「Week 10」まで続けていた、「コロナと、生きる。」シリーズ。 リスペクトしているある方から、このシリーズに対するお誉めの言葉をいただき、 自分の中だけに閉まってあった「Week 10」以降の写真と言葉の一部を公開することにしました。 “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 コロナと、生きる。EXTRA EDITION 6月11日。本日、関東で梅雨入りが宣言された。梅雨入り直前、朝

          コロナと、生きる。非日常と、変わらない日常の記録

          コロナと、生きる。Week 10

          “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 混乱が起きても、そこに美しくあり続ける自然現象とともに。 コロナと、生きる。Week 10/2020.6.3 - 2020.6.9 6月3日。最近は、大きなチェーン店よりも個人店を選ぶことでサポートできたらな、と考えているのだけれど、いざ個人店に入ると上から目線な態度で接客されることもあって、虚しい気持ちになる。と、書いていて気づいた。「サポートできた

          コロナと、生きる。Week 9

          “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 混乱が起きても、そこに美しくあり続ける自然現象とともに。 コロナと、生きる。Week 9/2020.5.27 - 2020.6.2 5月27日。昨晩なかなか眠れず、目〜頭〜首〜肩の痛みがすごい。2日連続、とても有意義な対談取材をZoomでやらせてもらった。 5月28日。夕方、久しぶりに父と15分程電話で話をする。アメリカでは、白人の警察が黒人男性・ジ

          コロナと、生きる。Week 8

          “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 混乱が起きても、そこに美しくあり続ける自然現象とともに。 コロナと、生きる。Week 8/2020.5.20 - 2020.5.26 5月20日。自粛期間にも慣れてきて、感情の起伏が落ち着いてきた。このあとまた前のような日常に戻ると、心身の体力を取り戻すのが大変そうだ。 5月21日。食には「空腹を満たす」以上の作用がある。約2か月間の自粛期間中、もし

          コロナと、生きる。Week 7

          “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 コロナと、生きる。Week 7/2020.5.13 - 2020.5.19 5月13日。人との距離感って難しいよね。いつの時代も。「新しい生活様式」でなにが変わるのか、なには変わらないのか。やってみないとわからない部分も多い。17時過ぎには仕事を終えて、18時から飲んで20時には切り上げる、その分朝の始まりが早い、みたいなことにもなってくるのかなあ。

          コロナと、生きる。Week 6

          “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 コロナと、生きる。Week 6/2020.5.6 - 2020.5.12 5月6日。1時57分に緊急地震速報が鳴った。2日前にも地震があった。夜は、ビッカビカに光る雷と大雨。本来の自然の姿、その脅威を思い知る、コロナ期間。 5月7日。明日の取材に向けて、むっちゃそわそわしてる。やばい。怖い。 5月8日。取材を終えた。始まるまで本当に実感がなくて「い

          コロナと、生きる。Week 5

          “写ルンです”で1日1枚写真を撮るとともに COVID-19によって、何が変わるのか、何が変わらないのか、記録していく。 コロナと、生きる。Week 5/2020.4.29 - 2020.5.5 4月29日。公園の遊具は使用禁止に。おかげで人は減ったが、それでもずっと家にいることはどうしてもできない、公園以外に行ける場所がない、という小さい子と親もいることを想像する。今日は、本日リリースされたKOHHのアルバム聴きながらランニング。他の女の子が好きだ、ってアルバムを聴き続

          コロナと、生きる。Week 4

          コロナと、生きる。Week 4/2020.4.22 - 2020.4.28 ※写真なし(シャッターは押したが現像されず!) 4月22日。昨日は低気圧が酷くて、さらに日々の寒暖差も激しく(最高気温が19日22.5℃、20日10.7℃、21日18.9℃)、コロナ関係なく身体がやられる。常套句である「元気ですか?」「ご自愛ください」には、コロナ時代ならではの重みが生まれている。人間が自然を痛めた分だけ、自然が人間を痛めにきているかのよう。 4月23日。仕事を終えてキッチンに行

          コロナと、生きる。Week 3

          コロナと、生きる。Week 3/2020.4.15 - 2020.4.21 4月15日。オンラインで打ち合わせやインタビューをやっていると、相手の後ろから子どもの声が聞こえたり、奥さんが声をかけてきたり、ピンポーンと玄関の音が入ったりする。「この人にも家族がいるんだ」「この人にも暮らしがあるんだ」って、殺風景なオフィスでビジネストークだけをしているとどうしても頭からこぼれがちなことが、こういう場面では知ることができる。ドライだった大人の会話に温度が生まれる。 4月16

          コロナと、生きる。Week 2

          コロナと、生きる。Week 2/2020.4.8 - 2020.4.14 4月8日。緊急事態宣言発令、初日。この状況でもPVを稼ぐために読者に勘違いをさせてバズが起きやすい小細工を仕掛けているメディア、見出しの前半部分やトップ写真だけから情報を摂取して誤読してる読者たちに、嫌気がさす。パニックの大きさと、人々のリテラシーは、ゆっくりと反比例に動いていく。 大好きな飲食店たちが悲惨な状況に陥って、悲しいかな、閉店を決めたという連絡が入ってきたところも。この街で人気の持ち帰り専