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私が街中でイヤフォンをする理由。

わたしは幼少期にいじめられた経験から
小さな声で話している声や、クスクス笑う声など
周りの話し声にとても敏感です

そして人に嫌われないように
周りの人の顔色を窺うようになったので
愛想笑いや機嫌が悪そうな顔はすぐに見抜きます

もしかして・・・と思い

よくあるHSP診断たるものをやったりすると
ドンピシャでそれに当てはまるのですが

HSPは生まれつきの気質なので
なんとも言えないんです

なぜなら私がいじめを受けていたのが
学校という名の小さな社会に出て
人と自分とを比べるようになった
小学生の頃のことなので

果たしてそれが生まれつきのものなのか
いじめが原因なのか定かでは無いのです

とはいえ
いまさら病院に行って調べるつもりもありません

今はそれに”生きづらさ”を感じていないので

むしろ個性として受け入れて
生業である接客業やカウンセラーのお仕事には
大いに役立っています


しかし今だからこそ
”HSPは個性だ”なんて言えていますが
学生の頃はとても苦労しました


とくに徒歩からバス通学になった
高校生の頃は本当に辛かったんです

当時いじめていた子達とは
高校で見事に離れ離れになりましたが

田舎の高校の選択肢なんて高望みしない限り
この市営バスの経由範囲にある
たった3校くらいしかなくて・・・

通学のバスの中で
その子たちに会ってしまったりするんです

もちろん話しかけられることも
話すこともないわけですが

自ずとその子達のヒソヒソ話す声や笑い声は届き

過去をフラッシュバックして
怯えることもしばしばありました


これを読んでいる方で

(乗るバスの時間をずらしたら良いのに・・・)

って思った方いらっしゃいますか?


そうではないのです

田舎のバスは一時間に一本来たら良い方です

逃れられません

むしろ私の高校からの友人は
バスすら通っていない山奥に住んでいて
スクーターでバス停まで来ていました

トトロみたいな世界線だと思ってください


(トトロはいないけど神隠しはあるとかないとか)


そんな時に部活の仲間のなかで
同じような経験をしたことがある子に
その話をしたところ

とある助言をもらったのです


「私はそういうのが耳に入らないように
いつもイヤフォンしてるよ」


当時の私からしたら寝耳に水でした・・・

耳だけに・・・


(大変失礼いたしました、お詫びして訂正いたします)


・・・ゴホンッ


真面目に話します

画面を閉じないでください・・・


その頃はまだWALKMANやiPodがギリギリ主流で
スマホが普及し始めたころで

ガラケーユーザーだった私は
両親にWALKMANを買ってもらい

大好きなAAAのアルバムを全部入れて
バスの中や通学中に聴くようになりました

すると音楽を聴いているあいだは
まだほんのちょっと不安は残るものの
前よりも息苦しさが軽減がされたのです

それでも当時の私は
それが現実逃避のように思えて
なぜか罪悪感のようなものを感じていました

あの頃は何に対してもネガティブだったので
どう転んでも堂々巡りだったでしょうけど・・・


だけど今の私にとってイヤフォンは
身を守ってくれる盾となりました


大人になっても

いくらトラウマを克服しようと

まわりの話し声は気になるし
人の顔色はすぐに見抜いてしまうところは

まったく変わらないけれど

仕事で活かせるところは活かして

そうも言っていられない状況では
自分を守れる盾を見つけて自らを守ること

それは現実逃避でもなければ
社会不適合なわけでもないと気が付いたんです


自分の性格や個性を
すべて活かせる社会なんて存在しません


「私がいけない」のではなく「ここではない」だけ

もしも「ここにいなきゃいけない」のであれば

自己防衛できる盾を何か持っておくことが
心の安定につながるんじゃないかと私は思います




*.+°Profile*.+°

花崎由佳(はなさきゆか)

・フリーフォトグラファー
・メンタル心理カウンセラー

日々の小さなお悩み、人間関係のお悩み、
自己肯定感や自分らしさのコーチングを行なっていますஐ.*+


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