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2024年8月26日~29日。北海道の離島へ。23歳の息子と19歳の娘、夫との家族旅行。周囲の人からは「大学生がよく家族旅行にくるね」と不思議がられますが、子どもたちは単に旅が好きなだけ。家族旅行なら親がお金を出してくれるし、自分たちで行くときよりちょっといいところに泊まれたり、食べられたりすることにメリットを感じているのでしょう。娘は旅行の前日に大阪旅行から帰ってきたし、息子もこの夏だけでも、九州から青春18きっぷを使って中国、四国、近畿、東海と横断旅行、マレーシア&タイに行っています。娘はまた明日からマレーシア&インドネシアへ旅立ちますし、息子も来週からアメリカ&カナダへ旅に出かけます。どんな理由であれ、この年になっても家族旅行ができるのは本当に幸せだなと思っています。

利尻便は条件付きフライトが普通らしい

8月26日(月)羽田空港8:00発の飛行機で新千歳空港へ。利尻&礼文は稚内からフェリーで渡る方法もありますが、学生時代に八丈島への船旅で超船酔いをした思い出から長時間の船旅は無理…なので、今回は新千歳空港乗り継ぎで利尻空港へという空の旅を選択。新千歳から利尻島は1日1便しかないので、本来であれば、もっと遅い羽田発でもよいのですが、羽田空港の駐車場が7:00前には満車になってしまう夏。早く羽田をたって、新千歳空港でゆっくりした方がいいかなと。しかし!全然ゆっくりできない!なぜなら、あいにくの天候。新千歳についた私のスマホにはANAからのお知らせメールが何度も着信。「到着便遅れのため、出発時間が遅くなる」「視界不良のため、天候調査を行う。調査結果によっては欠航になる可能性がある」…結果、視界不良で着陸できない場合は新千歳に戻る条件付きフライトとなりました。

えっ?!もし着陸できなければ、ホテルは?レンタカーは?離島のホテルは高く、1人1泊22000円。家族4人なので88000円が無駄になり、さらに札幌でホテルを取るとなったらどうなるの?!慌ててホテルに電話をすると「それは仕方がないですね。着陸できないのではこられないのでキャンセル料はいいですよ」
次にレンタカー会社に電話をすると「あ~条件付きね。利尻はいっつもそうだからめずらしいことではないです。今日の天候なら着陸できると思いますよ」とのこと。島の方のなんとものんびりとした対応にちょっとほっとしました。

レンタカーで島内1周

なんだかんだと遅れながら、14:30、利尻島へ到着。あいにくの小雨模様ではあるものの、予約していたレンタカーを借りて島一周へ。利尻島は1周、約1時間半という小さな島なので、ゆっくり回っても十分余裕がありますよと言われて出発。
島の形もギザギザしていないので、道もまっすぐなところも多くゆるやか。何よりほとんど車が走っていない!ので、走っている車はものすごいスピードで走っています。時速50~60キロで走っていても地元の車に抜かされるということもしばしば。それでも島内無事故記録○日目という看板がかかっていたと息子が言っていました。

利尻空港から右回りで最初に向かったのが「姫沼」。ここは天気がよければ静かな水面に利尻富士が映り、美しい逆さ利尻富士が見られるスポット。高山植物を見ながらの1周20分のトレッキングコースがあります。逆さ利尻富士も見られず、高山植物もほぼ終わってしまっていたけれど、雨が降っていなかっただけでも十分満足。条件付きフライトで来られないかもという思いをした直後なので、ちょっとしたことにも幸せを感じられるのでした。

次に車を降りたのが、「白い恋人の丘」。有名なお菓子、白い恋人のパッケージの景色とのことですが、なんだかよくわからず。眼下へ見えた「オタトマリ沼」へ。雄大な景色はもちろんですが、ここでのヒットはそこにあるお土産屋さん。品揃えの豊富さはもちろんですが、熊笹とバニラのソフトクリームが美味。熊笹になんともいえない風味は初めての味わい。さらに熊笹茶と名水コーヒーが無料で飲めます。名水コーヒーはお金を払っても飲みたいくらい、コーヒーの風味とさらっとしたのどごしでおいしかったです。

レンタカー屋さんからはのんびり回れますよと言われたものの、我が家は1つ1つのところでの滞在時間が長い!ので、気づけば外は暗くなりはじめ。車を止めたいところはいくつかあったのですが、とりあえずホテルへ向けて車を走らせます。次に寄ったのが、ここでしか飲むことができない、無添加手作りの乳酸菌飲料「ミルピス」のお店。名物おばあちゃんがやっているお店で、なんともレトロです。おいしいことはおいしいですが、1本450円(お店で飲んで瓶を返す場合あ350円)はなかなかのお値段。そしてなによりもおばあちゃんの営業トークがすごい!ミルピスを飲んでいると、いろいろなジュースの説明をはじめ、弾丸トーク。この名物おばあちゃんに会えたのはなかなか面白かったです。

返車は鴛泊フェリーターミナルの駐車場。なんともアバウトな返車方法で、駐車場、どこでも好きなところにとめて、レンタカー会社に電話を入れれば鍵はつけたままでOK。このおおらかさが島のいいところなのかもしれません。

鴛泊フェリーターミナル目の前、利尻マリンホテル泊

利尻島&礼文島の旅ですが、天候不良でフェリーが欠航するリスクも考えて、宿は3泊利尻島で取りました。5月には予約をしていたのですが、利尻島の宿はどこも高いという印象。もちろん素泊まりの民宿などは安いところもあるのでしょうが、1泊2食でホテルと考えるとどこもだいたい20000円~25000円くらい。せっかくだからおいしい料理をいただきたく、少し高級なお宿をと思って探したのですが、どこも同じような感じ。差別化ができないなら、利便性をと考えて、フェリーターミナルの近くのマリンホテルに決定。窓から海が一望でき、温泉。ペシ岬という日の出や夕日をみるのによい岬へも歩いてすぐというのも魅力のホテルです。
夕食は海産物づくしが3日間続きます。人生においてここまでお肉を食べなかったのは珍しい! でもお肉好きの私も十分満足できる美味しいお食事でした。 
~次回へ続く~



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