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就活って、生きるってむずかしい2.5

何故自分がNNTなのか分からないと言ったが、本当は分かっている。己の甘さとメンタルの弱さが招いた結果だ。なぜ自分に甘くメンタルが弱いのかはきっと死んでもわからない。

今回のnoteでは、「就活って生きるってむずかしい2」で少し話した、私が参加していた地元の就職支援グループに焦点を当て、振り返ろうと思う。

就職支援グループに入る

私は初めての就職支援セミナーの後、とある就職支援グループに入った。
元採用担当者や就職支援センターの職員が中心となって活動している、地元の就活生が集まるグループだった。
無料だったので、なぜこの人たちはこんなことをしてくれるのだろう、と不思議だった。怪しまれているのか、同じ大学の生徒は誰もいなかった。

この頃からすでに就職活動に対する情熱こそなかったものの、真面目な性格故に、学校に宣伝に来たおじさんたちに絆され、参加することにしたのだ。

なお、このグループには結局、就活解禁直前に顔を出さなくなる
理由は後程。(たいした理由ではない)

就職支援グループに真面目に顔を出すようになる

その就職支援グループでは、月に1,2回程度、平日の夕方にZoomで集まり自己分析や面接練習を行った。私は初回からひとりだけ顔出しをしていたので、「真面目」というイメージがついた。悔しいがイメージ通り真面目なので、ほぼすべての回に出席していた。
自分以外の就活生と話したのはこのグループに参加した時がはじめてだった。当然だが私と大差ない様子であった。
中には24卒の学生もいて驚いた記憶がある。

主催者?はおじさんばかりだったが、皆気さくで優しかった。

このころは、「この時期から就職活動を始めていてすごいですね。」とどこに行っても言われていた。戻りたい。いや戻りたくないな。

私は人前で何かを発言することに長けていないため、Zoomで発言するのも苦しかった。おじさんは黙ってうなずいてくれるが、いつも「緊張しいなのかな」と言われていた。

それでも参加することに意味があると思っていた私は、その集まりに出席し続けた。そのたびに自尊心とメンタルを削られ、次第に心が疲弊していたことに気づかなかった。繊細なくせに変なところで鈍い。

幼少期からのコンプレックスを刺激され、辛くなる

3年の10月ごろ、私より一つ下の女の子が新しくグループに入ってきた。
その子は愛嬌があって顔もかわいかった。
そのころは自己PRを言う練習をしていた。

おじさんはその子の自己PRを聞いて、「明るく笑顔でいいですね。エピソードもかわいらしくて。」とにこにこしていた。

私もこうなりたかった、と思うと同時にどう頑張ってもこうはなれないんだ、と悟り、悲しくなった。

私の真面目で堅い性格は、いい面もある。
だが、人生で圧倒的に得をするのは、その子みたいに明るくて可愛くて愛嬌のある子なのだ。その子が悪いわけではない、ただ、幼い頃から積み重なってきた劣等感のようなものが、心を崩していった。

真面目であることの苦しさ

昔からどこへ行っても真面目というレッテルを貼られ、それだけで「扱いやすい子」という認識となり、配慮をされなかった。たとえばクラス替えも、いつもいつも仲のいい友達と離された。私だって友達と離れ離れになって一人でいることが平気なわけじゃないのに。

毎日信号を守って傘の持ち方に配慮して生きていても、それだけで褒めてくれるひとはいない。それどころか、成績が悪かったら「真面目にしているのに可哀想だ」と言われ、少し不真面目をしてみれば途端に呆れられる。

真面目だけで生きるのは苦しい。もっと要領よく生きたい。
その方が疲れないから、自分を恨むことはないし、人生が嫌にならない。

グループ脱退

小さな箱の中で愛想良子と自分を比べてしまい、練習をしている時にも泣きそうになったり終わった後に泣いたり、メンタルの調子がおかしくなっていった。

それからしばらくして
私は、そのグループをやめた。

大学3年の1月に定期テスト勉強で参加できない旨を伝えて、それきり、顔を出すことはしなかった。内定をもらった先輩がアドバイスに来ていた。あのまま続けていたら、私も初回から参加していたわけだし、そのような立場になっていたかもしれない。だが今まで内定ゼロなので結果は同じであろう。こうなる運命だったのだ。

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今回は就職支援グループについて語ってみた。(内面的なことについてしか話していないが。)
今となっては遠く儚い思い出である。就職活動についても、いつか、なんでこんなに悩んでいたんだろう、と思える日が来たらいい。
今何かに苦しんでいる人も、時間だけは味方だと思うと少し気楽に生きられるかもしれない。まあ分かっていてもそう簡単に苦しいのはなくならないか。それでも死ねないなら生きるしかない。お腹痛い。






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