まっすぐに。謙虚に。NHK朝ドラ「らんまん」の主人公から「神さまに応援される人」の特徴を学ぶ
前にも書いたけど
最近さらにNHK朝ドラ「らんまん」にハマっている。
植物のことが好きすぎて、植物を研究するためなら苦労もいとわず夢中になって夢を切り拓く主人公、槙野萬太郎を毎日応援して始まる朝。
好きなことに夢中で取り組む萬太郎を見ていると、わたしも頑張るぞ!と元気をもらえる。
今日は特にしびれるセリフがあった。
植物学の学会誌を発行して世に植物学を知らしめようと意気込む萬太郎。彼をよく思わない東大の先輩がたは
「学会誌ごときで、本当に世界が動くと思っているのか?」と聞く。
すると萬太郎は
と、強い意志をもった声ではっきりと言う。
このまっすぐに突き進む情熱がたまらなくわたしの心に響くのだ。
そしてこの主人公、万太郎を見ていると、「神さまに応援される人ってこういう人だよなぁ」としみじみ思う。
植物研究をするために、知らない場所に飛び込んでいくのだが、時代は明治初期。いきなり地方から東京に出てきたよそ者に最初は警戒心を抱く人たち。
けれど持ち前の明るさと情熱、そして謙虚さで、人の嫌がることや面倒そうなことをどんどん積極的にやったり、役に立てることは全力で取り組んでいくひたむきな態度に、徐々に周りの人が手を貸してくれるようになり、だんだんと応援してくれる仲間が増えて行っている。
この話は実在の植物学者がモデルなので、この先植物学研究で大成することを知りながら見ているが、ただ「成功した」ということでは、この紆余曲折は分からないし、どこまで実在のモデルに近づけているストーリーなのかは分からないけれど、とにかくこの「らんまん」で描かれている万太郎は「みんなが応援したくなってしまう要素」を持っている。
高知の造り酒屋の跡継ぎとして大事に育てられ、お金に困ったことがない坊ちゃん育ちの万太郎だが、決して奢ることなく、誰かを見下すことなく、自分の役に立てることに全力を尽くす。
そんなことされたら、誰だって応援したくなっちゃうんじゃないかなぁ。
「神さまに応援される人」って、結局、人が応援したくなっちゃう人に通じるよね、と思う。
腐らずに印刷屋の仕事の下働きから始め
何のツテもなく飛び込んだ長屋で、盗人行為を働いた男の子どもを介抱したり、なんとか潜り込んだ大学の植物学教室で嫌な顔されながらも腐らず、笑顔で人々に接し、コツコツとできることをやっていく。
さらに、植物の学会誌を出すためには石版印刷の技術を習得せねばと印刷屋で修行させてくれと突撃。最初は嫌がらせ三昧されるが、それでもめげずに笑顔で熱心に下働きに取り組む姿に、親方は一目置くようになる。
そういう態度が、人の心を頑だった人の心をゆるませ、よそ者と警戒していた人の心を緩ませていく。
彼がすごいのは、恵まれているとか、そういうことではなく、
その腐らずにまっすぐに進む心と、謙虚さ。
大店の坊ちゃんだった彼が傲慢になることなく、どこに入っても真面目で謙虚にまっすぐでいる。そういう人柄だからこそ、彼に運が向いてくるのだなぁと思う。
わたしもそういう人間でありたいなぁと思いながら、毎日「らんまん」を楽しんでいる今日この頃だ。
今日もお読みくださりありがとうございました!
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