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「オンライン就活セミナーにゲストで参加したよ」っていう話

おひさしぶりです。たかみです。

先日、オンライン就活/キャリアセミナーというイベントにゲストで参加させていただきました。

(ネット環境が悪く、映像に乱れがあり、ご迷惑おかけしましたmm)

オンライン就活セミナー

進行役の管さんはじめGaiaxの皆さん、参加してくれた学生の皆さんのおかげで、楽しくて有意義な時間を過ごすことができました。

せっかくなので、イベントでお話したことを書き残したいと思います。

・学生・社会人問わず、このセミナーの存在を知ってもらいたい
・時間内に学生からの質問を全ては答えられなかったので、お答えしたい
・話しながらアップデートされた考えがあるので、補足・整理したい


このnoteを通じて、上記のようなことができたらと思いますが、長くなってしまいました…よろしければお付き合いください。

そもそもオンライン就活/キャリアセミナーとは?

Gaiaxの管さんが「学生に仕事の楽しさを伝えたい」という想いから始まった企画です。4月1日から日替わりでゲストが、学生向けにキャリアや仕事内容、人生観などについてお話ししています。

僕は48人目のゲストでした。
ここまで継続しているのは本当にすごいことだと思います。

また、今までのアーカイブはYoutubeで見れるようなので、ぜひご覧ください。学生だけでなく、若手の社会人にとっても得れるものは大きいと思います。

ちなみにセミナー当日のプログラムはこんなカンジ↓

①「仕事を楽しんでいる大人」によるトーク(30分)
自己紹介後にカルチャーで選ぶ会社を選ぶ必要性や、どうやってカルチャーを見るべきかなどについて、進行役の管さんの質問に答えながらお話ししました。

②Q&Aセッション(20分)
slidoでの学生からの質問に回答し、インタラクティブなコミュニケーションをすることができました。でも30個以上来て、時間内に消化できず。笑
消化できなかった質問は別のnoteで順次回答していきます。

③アンケート記入とイベント告知、会社の説明(10分)
オンラインキャリアセミナーの今後のスケジュール共有がありました。私からは5分ぐらいでホワイトプラスのご紹介を。

④感想シェアタイム(15分)
希望者だけ参加。ぼくも時間あったので、いくつかのグループに参加させていただき、学生がイベントの感想や学びをアウトプットするのを見させていただきました。

⑤最後に、就活生にメッセージ(1〜2分)

では、お話したことを紹介します。

「人で選ぶな、カルチャーで選べ。」ってどういうこと?


このテーマについては、以前noteに書いたので、ここではポイントだけ。

・一緒に働く人は大切、人の視点も大事だけど、人だけで選ぶのは危険。

・例えば、ある人に憧れて入ったとしても、入社後にその人と同じチームで働けない、もしくは自分が入社するまでにその人が退職している可能性がある。

・社員が1000人の会社なら、選考で会うのは10人前後。なので会わない990人がいる、その人たちも含め、自分が会社と合うかを冷静に考えることが大事ではないか。

・だからこそ、変数がある「一部の人の人柄だけで」判断するのではなく、変数が少ない「会社全体のカルチャーを知る努力」をし、判断しよう。

カルチャーを見極める2つの方法は?

①経営陣に質問し、確認する

会社の経営は事業×組織で成り立ちます。事業がうまくいっているときは組織状態もいいですが、事業が壁にぶつかったときに、組織状態が悪いと退職者が続いたり、事業を立て直すのに必要以上に時間がかかったりします。

こうした背景から、組織創りの重要性を経営陣がどのように認識し、どのような組織にしたいと思っているか。いまの組織のいい部分は何と考え、逆に課題はどう考えているのか、それぞれどうしてそのように考えているのかのWhyを聞く。Whyの中で、具体的なエピソード(組織づくりにおける過去の成功・失敗体験)を聞けると、よいです。

経営陣と話すのは緊張すると思いますが、「自分自身が入社後にどのように会社に貢献するかをイメージするためにお伺いしたいのですが」と前置きすれば、質問しやすいし、回答側も答えやすいと思います。

どうしても経営陣が話すことって学生からすると「すげー!魅力的!」ってなりがちですが笑、客観的に判断できるように、具体的な話を聞けるように工夫しましょう。

②さまざまな社員に話を聞き、多面的に確認する

コーポレートHPに書いてあるようなバリューや社風が体現されているか。もしくは多くの社員に会ってみてどんな共通項があるかを見てみる、それが社風や採用基準になっているケースが多く、同じような価値観で繋がれるので、カルチャーが合わなくて辞める可能性が低くなります。

Q:例えば、どんな社員に会えばよいか?
A:できれば、普段面接を担当していない社員さんに会えないか打診するのがよいです。面接慣れしていないので、採用HPに書いていないその会社ならではの特徴が出てくる可能性があります(いい面も課題も)

その上で色んな職種・年代の方と会うとよいです。新卒入社●年目の社員でもよいですが、個人的にオススメなのは、転職して入社された方。

中途で入られた方は、以前在籍した会社と比較して、会社のいい所・課題について話すことができるので、違った視点でその会社について知ることができるでしょう。

イベントで出た質問について

Q:学生時代の会社選びの軸はどんなでした?

将来ありたい姿が2つあり、そこから軸を4つに分解していました

▼将来ありたい姿と会社選びの軸①
「一度きりの人生、濃い時間を過ごしたい(量は質を凌駕する)」
(A) 若手でも裁量権があるか
 → 自分で意思決定できる回数が多いか/打席に立つ回数が多いか

(B) 忙しい会社か

 → いま人事をやっている僕が言うのは変ですが笑、
   昔話なので…当時は残業時間が多い会社かどうかを見てました笑

▼将来ありたい姿と会社選びの軸②
「仲間と同じ方向を向き、熱量高く楽しめるか(何に向かい誰とするか)」(C) ビジョンに共感するか、浸透しているか
 → ビジョンを実現する事業か/事業の将来性や価値を感じられるか

(D) 仕事を楽しんでいる人が多いか
 → 当事者意識、目的思考、意味付け力があるか

Q:「自己分析」ってどうやればいいですか?

ごめんなさい、そもそも「自己分析」って言葉が好きじゃないです笑。なぜかと言うと、どうしても「自己分析」って言葉は自分ひとりでやらなきゃって思い込むワードで、視野が狭くなってしまうから。でもそれじゃ質問の回答になってないので、、、

分析の本質は比較することだと思います。分析結果とかそうですよね。わかりやすく言うと、自分が足が速いかどうかは、他人と比べたり、タイムと比べたりしないとわからない。

右記はセミナーで伝え漏れました→(なので、自分のことって意外と比較しないと、客観的にわからないんです。周りの人と比較すると、自分なんていいところないんじゃないかって不安だと思うので、それはやめてください笑

比較すべきなのは「自分が自分のことをどういう人間だと思っているのか、周りは自分のことをどういう人間だと思っているのか」これらを比較してください。
自分と相手の意見にギャップがあったり、相手になんでそう思ったの?と聞いたりと自分の新たな一面を知れると思います)

自分がどういう人間かいろんな人に聞いてみる、自分はこういう考えを持っていると他人に話してみる。自分の考えと相手の考えを比較すると、相手から自分の考えに対して、フィードバックがもらえる、そうやって自分の価値観を広げたり、深ぼったりして、自分自身をアップデートしてほしい。

他者に話すために自分の価値観を探すときはライフラインチャートを作るとよいと思います。このイベントに参加された学生の皆さんが20〜21才であれば、その20年間の人生で必ず浮き沈みがあったはず。

自分の人生を年ごとに比較してみて、自分はどういうときに喜びや悲しみを感じる人間なのか、どんな価値観を持った人間なのか。ぜひ考えてみて、言語化して、誰かに話して、壁打ちしてみることをオススメします。

Q:面接では学生のどの部分を見ていますか?

学生や選考フェーズによって、違うという前置きはありますが、
「どれだけのびしろがあるか」は見ています。
そこで重要なのは素直さがあるかどうか、素直な人は成長が早いからです。

素直さを大きく分けると3つに要素分解して、捉えています。
①柔軟性があるか
②傾聴力があるか
③自己認知能力があるか
(自分の弱みや強み、性格を把握していて、天狗にもならず、卑屈にもなっていない人)

上記に加えて、最近重要だなと思うのは④意思決定力です。
素直というのは他人の意見や情報を鵜呑みにすることではないです、よい意見は取り入れつつ、自分の意見や考えをアップデートさせ、先が読みにくい変化の激しい時代を生きるために、決断する力が重要だと思っています。

あと、意外かもしれないけど、先輩に可愛がられる⑤愛嬌も大事ですね笑。

Q:面接官が長所を聞いたとき、学生からは「行動力、協調性」など同じようなワードがよく出てくると思うのですが、「いい印象を与える場合」、「パッとしなくて印象に残らない」を分けている最大の要因はなんですか?

多くの場合は伝え方に問題があります。行動力があるかどうかを判断するのはエピソードをお話しするあなたではなく、面接官です。

行動力があると判断できる具体的なエビデンス、エピソードを話せているか。ただ話しているだけになっていて、相手に全く伝わらない内容になっていないかチェックが必要です。

1〜2年前に学生向けに面接対策講座をやったのですが、そのときに有効だなと思ったのが、実際に友人同士で模擬面接を通じて、面接官をやってみることです。面接官を実際に経験すると、「そのエピソードだと、行動力あるってわからないよ」とか実際に感じることができると思います。

面接対策講座をやったときのスライドはすでに公開しており、気をつけるポイントも載せているので、もしよろしければ参考にしてみてください。

Q:面接で必ずこれは質問するというものはありますか?

こちらも学生や選考フェーズによって、違うという前置きはありますが、よくする質問は以下の3つです(セミナーでは2つとお答えしてましたが、1つ追加しました)

・人生(もしくは学生時代)で一番しんどかったことはなんですか?
→何がストレスで、どう乗り越えたか。いま振り返って見て、その経験をどのように捉えているかを聞くことが多いです。

・周りの方からどんな人と言われますか?なぜそう言われると思いますか?
→どんな人柄なのかを客観的に確認しています。前述の自己認知能力についても確認しています。

・会社選びの軸はなんですか?どうしてその軸を選んでいますか?将来はどんな人になりたいですか、将来やりたいことはありますか?
→どんな価値観を持っていて、弊社とフィットするかどうかを確認しています。また視野の広さ、思考の深さ、思考整理力を確認しています。

Q:社長面接で「御社の改善すべきところは何でしょうか?」と聞いたら、「ありすぎて答えられない、あなたが入ってくれたら是非解決してほしい」と言われました。これについてどう思われますか。

あるあるですよね笑。なんなら「あなたはどう思う?」って逆質問されるときもありますし。これを回避するためには、質問を具体的にして、絞ることをオススメします。例えば、、、

・御社の改善すべきこととして、〇〇だと私は考えましたが、合っていますでしょうか?〇〇より優先度の高い課題はございますでしょうか?

・短期的に改善したいと考えていること、長期的に改善したいと考えていることをそれぞれ1つずつ教えていただけますか?(範囲を絞ることで答えやすくなります)

・(答えられないという回答に対して)新卒社員にはどのような課題解決を期待していますか?

Q:面接官がよく「人が良かったからこの会社に決めました」って話すんですが、それって本当に思っているんですかね?

人によるので、正直わかりません笑。ただし、見極める方法としては、その面接官が「人が良い」と思った具体的な理由を深堀する必要があります。

例えば、高見の場合は、「面接の中で経営陣が謙虚で誠実な方だと感じ、環境変化が激しい現代社会でもしも何か失敗したとしても、この人といっしょに仕事しても後悔しないだろうなと思えたので、決めました」って回答になります。

この回答を引き出すための深掘りの質問をするとよいです。

Q:「裁量権」が具体的な会社選びの軸の言葉ではない、と言っているのはなぜですか?

人によって「裁量権」は定義が曖昧で、マジックワードになっているからです。例えば、扱う金額が大きいことを裁量権と言う人もいれば、マネジメントする人数が多いことを裁量権と言う人もいるし、意思決定がきちんと自分でする機会があることを裁量権と言う人もいる。

これは裁量権だけに限らないが、抽象度が高い言葉はお互いに定義をすり合わせて、話すことが大切です。




----ここからは時間内に答えられなかった質問です----




Q:2次面接、3次面接で、1次面接と同じことを聞かれるのは同じ内容のことを言って良いのでしょうか?

会社によって質問の意図が異なると思うので、自分で決めてほしいというのが正直なところです。ただ、それだと答えにならないと思うので、私の考えをお話しします。

基本的には同じ内容を話すでよろしいかと思います。例えば、1次面接がグループ面接で、2次面接が個人面接の場合は、おそらく1次面接で話したことの深掘りだと思います。(リクルートの面接はそうでした)

また、全ての面接が個人面接で、同じ質問に対し、同じ内容を話したとしても、深掘りで聞きたいポイントが1次面接官と2次以降の面接官では違います。例えば、学生時代頑張ったことで、アルバイトの話をしたときに、なぜアルバイト頑張ろうと思ったのかとか、アルバイトで課題解決する際に大変だったことは何かとか、リーダーは自分から立候補?周りからの推薦?など。

ただし、同じ内容を話した後に、他にエピソードありますか?と聞かれることがあります。例えば学生時代頑張ったこととかですね。なので、よく聞かれる質問は違うエピソードも話せるようにしておきましょう。

Q:「カルチャー」ってどんな定義ですか?

カルチャーは、キャリアやブランドに近い概念で、過去の行動の結果で成り立っている組織風土(企業内での共通言語、共通の価値観・性格)だと考えています。

例えばキャリアは、将来のことをイメージされる人が多いですが、実はキャリアの語源は「車の轍=車が道に残した車輪の跡」です、つまりは過去のこと。

ブランドも同じように「顧客の期待に対して、約束した価値を、実行した結果できたもの」で、例えば、「スタバに行くとこういうサービスが受けれるというイメージ」がブランドだと思いますが、これも過去あなたがサービスを受けた経験があってこそ、いまのブランドがあります。

で、本題のカルチャーですが、これも過去の行動の結果で成り立っているものです。繰り返しになりますが、「過去にこういう失敗があったから、こういうビジネスモデルを作ったから、ウチはこういう価値観を大切にし、こういう行動をしてきた」という過去から成り立つ組織風土(企業内での共通言語、共通の価値観・性格)こそがカルチャーです。

Q:「人で選ぶなカルチャーで選べ」という考えは、就活時からお持ちでしたか?それとも、きっかけがあり、お考えが変わったのでしょうか?

就活時は正直持っていませんでした。リクルートに新卒で就職し、リクルートから離れてみて、リクルートは強い組織風土を持つ企業だったと改めて感じたことがきっかけです。

リクルートは仕事を進めるうえで、大切にする価値観・考えが、人によってブレないんですよね。程度の違いはもちろんありますが、どこの部署・チームでもみんな大筋は同じことを言うんですよ、しつこいぐらいに笑。動物園みたいにいろんな人がいて、多様性がある。
でも大切にしたい考え方・価値観が重なっているから強い組織なのかなと。

例えば有名な話だと、社内用語がいっぱいありますよね、一部書いておきますので、興味あれば調べてみてください。
例)フィジビリ、Aヨミ・Bヨミ・Cヨミ、TTP、SNHR、NAなど。

「圧倒的な当事者意識」「6つのスキルと4つのスタンス」「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」も有名ですね。

Q:面接で当社で実現したいことはなんですかと聞かれます。私はそのときなりたい姿を実現したいこととして答えました。しかし今考えると業務についての実現したいことだったのではないかと思いました。実現したいことを聞く目的はなんですか?

・企業研究ができているか
・志望度の確認
・成長イメージが具体的にできているか
・どう会社に貢献したいと考えているのか志向性の確認
・配属希望の確認
などですかね。

Q:ある企業を「カルチャー」で選んだ場合、志望動機はどのようにすれば伝わるのでしょうか?

自分自身が大切にしている価値観が企業のカルチャーとどう重なっているのか、またどこで企業のカルチャーを感じたのか、自分の体験から話せるようにするとよいです。(HPに書いてあるからそういうカルチャーを感じたではなく、選考を通じて社員の〇〇さんからこういうエピソードを聞いたからとかの方がよいです)

またなぜ自分自身はその価値観を大切にしているのか、その理由を自分の人生経験をもとに具体的なエピソード含め、説明できると個人的にはいいなと感じます。

Q:人で選びがちなのですが、その時人以外で判断するためにどんなことを自分に問うていけばいいでしょうか?どうしても、自分の周りの人に影響されがちな所が抜けません…

質問を正しく理解できていないかもしれないですが、、、

まずはいろんな会社説明会や、いろんな社会人に会ってみましょう。正直合う会社・人、合わない会社・人に分かれると思います。合う会社・人はなぜ合うと感じたのか、合わない会社・人はなぜ合わないと感じたのか、書き出してみましょう。

すると、共通項が見えてくるので、それを会社選びの軸にまずしてみて、どんどん深掘りしていくとよいです。

また、リンクアンドモチベーションが提唱している、企業が人を惹(ひ)きつける、下記の「企業の魅力因子4P」が参考になると思いますので、これをもとに深掘りしてみてください。

・People(人/風土)
 → どんな社員と働けるのか? どんな組織風土なのか?
・Profession(仕事/事業)
 → どんな業務があるのか? どんな事業なのか?
・Philosophy(理念/目標)
 → どんなビジョンや目標を持っている会社なのか?
・Privilege(制度/待遇)
 → どんな制度があるのか? どんな待遇があるのか?

Q:働いている人の共通項を見つけるときのポイントはありますか?

「会社の中で、仕事を進める上で大切にしている考え方はありますか?」の質問がいいかなと思います。(「会社の中で」の枕詞を忘れずに)

あとは働いている人に就職活動・転職活動をしてたときの会社選びの軸や、入社の決め手を聞くとよいかなと思います。

そのときに「人や社風で選びました」と回答があれば、どんな人が多い会社か、どんな社風の会社か質問し、また入社後にその部分に対してギャップがないかを聞いてみましょう。

Q:具体的に逆質問を続けると失礼にならないでしょうか?

そうですね、難しいところですが、個人的には逆質問は2つ〜3つがいいと思います。その際には「お聞きしたいことが3点あるのですが、よろしいでしょうか」とまず全部でいくつ質問があるのかを提示すると、質問される面接官にとってストレスが少なくなるかなと思います(いつまで逆質問タイム続くんだろうと思う人もいるので)

Q:会社を辞めた方の意見も聞きたいと思ったことがあるのですが、どのようにコンタクトを取れば良いかわかりません…。この点に関してアドバイスがありましたら、教えていただきたいです。

コンタクトを取るための労力に対して、あまり得れるものはなく、コスパが悪いと思うので、オススメしません。辞めた方の辞めた理由が改善されているケースもあったりして、前提が揃わない情報になってしまいます。

そこに時間をかけるぐらいなら、同じ会社の別の社員に会いましょう。どうしても会いたければ、Twitterで企業名を検索するともしかしたら出るかもしれませんが、有名企業以外は出ないと思うこともあり、やっぱりコスパ悪いのでオススメしません。

Q:OB訪問は、どのように様々な人とつながっていけばよいのか、方法が知りたいです

いまは便利な世の中で、「OB訪問アプリ」というものがあります。
Matcherとかvisit OBとか。あとはTwitterで気になる人にDMしてみたり、オンラインキャリアセミナーのゲストに連絡してみるとか。アクションするのみです。

一度OB訪問した人におすすめの人を紹介してもらうもありですね。僕も知り合いの人事から、おすすめの人を紹介してもらうことがよくあります。

Q:OB訪問の時に何を聞けば社員さんから良い情報を引き出せますか?初めてでわからなくて、、

そもそもあなたにとって「良い情報」とは何かを考えることから始めましょう。とはいえ、汎用的に使えるのは下記ですかね。

・将来どんな人になりたいと考えていますか?
・どんな就職活動をしていましたか?(就活時期、利用媒体など)
・どんな軸でどんな会社を受けてましたか?
・なぜその軸にしようとしたんですか?
・当時はできなかったけど、もしも就活生に戻ったら、これをやるとよかったかもということがあれば教えてください。

Q:人で判断しない方がいいというのは、代表や社長も含まれますか?「社長の考え方に惹かれて」というのはベンチャーでよくあるかと思うのですが、それに関してはどう考えられていますか?

ベンチャー企業は規模感にもよりますが、創業社長がほぼほぼで、社長が今後変わる可能性は一般的には低いですし、社長が考えていることはビジョンと重なりあうところが多く、変数が少ない要素なので、人で判断しない方がいいには含みません。(もちろん社長が変わる可能性がないわけではないです)

ただし、経営と現場の考えが噛み合っていないということはあるので、経営陣の考えを現場が理解しているか、経営陣の考えが社内でオープンに共有されているかは確認したほうがいいかなと思います。

Q:「御社のよいところと悪いところ」を聞いたら、悪いところは考えないようにしていると言われましたが、どう思われますか。

このパターンは、悪いところは認識しているが、あえて直さないと意思決定し、捨てているケースかもしれません(直すと反対にいいところが消えるとかの可能性で)

「御社が課題と捉え、改善しようと思っている部分はどこですか」と聞いた方が質問が明確なので、答えてくれるかもしません。また、なぜ悪いところを考えないようにしているのか、背景を聞いてみると、面白い回答が得れるかもしれません。

Q:失敗経験を話すとき、それを乗り越えた話もすべきだと聞きましたが、乗り越えられなかったものもあります。それは話してよいものでしょうか。

はい、素直に乗り越えられなかったと話して大丈夫です。

その場合は、「いま振り返ってみるとこういうことが原因で乗り越えることができなかった。もう一度あの場面に戻ったらこうすれば解決したかもしれません」と補足で説明できるとよいです。

Q:ネット上にある会社の口コミは参考になるものでしょうか。

あくまで参考程度で、こういう意見もあるんだなーと認識だけに留め、最後は自分の目と耳で確認してください。

個人的にはあまり鵜呑みにしないでいいかなと思います(背景や文脈がわからないものが多い、書かれた時期と今で違うこともよくあるので)

Q:例えば裁量権のような、自分の言葉の抽象度を上げるために自己分析以外に出来ることはありますか?

本をたくさん読んだり、いろんな社会人とたくさん会ったりして、言葉や価値観の引き出しを多く持つことです。自分ひとりで考えるのは本当に効率が悪いので、車輪の再発明をしないよう、先人の知恵を活用してください。

Q:こういう人になりたい、リクルートの方や高見さんの考えをお尋ねしたいです。

リクルートの同期も、就職活動をしていたときの自分もそうだったのですが、「いまはやりたいことが具体的にはないけれど、何かやりたいことが見つかった時に目の前のチャンスを迷わずに掴みにいける人になりたい」というものだったと思います。

私個人の話で言うと、いまはやりたいことができたので、上記とは変わりましたが、やりたいこと以外でいうと、「恩送りができる人でありたい」とは思っています。

せっかくの一度きりの人生なので、名誉や財産ではなく、人を残すことができる徳を積んだ人になりたいなと思います(もちろん名誉や財産も素晴らしいし、欲しいけど笑。でも人を残すが一番難易度高そうな気が個人的にはするので、どこまでできるか楽しみです)





書くの疲れたので、このぐらいにします笑。





セミナー参加学生の感想


参加後に進行役の管さんが、「簡潔にわかりやすくお話しいただけて、とても安心して聞いておりました、、シェア会までお付き合いいただいてありがとうございました!」「めちゃくちゃ感想よかったです^^」とコメントを添えて、学生のアンケートを送ってくれたのが、嬉しかったので、いくつか共有します。

・本日はお話ありがとうございました。全体的に質の高いお話をお聞きできた中で、特に印象に残っているのは自分の人生を比較することで自分自身の本質が見えるということです。今までの自己分析は点在している状態でつながりを見つけるのが難しいなと思っていたのですが、今まで歩いてきた道を比較することで見えてくる価値観もあるなと思いました。色々実践してみます。繰り返しになりますが、本日は誠にありがとうございました。

・企業のカルチャーを見分ける方法について、具体的なアドバイスをたくさんお話してくださり、とても参考になりました。ありがとうございました。
自身の将来像をクリアに描き、視座の高い方々とお付き合いする機会をこれから増やしていきたいと思います。本日は貴重なお時間ありがとうございました。

・抽象度の高い言葉を解像度上げて、具体的にしていく思考法は圧巻でした。具体的なエピソードの大切さ、OB訪問の大切さ、御社の課題も考える大切さ、を知ってはいたのですが、「なぜ」大切なのかという本質の部分が今回のお話をきいて分かった気がします。本日はありがとうございました。

・素直さに含まれる3つの力を明確に説明されたり、また裁量権などのマジックワードの定義づけについてお話されたりと。一つ一つの前提を明確にされている姿を見て、とても大事なことだとリマインドさせられました。企業の方が使っている言語と大学生が認識している言語は異なることがあると思うので、これから気をつけていきたいです。本日はありがとうございました!

(学生が面接で話す「強み」があるかどうかを)判断するのは自分じゃ無くて人事の方だ、という言葉がすごく刺さりました。自分が言いたいことをただ言うのでは無く、相手に伝わるようにちゃんと伝えなければいけない、ということが再認識できました。私は就活を始めたすぐは、東京の学生との格差に愕然としていました。ですが、最後に仰っていた言葉にすごく勇気をもらいました。アクションを自分からとって、積極的に行動し続けようと思います。東京の学生に劣等感を抱くのではなく、私の「オリジナル」を追求していこうと思います。ありがとうございました。

・今回はありがとうございました。自分がこれから就職活動をしていくときに、なにをすべきかということが分かったような気がします。自分の今のアルバイト先はとても人(雰囲気)がいいため、就職活動で(人)を重視して選んでいました。しかし、それだけではきちんと自分に合っている会社なのかは判断できないことを理解しました。そして、人以外のことを理解していくうえで、そこで働いている人に質問をしていき、必要ならばインターネットからも情報を集めていくことが必要なんだと分かりました。今回の学びをこれからの就職活動に生かしていきます。

・本日は貴重なお話ありがとうございました。発信されている表面的な情報だけで決めてしまうのではなく、実際に社員の方にお話を聞く大切さを改めて感じました。また、ただ行動を起こすのではなく、目標をはっきりさせてから行動に移すことを今後は意識していきたいと思います。

・私自身、この人と働きたいと思える人がいる場所で働きたいという意識があったのですが、それだけではダメだと気づけました。高見さんのお話は今まで考えたことがない視点のお話でメモする手が止まりませんでした。これが色々な人に会う、ということだと感じたのでこれから積極的に行動していきたいと思えました。本当にありがとうございました。

・共感する部分や考え付かなかった部分、たくさん見つける事が出来たので、就活だけでなく、自分の人生としてまた深く向き合いたいと思いました。また、ホワイトプラスさんの事も含めて、高見さんの考えを深くまで聞くことが出来て、考える視点が広がったように感じます。ありがとうございます!

・企業のカルチャーを見極める2軸のお話はもちろん、最後の、アクション量の話はとてもエールをもらえるお話でした。頭でっかちになりがちですが、アクション・行動によって自己認識を深めていきたいですし、頑張って良かったと思える1年後にしたいと思います。お話をありがとうございました。


こういった声がまた今日も頑張ろうという活力になるんですよね。

嬉しみが深い。

スラダン三井寿の「この音が…オレを蘇らせる 何度でもよ」的なね🏀


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最後に、就活生にメッセージ


もはや何を話したかうろ覚えなんですが、たぶんこんなことを言ったと思います、、、(だいぶ脚色してるかもですが笑)

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変化の激しい時代なので、どんな選択をしても絶対的な正解はありません。
例えば新型コロナウイルスの感染流行は誰も予想していなかったこと。

こういうときに強いのは変化に柔軟に対応し続けられる会社・人です。

この状況でみなさん不安だと思いますが、不安だからと言って何もしないのは違う。この状況はピンチではないです、2つの観点である意味チャンスなんじゃないかと思っています。

1つ目はオンラインによる就職活動が進むことで、時間的制約や金銭的制約がなくなったことで、選択肢が広がるんじゃないかと思います。

2つ目はオンラインによる就職活動が進むことで、地方学生と都市部学生で情報差が縮まったこと。もちろん都市部の学生の方がいろんな情報に触れる機会は多いかもしれませんが、リアルの説明会が減るので、差は縮まっています。

なので、ここからはどれだけアクションできるかが勝負になります。
いままでは金銭的・時間的制約でアクションできる回数が少なかったから不利だっただけで、これからは地方も都市部も関係なくなります。

ぜひアクションして、いろんな人や価値観に触れて、自分の考えをアップデートして、この変化しつつある就職活動を前向きに楽しんでください。

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ゲスト参加してみての感想

・オンラインでの就職活動について

コロナウイルスが落ち着いたとしても、リアルに戻るというよりかはリアルとオンラインのハイブリッド、もしくは、オンラインでの選考活動をするベンチャー企業が増えるかもしれません。

もともと弊社含めベンチャー企業は、オンラインで選考活動をしている会社が多いので、あまり変わった気はしないと思いますが、大きく変わるのは人材会社さんが主催するイベントかな。これはコロナウイルスが落ち着いても、オンラインに移行していくだろうなと思っています。

なんでかというと今回のセミナーもそうでしたが、オンラインでもインタラクティブに企業と学生がコミュニケーションを取れるから。なのでそこにリアルイベントにかかる金銭・時間コストが加わって、ますます企業側もオンラインに流れていくんだろうなというのが私の予想です。

・オンライン就活セミナーについて

全体的には文句つけるところがないほど、楽しめました。

個人的にいいなーと思ったのが、slidoでの質問受付と、セミナー後の感想シェアタイム。こういったセミナーでは聞きたいことを臆して聞けなかったり、あとはセミナー聞いたけど、学生のアクションに何も繋がらなかったりするんですよね。それらをうまく解決しているなと思いました。

感想シェアタイムで、他の就活生と話すこともできるので、就活の悩みや不安も少しシェアできて、ホッとできる時間も生み出しているんだろうな。

もっと多くの学生が参加してもいいぐらいのコンテンツ量だと思うので、今後の集客がどうなっていくのか個人的には興味ありです。楽しみにしています。

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最後になりましたが、

このような機会をいただきまして、関係者のみなさんに感謝いたします。

ありがとうございました。



















この素敵な取り組みが今後も継続的に広がっていき、

「自分も仕事を楽しむ大人になりたい」と感じ、

次のアクションが変わる学生が増えていくことを心の底より願っています。

頂いたサポートは高見の体調を整えるためや、何か気持ちが上がるためのものに使わせていただきます。主に食べ物です。