久しぶりに淹れたコーヒーはちょっと薄かった。

先日、久しぶりに38.0℃近くの熱を出して
喉の痛みが治るまでに7日ほどかかり
大好きなものが何一つ食べられない日々を
過ごしていました。

食欲はとてもあったけれど
辛いもの酸っぱいものは避けて
お薬を飲まなきゃいけないので
コーヒーもお酒も控えて

かなり節制していたというのに
不思議とあれ食べたいこれ食べたいという
もどかしい思いはそこまでありませんでした。

もしかしたらここ数日
いただいたお仕事をお断りし続けた罪悪感から
”早く治して仕事復帰しなきゃ！”
という観念がそうさせていたのかもしれません。

いまはほとんど体調がもとに戻り
明け方や、たくさん声を出した日は
咳が止まらなくなることもありますが
それ以外は元気いっぱいです。

今日も朝からちょっと咳き込んではいますが
せっかくのお休みなので久しぶりに
コーヒーを淹れてみることにしました。

※今日と表現しましたが先日載せたVlogのお話です
もし宜しければこちらもどうぞ

本業はフォトグラファーですが
たまにVlogを撮っています。

どうぞお見知りおきを・・・

7日も使ってあげられていなかった
お手製コーヒーラックにある器具たちは
ほんのちょっと埃がかぶっていました。

”使ってあげられなくてごめんね”

と思いながら
まずはクイックルワイパーで
ササっとお手入れをします。

それからKALDIで
お姉さんにお勧めしていただいた
WOMAN'S HAND FAIRTRADE BLEND
を淹れてみることに。

こちらはウーマンズハンドコーヒーという
女性の自立支援と社会的地位の向上のために
作られた団体のコーヒーなのだそうです。

KALDIはシングルオリジンで
生産者さんのお顔がわかるものや
ウーマンズハンドコーヒーのように
生い立ちを知ったうえでお迎えできるので
一つ一つ大切にしたくなります。

たまにはちょっと背伸びをして
コーヒー豆専門のお店で
お豆さんをお迎えすることもありますが
KALDIは種類が豊富でいつもワクワクします。

何よりコーヒーをお勧めしてくれる
お姉さんがみんなお優しい・・・

今日淹れる豆は中煎り。

暑い季節はいつも
アイスコーヒーにすることが多いのですが
中煎りの豆はホットコーヒーが妥当でしょう。

今日は明け方から寝苦しくて
寝ぼけ眼でクーラーのスイッチを押していたので
部屋は程よく冷えています。

これならホットコーヒーも悪くない。

とりあえず朝はフレンチプレスで一杯。

そしてお昼にハンドドリップで
サーバーに2杯分
たっぷりと淹れることにしました。

・・・・・・・

本当は1日の摂取量は2杯が良いのだそうです(小声)

断じてカフェイン中毒ではありませんよ？

久しぶりだからなのか
豆をミルに入れるときの軽やかな音も
挽きながら豆が香り立つ瞬間すらも
すべて愛おしい。

わたしがコーヒーを淹れるとき
一番好きなタイミングは
ドリッパーにはじめてお湯を注いだ瞬間に
豆がぷくぷくと呼吸をしはじめるとき。

わたしも一緒に深呼吸しながら
お腹の中までくるっと香りをかぎます。

ふだん忙しなく日常を過ごしていると
深く呼吸をすることなんて
意識しないとしませんよね。

呼吸が浅くなると
そのぶん心の余裕がなくなる気がするので
深呼吸って本当は大切だったりします。

他でもないわたしも
病気で寝込んでいていたので
コーヒーのおかげで久しぶりに
深呼吸ができました。

香りも相まってとても幸せな気分。

それはもう万病に効きそうなほど。
でもこの香りは合法です。

断じてカフェイン中毒ではございませんよ？
(私は大事なことは2回言います)

ドリッパーにくるくると円を描くように
お湯を注ぎながらサーバーのメモリの”３”まで
淹れていきます。

ここまで淹れると
わたしのコーヒーカップで2杯分。

動画を撮影しながらだったので
気づけばほんのちょと
メモリを過ぎてしまいましたが
まあいいでしょう。

ドリッパーの蓋をして
ホットサンドとピクルスを添えて
ちょっと遅めの朝ごはん兼お昼ごはん。

さっそくコーヒーを一口。

”いや薄すぎる・・・”

まあ良くはなかった。

でもコーヒーって
実は淹れるまでが醍醐味だったりしますよね。

豆の種類を選んで
丁寧に挽いて
ゆっくりとお湯を注ぐ

ここまででもう幸せな気持ちになります。

ほんのちょっと味が薄かったけれど
久しぶりにコーヒーを淹れられたこと自体が
まず嬉しいのです。

喉の痛みを気にせず深呼吸ができること
コーヒーを淹れられること
美味しいごはんが食べられること

当たり前にあることが当たり前ではない。

改めて感じた朝のお話でした。

由佳

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