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*Couve*ケールは青汁だけじゃない!

サンパウロの愉快米です。ケールっていう野菜をご存知ですか?日本では、青汁の材料として知られていますが、ブラジルではコーヴィと呼ばれる野菜で、普通に野菜として調理されるのが一般的です。

ブラジル人は意外な方法で、日常的にケールを食べていますよ。


▼目次
・フェイジョアーダの付け合せに欠かせないコーヴィ
・ケールのにんにく炒め
・サラダにもなるケール
・栄養満点のケールをお手軽に


フェイジョアーダの付け合せに欠かせないコーヴィ

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ブラジルの伝統料理といえば、フェイジョアーダ。干し肉、燻製肉、豚の各所を入れて煮込んだ、黒豆料理です。

その昔、アフリカから奴隷として連れて来られた黒人たちが、様々な肉の残り部分を入れて、黒豆と一緒に煮込んだ賄い料理がその始まりだとか。

毎週水曜日と土曜日がフェイジョアーダの日とされていて、レストランのメニューに登場します。

フェイジョアーダといえば、基本的にはブラジルの油ご飯、ケールのにんにく炒め、ファロッファが1セットです。

義実家では、トマトたっぷりのビナグレッチを一緒に食べると消化がいいらしいとどこかで聞いて、いつからかビナグレッチも欠かさず用意するようになりました。

個人的に好きなのは、タバスコ。フェイジョアーダにはタバスコがとてもよく合います。

ブラジル料理って辛いものがあまり無くて、辛いもの好きにはちょっと物足りない。タバスコを使う機会といえば、コシーニャやエスフィファといった軽食に、ケチャップやマスタードと一緒にかけるくらいでしょうか。

なので、フェイジョアーダの日はここぞとばかりに、タバスコをたっぷりかけます。


ケールのにんにく炒め

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=レシピ=

1.ケールは、緑色のちょっと固めのタイプと、黄色がかったちょっと柔らかいマンテーガという種類があります。お好みで選んでください。

2.一枚ずつ洗った葉っぱを何枚か重ねて、端からくるくる巻いたら、キャベツの千切りの要領で、千切りにします。

3.2を大き目のボウルに入れ、たっぷりの水で洗います。私は野菜を洗うときには、重曹を少し振りかけます。虫、汚れ、残留農薬が落ちると聞いたことがあるからですが、ブラジル人はお酢をかけて洗う人が多いようです。

4.3の水を切っておきます。フライパンにみじん切りニンニクを入れたら油で炒め、香りが出たらケールを投入します。お義母さんは隠し味に玉ねぎスライスを少々入れるので、私も真似してます。

5.塩コショウでお好みの加減に味付けし、しばらく炒めます。すぐに綺麗な緑色になりますが、結構堅いのでしっかり炒めて、味見しながら様子を見ましょう。

6.油が少なすぎたり、炒めすぎたりすると、水分が飛んでカリカリになってしまうので要注意。最後に味を整えて完成です。


サラダにもなるケール

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=レシピ=

1.同じケールでも、マンテーガの方が柔らかくてサラダ向き。洗って千切りにするまではニンニク炒めと同じです。

2.千切りにするとき、出来るだけ細く切るのがポイント。

3.たっぷりの水で洗ったら(重曹、お酢洗いはお好みで)水を切ります。スライス玉ねぎを少々加えると、もっと美味しいかも。

4.オリーブオイル、塩、レモン(なければお酢でも)で味付け。オリーブオイルをかけたらまずしっかりと馴染ませ、その後、適当に塩を振ったら、塩を溶かすようにレモン(お酢)を振りかけて、よく混ぜ合わせれば出来上がり。

5.さすがにちょっと青臭いので、レモン汁をたっぷりかけるのがポイントです。


栄養満点のケールをお手軽に

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日本では青汁の原料と知られているケール。栄養満点のスーパーフードのイメージですね。ブラジルではニンニク炒めが一般的で、フェイジョアーダに限らず、フェイジョンや他の料理にも合います。

旦那は胃の調子が悪くなると、新鮮なケールをミキサーにかけ、青汁にして飲んでいました。リンゴを一緒に入れると飲みやすいかもしれません。

ブラジルではどこにでもあるケール。日本だと手に入りにくいかもしれませんが、青汁だけでなく、普段の食事に気軽に取り入れられるといいですね。




思い切って飛び出した海外で、人生が変わりました。旦那は日系ブラジル人2世。家族で南米の旅に挑戦中です。海外に出たい、ブラジルに興味がある、人生を変えるきっかけがほしい等、気軽にご相談ください。

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