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自分で自分を幸せにするために生まれてきた。


誰かを幸せにしたいなんて一口に言ってみても
そんなのはただの綺麗事で
本当はまったく現実味を帯びていなくて

実際のところ

毎日朝6時に起きて仕事に行って
朝昼晩のご飯を食べてお風呂に入って眠って
また起きるので精一杯な今日この頃


本当は誰かのために生きられたら
どれだけ幸せだろうって思う

「誰の役にも立てない」って考えるだけで
自分が生きている意味がわからなくなってしまうから


学生の頃は空気のように生きていた


いや


そもそも「生きていた」と言えるのだろうか


もう悲しい思いはしたくなかったから
私は空気になることを選んだ


私が黙っていれば世界は平和なんだから


でも


私は空気なはずなのに
みんなやたら声を掛けてくるんだ


どうしてなの?

私に優しい言葉を掛けて満足かい?

その陰口ちゃんと聞こえてるよ?
いや聞こえるように言ってるのか


まぁそれであんたらが満足ならそれでいいよ


いっそのこと


風のように消えていなくなりたかった


こんな私でも誰かの役に立てる事はあるんだろうか

そんな日がいつか訪れるんだろうか


得意なことも

好きなことも

頭がいいわけでもない

こんな自分が
生きる価値を見出せる場所はあるんだろうか


ずっとそんなふうに考えていた


だけどそうじゃなかった


誰かの役に立ち
誰かを幸せにするためには


まずは自分が幸せでなくちゃいけなかったんだ


「こんな私」のままでは

誰かに何かを分け与えられる状態じゃないじゃないか

たとえ知識を得て”与える側”になれたとしても
心が伴っていなければきっと共倒れしてしまう


料理屋さんでテーブルについて

お皿の上に何も乗っていないというのに
分け与えることなどできないだろう

ナイフとフォークとお皿だけ渡されて
テーブルマナーを教えられても

美味しい料理が出てこなければ
お腹は膨れないだろう



「人は自分で自分を幸せにするために生まれてきた」

「生まれた時から自分を嫌いな人なんていない」



これは私がいつも心に留めている言葉だ


私がこの世に生まれた時


どうして名前を与えられたのだろう


どうして話せるようになった

どうして歩けるようになった


それは間違いなく
誰かに生きる価値を与えられたから


だけど


生きる価値を奪うのもまた人なんだ


自分じゃない


自分以外の誰かだ


思い返してみてほしい


いつ自分で自分の価値を奪おうとした?


ふとした瞬間に思い付いたなんてことないだろう



人と比べたからだ

人に比べられたからだ


人に危害を加えられたから

自分に危害を加えても
何も感じなくなってしまったんだ


幸せになっていい

私は幸せになるべきなんだ


まずは自分の心を満たせるくらいの
些細な幸せを手に入れるんだ


それから誰かに分け与えればいい


蕾が花開くように

いつか心を大きく開いて
誰かを抱きしめられるその日まで

私は私を幸せにしてみせよう






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花崎由佳(はなさきゆか)

『ココロに灯りを、人生に彩りを』をモットーに
私が撮影した写真と、エッセイやコラム、
ラジオ配信をお届けしていますஐ.*+


普段はこんなお話を書いてます↓





stand.fmにて週一回ラジオ配信中.。.:*

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