②パニック障害のきっかけになったある出来事
パニック障害になる契機になった出来事
その日もいつも通り満員電車に揺られ、目的地まであと1駅という時でした。
乗っていたのは地下鉄。しかも朝の通勤ラッシュ時の満員電車で身動きも取れず、の状態。
突然電車が駅と駅の間で緊急停止しました。車掌さんのアナウンスによると「この先の駅で人身事故が起きたため、次の停車駅が満線状態とのことで、入線できないとのこと」
「はぁ朝からついてないな。あと1駅だったのに、、。まぁ5分くらいで動くでしょ」
最初の5分くらいはその程度に考えていました。しかし10分経っても動かず、15分、20分と、時間だけが過ぎていきます。アナウンスも同じ内容の繰り返し。
段々と息苦しさを感じてきてしまった私、、
「どうしよう、今気分悪くなって吐いてしまったら周りの人に迷惑をかけてしまう。」「あとどれくらいの時間この状態なんだろ」
と、焦れば焦るほど冷や汗が止まらなくなり吐き気も促進され、意識が遠のいていきそうでした。
もうそろそろ限界だ。倒れそう。そう感じた時、アナウンスが入りました。「次の停車駅まで発車します」
この時の私にとっては神の声に聞こえました。
無事、次の停車駅でもあり目的の駅でもあった駅に降り立った私。降りた瞬間、電車の中で感じていたさまざまな息苦しさから解放されました。
しかし、この出来事が私をパニック障害へと誘う出来事となってしまったのでした。
次回は、この一件の後の私の精神状態について綴ります。
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