京都公演覚え書き その⑥ 音響効果、いまむかし(後編)
「効果音」の意図本稿の前編・中編では「観客へ演者の声・効果音・劇中音楽をスムーズに届けること」を主題に、京都公演の音響環境と音響機器について記しました。最後の後編では「演出上必要な効果音・劇中音楽を鳴らすこと」を主題に記します。この主題は芝居屋ゆいまのの那須塩原市図書館「みるる」公演から一貫しています。
「読み語り『父と暮せば』」を上演するにあたり、まず初めに脚本上、どんな音が記載されているか拾い上げました。
すると①遠雷、②落雷、③雨 が背景音として記載されています。
①遠