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今1番聞かれたくない質問を、今後1番自信を持って答えたい質問に。

最近1番よく問いかけられる、かつ、ぶっちゃけ今1番問いかけられたくない質問。笑

「将来どういったことしたいの?」
「これからやってみたいことは?」

前置き


最近こういった、具体的な未来についての問いかけをもらう機会が増えた。
(今月は特に数え切れないくらい色んな場面で…)
学年と時期的なものもあるんだろう。

この問いかけをもらうことは、本当にありがたい。
自分で自分に問いかけてるだけだと、ぐるぐるの輪に入って、結局うやむやに逃げてしまう。
だけど、この質問を外から投げかけられることで、今自分が考えていることを言葉にする必要性がでてくる。

これをはっきりさせることが、自分にとって今大きな課題だと思っている。一方で、はっきり言い切ることにすごく抵抗感がある。

ぼやぼや〜と心から立ち現れてくるものはあるんだけど、それを具体的な形にしてしまうと、形にならなかったものがこぼれ落ちて、形になったものに責任が生まれてしまうような気がしている。そして、形になることで"評価"っていうものとは切り離せなくなる。

自分のやりたいことなんて、"評価"とか関係ないし、信じて続けていれば誰かが見ててくれている。応援してくれる人もいる。
色んな場面で、色んな人から、何度も言われてきた。本当に素敵で、私もそうやって生きたい!生きよう!って思ってた。だけど現実はそうはいかなくて、"評価"っていう呪縛から簡単には逃れられない自分なのかな〜とも思っている。

だったら、質問が来た時に自信を持って"評価"に立ち向かえるようにある程度言語化しておこう。思いがこぼれないように、丁寧に。前置きが長くなったけど、そんな感じの理由づけをして本題に。

本編


私がこれからやりたいと思っていること。

それは、"人"と"人"をつなぐことだ。

言葉にするととても単純に思えるが、この"人"についてがまだ明確になっていないし、"つなぐ"と言う言葉には暴力性もあるから、丁寧に言葉にしていきたい。

どうして私が人と人とをつなげたいと思っているのか。それは、人と人がつながることでたくさんの選択肢が広がっていくと考えているからである。逆に言うと、人と人がつながることでしか選択肢を広げていくことは難しいのではないかなと考えている。私がここで考えている選択肢は、職業についてや生活についてに限られるものではなくて、自分の生き方や在り方、人との関わり方、生きることに対してとか、小さいことから大きなことまで諸々の意味を含んでいる。

私がこう考えるようになった理由は、私自身が色んな人とつながって、話して、考えていく中でたくさんの選択肢を広げてきたことに気づいたからである。
以前、「辛い感情を手放して、20年間育ててくれた家族に感謝したい」というnoteを書いた。("評価"と言う呪縛から逃れられない自分とも繋がる)
自分の過去を紐解いていくことができたのも、安心して自分と向き合うことのできる環境を作ってくれる人とつながることができたからで、その人たちと出会うことができたのも、たくさんの選択肢の中から選びとってきたつながりからの必然の出会いだったんじゃないかなと思う。

幸運なことに私は、ある程度の安定と自由が保障された環境で育ってきた。だから、選択肢はその辺にふわふわしていることに気づいて、自分からある程度選び取ることができた。だけど、それは全く当たり前じゃない。ある程度の安定と自由が保障されていなければ、ふわふわしている選択肢はシャボン玉のように割れて消えてしまうだろう。

だから、まずはそういった基盤となる、安定と自由を保障するために専門職(ソーシャルワーカー)としてアプローチしたいと思っていた。でも、学んでいくうちに、専門職としてのアプローチは欠かせないものであるが、基盤を作って送り出すと言うイメージは私にはしっくりこないことがわかった。それからたくさん模索していくうちに、専門職として学んだ知識や技法を活かして、併走してくれる地域や人と繋げていく、というイメージがしっくりくることがわかった。安定と自由を保障するのは、1人の力、1つの機関だけだと上手くいかないかもしれない。選択肢を広げるのも、1人の人といるだけでは特定の方向にしか広がっていかないかもしれない。

「多職種連携」と言う言葉があるように、つながりの必要性は多くの人が実感している。いわゆる「支援」の枠組みからこぼれ落ちてしまう人がいないように、専門職が連携していくことは欠かせない。でも、みんなが意識していても上手く連携できない現状がある。だったら、専門職だけが連携するんじゃなくて、街に沢山いる人、地域資源をつなげていけたらいいんじゃないか。そんな時に、「地域での人のつながり」を処方する「社会的処方」を知って、とてもビビビっと感じた。

だから私は、"人"と"人"を繋げたいと思っている。

年齢、性別、人種、性格、職種、、、。
助けを求めている人、生きづらさを抱えている人、誰かの役に立ちたいと思っている人、話していて安心する人、おもしろい人、、、。

"人"と"人"を繋げると言っても、本当に色んな人がいて、どんな人にフォーカスして、どんな選択肢を広げるのかによって、活動は変わってくる。
今後、社会福祉士の資格を取って、可能であればスクールソーシャルワーカーの資格を取るつもりだ。専門職だからこその知識と技術を上手く使いつつ、時には専門職の鎧を脱ぎ捨てて市民として、人と人とをつなげていきたいと思っている。そうした時に、社協なのか、福祉事務所なのか、スクールソーシャルワーカーなのか、NPOなのか、他にもたくさん選択肢がある。

全てをすくいあげることはできないからこそ、ここはこれから丁寧に考えていきたい。

最後に

今考えていることはこんな感じで、結局まだ全然明確にはなっていないけれど、私は自分で大きなムーブメントを起こすと言うよりは、人と人が出会って起こる化学反応に巻き込まれたり、触媒のような役割を果たす存在なりたいと思っている。

結局、私が1番誰かとつながっていたくて、つながりに救われたいと思っているんだろうな。

早く明確にしないとな〜って思いつつ、"就活"という言葉で本当にやりたいことを見失ってしまわないように、心に立ち現れる声に耳を澄まして。

ある程度言語化したことで、今1番聞かれたくない質問は、聞かれたらなんとなく答えられる質問になった。そして、今後は1番自信を持って答えられる質問になるように。

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