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推し活はアラフィフの心身をどんどん健康にする魔法だ【[BTS:Yet To Come in Cinemas」声出しアミボム上映会】

声を出してみんなで一緒に歌うって、こんなに楽しいんだなーと久しぶりに思った。

1.コロナ禍で大声を出せなかった生活に終止符


コロナ禍でまるっと3年、大勢の場所で声をあげることがはばかられ、それもすっかり当たり前になり、なんだか心に穴が開いたような気持ちだったけれど。

BTSの釜山コンサートの映画『BTS: Yet To Come in Cinemas』を見ながら、アミボム(BTS専用ライトスティック)を振って歓声をあげられる「アミボム応援上映会(歓声あり)」に行って、久しぶりに思いっきり歓声をあげることができた。(マスクは苦しかったけど)


って、結婚してからライブなんてとんと行ってないので、ライブに飢えてるわけじゃなく、ただ「三密回避」という言葉に行動を制限され、しんどい思いをしていただけに、こういう機会はすごく貴重に思えた。

2.思えば、推し活のきっかけもコロナだった


そういえば、推しができたのもコロナ禍で人と会う予定もなく、家で暇をこいて、息子のオンライン授業のために購入したiPadでいろんな映像を見始めたのがきっかけ。惜しみなく出てくるBTSの映像に、ズンと沼ったのはあの時期だ。


そしてBTSが兵役のために一時グループ活動休止となってもその熱は冷めず、逆にコンテンツに飢えてグッズに走ったり、コンサートの映像でしか見られないグループを、活動再開までの糧にしようと日々ファンたちが映画館に足を運んでいるというわけだ。

3.コンサートグッズで気合を入れて参戦


実は一度普通の2D、無歓声(というか、普通に静かに見る)ほうの映画を一人で観に行ったのだが、そこに掟破りのアミボム持参客がいて、わたしの視界を遮ってアミボムを振りまくったので迷惑すぎてそちらに気を取られ、ほぼ記憶がない。

今回は気を取り直して、前面と側面にスクリーンがある「ScreenX」上映で、かつアミボムを振って声を出して応援できる上映会に、わたしを沼にハメたママ友と参戦。

釜山コンでメンバーが着ていたTシャツとパーカー、そしてジミンが以前コンサートでしていたネックレスで気分を盛り上げる。

待ち合わせした友人とランチしながら、この日のために買ったアミボムに、ステッカーを貼る。というか細かい作業が苦手なので、手先が器用な友人に貼ってもらう。

可愛く仕上がったジミン。

持ち手にも

そしてネットプリントなどで作った推しグッズをお互いプレゼントしあい、盛り上がりまくって祭壇化した推したち(笑)

昔のわたしだったら「ケッ、ばかばかしいw」と思っていたような、シンプルにアイドルを見てカッコイイとか可愛いとかでワイワイキャーキャーやるのが楽しい。

盛り上がったままいざ劇場へ。コンサートグッズの紫パーカーを着込んだ人たちがたくさん集まっていて、気持ちがたかぶる。

きっと、実際にコンサートに行っていれば当たり前の光景かもしれないが、推し活初心者で、しかもコンサート未経験、ARMY初心者なわたしたちには「ファンが集まっている」という景色さえ新鮮。

4.迫力満点の「SCREEN X」と歓声で気持ちは最高潮

今回選んだ「SCREEN X」の画面は通常のものと違って両脇にも大きなスクリーンがある。そこで前面だけではとらえきれない別のメンバーや表情を映し出す。

事前情報で一番後ろの席が、全体を見渡せて、かつアミボムも後ろの人に気を遣わずに振り回せるとのことで、気合を入れて1番後ろの席をゲット。

座席に座り、それぞれがアミボムを手に、好きな色の光で応援。しっかり掛け声をかける人や、推しの登場に叫ぶ人、それぞれが楽しんでいる。そしてコンサートの映像と劇場内がシンクロするアミボムが美しい。

やっぱり静かに見るのと違って、歓声を上げ、ライトスティックを振り、かっこいいねーと友達と話しながら見るコンサートは最高だ。映画でこれなんだから、生で見たらもっと楽しいんだろうな。

5.コンサート体力がなさすぎると痛感

けれどひとつ、初めてアミボムを振って思ったこと。「アミボム振るのが疲れる」アミボムは結構大きく、そして乾電池4本も使うシロモノ。結構重い。

コンサートスタートして1曲丸ごとアミボムを振ったら、すでに腕が疲れてしまった。座って腕を振っているだけでこの疲れなのに、コンサート数時間なんて体力が持つのだろうか、と不安になる。友人と2人で「マジでコンサート体力作りをしなくちゃね」と話しながら観た。

なんだかんだほとんど全部の曲が歌えてしまうので、一緒に歌っていたら声まで枯れた。

6.叫んで、楽しんで、泣いて。まさに「生きてる」を実感

もうグループ活動停止直前のコンサートと分かっているので、メンバーのコメントにはみんなウルウル涙する。

高揚して叫んで、楽しんで、盛り上がって、歌って泣いて、「生きてる」感じがした。

ずっと思ってたけど、再確認。
芸術やエンタメは不要不急じゃない。必要だよ。

エンタメや芸術は、人の心を潤す。

そんなこんなで思いっきり楽しんだアミボム上映会。

7.推し活はわたしと世界を平和にする


自分がこういう推し活をしてみるまでは「バカっぽくてこっ恥ずかしい」と正直思っていたのだけれど、その中に入ってみてこそ、その楽しさが分かるってもんだ。

踊る阿呆に 見る阿呆 同じアホなら踊らにゃソンソン

とはまさにそのことで。

そうやって斜めから見ていた行為は、実は自分が本当はピュアに楽しめるものなら楽しんでみたくて、でも自分の中の何かが邪魔をしていままで手を出さなかったものなのかもしれない。

おばさんになると、そういうプライドを保つのが面倒くさくなるから、どんどんピュアにいくのかも。

そんな推し活って、普通に楽しくやっている分には、かなり平和で幸せな行為だ。

アイドルは個人ではなく、そこに「アイドル」として存在しているわけで、こちらはシンプルに好きな推しを推していればよいわけで、移り変わるブームに乗るもよし、固定の推しを推しまくるもよし、それも自分の好みだ。それで経済は回るし、自分は幸せだし、健全だよね。

ただし、あまりハマりすぎると、推しを思うがゆえに?ファン同士の争いが発生したりしているようだが、なんかもったいないなぁと思う。なのでわたしはそういうところには関わらず、楽しく推せる推し活をする。

8.推し活はアラフィフの心身を健康にする魔法かもしれない


そして今回気づいたのは、マジで主婦になってから体力が落ちているなぁということ。

コンサートなんて、人混みの中入場までに数時間並んで、さらにそこからコンサートを立ちっぱなしで2時間くらい観て、帰りはまた人混みの中乗れない電車に無理やり乗ったりして帰るんでしょ。持つ気がしない。

なので本気で体力づくりをしなくてはと思った。大嫌いなウォーキングやジョギングとかに手を出しちゃうかもしれない。

こんなに身体を動かすのが嫌いなわたしがそこまで考えると言うだけでも、推しの威力はすごい。


テコでも動かなかったのに、コンサートに行くためにならジョギングしようかなと思う原動力になってしまったのだもの。(といってもまだ考えているだけだが、考えが浮かぶだけでも大進歩)

そう考えていたら、アラフィフ主婦の自分にとって「推し活」というのは、それを通じて心身ともに健康になってしまうスゴイ活動かもしれない、と気づいてしまった。

今年50歳を迎えるわたしだが、推しはこれからのわたしをどんどん元気にしてくれそうな気がする今日この頃だ。

今日もお読みくださりありがとうございました!

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