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習志野公演覚え書き①アンケート(お客様の声)について

おかげさまをもちまして、芝居屋ゆいまの「読み語り『父と暮せば』」習志野公演は無事、閉幕しました。思いのほか全ての座席がお客様で埋まり、たくさんのお客様にご鑑賞いただきました。誠にありがとうございました。

これまで4回上演してきましたが、閉幕のたびに感激したのは、じつに多くのお客様がアンケート用紙にメッセージを書き残してくださったことです。

那須塩原公演のときは、主催者が市立図書館だったこともあり、アンケート用紙は記入がしやすいようクリップボードと筆記用具とともに配られ、それらを返却する前にすべてのお客様がアンケート用紙にご記入くださいました。

京都公演からは、来場時にお配りする二つ折りのリーフレット(※)にアンケート用紙を挟み込むことにしました。
(※ リーフレット紙面には芝居屋ゆいまのからのご挨拶文と、物語の場面設定がわかるように戯曲に書かれているト書きの抜粋、ならびに役者のプロフィールを載せました)

毎回、物語が終幕してもどなたも席を立たれません。会場は静かに余韻に満ち、皆さま、アンケート用紙に書き込んでくださっていました。

アンケート回答率は、京都公演1回目84%、2回目88%で、今回の習志野公演87%と、ほとんどの方がご回答くださいました。
この回答率は本当に驚くべきことで、とても光栄なことと思いました。

アンケート用紙には皆さまそれぞれに、この物語から感じ取ったことや思いのたけを綴ってくださいました。
「心に響いた」「自分が生かされている意味を考えた」
「戦争と原爆、二度と繰り返してはならない」などなど。
なかには長文にわたるものもありました。
ああ、『父と暮せば』をお届けできてよかった、これで戦争の悲劇と原爆の実相を語り継ぐ一端を担えたのかもしれないと、嬉しく思いました。

ご回答の中には私どもの不備・不手際に対してのご指摘もあり、それもありがたく、今後に活かす機会があれば、真摯に改善していく所存です。

役者に対するお褒めの言葉も、再演を希望される声もたくさんいただいて、芝居屋冥利に尽きます!
次があるのかどうか、今のところわかりませんが、アンケート用紙に残してくださったお言葉、お帰りの際に直接私どもにお声掛けいただいたお客様からのお言葉を、芝居屋ゆいまのメンバーはしっかり心に留めました。
誠にありがとうございました。

「ありがとありました」

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