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 職場で、新卒2年目の社員が来月末で退職するとのこと。11月から新年度が始まり、仕事柄、年度の途中で辞めるという選択肢は基本的にはありません。入社半年後くらいから体調を崩しがちだったので、心配していましたが、今年度を全うすることに耐えられないくらいの急を要するような体調なのではと、それはそれは心配しました。今の状態をぽつりぽつり話してくれましたが、恐らく精神的に参ってしまっているのかなと推察。社会人生活も30年を超え、私自身もメンタルバランスを崩しそうになった時もあり、ストレスフルな世の中で、時に精神的にしんどくなって、それが体に出てきてしまうということはめずらしいことではありません。ゆっくり休んで、まずは心と体を休めることが大事だよ~と伝えて、一緒に仕事ができる残りの日々を味わっていきたいなと思っています。


我が家らしく幸せに生きよう!

 幸せな生活を送るためには、体だけでなく心も健康であることが不可欠。現代社会では多くの人が心の不調を抱えており、子供たちも例外ではありません。子供のメンタルケアのためのクリニックが増え、学校でもスクールカウンセラーが配置されるなど、子どもたちの心の健康を取り巻く環境は大きく変わってきています。

 ある小学校の校長先生は、学校生活が円滑に進むためにはお互いを思いやり、ルールを守り、我慢をしながら成長することが重要だと語っていました。しかし、最近では「ありのままでいい」「やりたくないことは無理にやらなくていい。それより自分がやりたいことを見つけ、やりたいことをやってほしい」「叱らない子育て」の考え方が広がりつつあります。公共の場での子供の行動に対しても周囲の人には寛容な態度が求められ、一方で社会のルールや周囲への配慮の必要性があまり重要視されなくなってきているようにも感じます。

 もちろん、体調を崩すほどの苦痛に対する我慢は避けた方がよいでしょう。一方で小さな我慢や困難を乗り越える、そのような経験の積み重ねが、子供の心の成長につながるものなのです。


大丈夫。子どもは親が思っている以上に強いです。子どもを信じましょう。

 親の役割は、子供が自ら対処しようとしていることに対し、先回りをするのではなく、適切なサポートをすること。例えば、子供が相談してきたら、一方的なアドバイスではなく、対話を通じて考える力を育むことが大切なのです。「あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」など、子どもが自らの力で乗り越えるための思考を作る親の「問い」。この問いの質によって、子どもが困難を乗り越える力がつくかどうか、大きな差がつきます。

 また、子供にルールを教える時には、そのルールがなぜ必要なのかを理解させることが大切です。理不尽なこともあるかもしれないですが、それに対処する力も育んでいくべきだと伝えることで、子供は自分で問題を解決し、前進する力を身につけることができます。

 我慢をさせることはかわいそうではありません。それよりも小さい時に、我慢や失敗の経験がなく、大人になって、何かが起こったとき、自分でなんとかしようという心の強さ、粘り強さがないことの方がよほど生きにくい人生となってしまうのではないでしょうか。

 親にできることは、小さな我慢、小さな失敗を子どもの学びに変えること。将来的に子どもが自分で自分を守る力を育むことです。困難に直面したときに強いメンタルや自分なら大丈夫という自分への信頼があれば、どんな世の中になっても、どのような場所でも、子どもは自分らしく幸せに生きていくことができるでしょう。

★Amazon、楽天ブックスなどのネットショップで購入できる私の著書「キャリアと仕事を両立する!自分と家族の価値軸で築く幸せな生き方」の中の一部を要約してお伝えしています。


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