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9月7日はブラジル独立記念日

サンパウロの愉快米です。コロナ自粛開始と同時に再放送された「NOVO MUNDO(新世界)」というドラマ、ブラジル初期の歴史を理解するのにとても役立ちました。そしてドラマを見た後に訪れた独立記念公園は、とても感慨深いものがありました。

▼目次
・ブラジルの時代劇で歴史がもっと身近に
・独立記念公園 *Parque Independência*
・2022年に再オープン予定のイピランガ博物館
・かつての荒野はスポーツを楽しむ若者で賑わう広場に

ブラジルの時代劇で歴史がもっと身近に

新大陸ブラジルで生きる人々が、徐々にブラジル人としての誇りを持ち、ブラジル大陸率いるドン・ペドロ王子を奮い立たせて、ポルトガル王政からの独立を勝ち取るというお話。

ブラジルがまだポルトガルの植民地だった時代、オーストリア出身のレオポルジーナがドン・ペドロ王子の元に嫁ぐところから始まります。

そして奴隷問題、政治問題、王子の愛人問題、王妃の苦悩、大臣ボニファッシオの苦悩、インディオの生活、海賊などを組み込んだ歴史を再現しながら、1822年の独立宣言「独立か死か」の足跡を辿り、先日最終回を迎えました。多少のコメディが入っていましたが、本で学ぶ歴史ではなく、当時を生きた人々をリアルに感じられる素晴らしい作品でした。

独立記念公園 *Parque Independência*

ドン・ペドロ1世が独立宣言をしたイピランガの丘、今も「独立記念公園」としてサンパウロに残っています。

リオデジャネイロからサンパウロへ向かう途中、ドン・ペドロ1世の元に届いた「ポルトガル王国はブラジルの独立政権を認めない、反発する者は全て罰する」というポルトガルからの手紙。
手紙を読んだ後、すかさず抜いた剣を空高くふりかざしたドン・ペドロ1世は、ポルトガルからのブラジル独立を表明し「独立か死か」と叫びます。

これは有名な「イピランガの叫び」として、歴史に刻まれています。

公園の入口から真っ直ぐ行った正面には、当時を再現した大きなモニュメントがあります。中にはドン・ペドロやレオポルジーナ、娘が眠る棺が納められており、ドン・ペドロの王冠などを見学することが出来ます。

今年はコロナで閉鎖されていたので、家族で公園の回りを散策しましたが、柵の外側から見るモニュメントは公園内から見るのとは一味違い、とても神聖に感じました。

2022年に再オープン予定のイピランガ博物館

独立記念公園のすぐ前にイピランガ博物館があります。3年も前から修繕工事中ですが、大規模な改装をしている様で再オープンが楽しみです。

博物館前には入れなくても、きれいに手入れされたその庭園はいつも綺麗な花が咲き乱れ、ぐるっと回るだけでもいい時間を過ごせます。

かつての荒野は人々がスポーツを楽しむ広場に

イピランガ博物館を背に、公園の入り口からモニュメントまで幅広いコンクリートの緩やかな坂道が続きます。

スケートボードやインラインスケートをするのにぴったりなその場所は、家族連れの多い週末だけでなく、平日もスポーツを楽しむ若者たちで賑わっています。

公園内に「CASA DE GRITO(叫びの家)」として知られる建物が残っています。独立宣言当時そこに存在していた建物で、説明付きで当時の家の造りや当時の様子を知ることが出来るので、是非立ち寄ってみてください。


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