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祝Goodpatch上場!「経営者の観点とクリエイターの視点を共存させる経営」Goodpatch代表の土屋さんの過去の言葉に思いを馳せる

みなさんこんにちは。FABRIC TOKYOの森です。

先日、嬉しいニュースが飛び込んで来ました。
僕も友人である、土屋さんが代表を務めるUI/UXデザインファームのGoodpatchさんが東京証券取引所に上場承認を受けたということです。

めでたい!
土屋さん、Goodpatchの皆さん、本当におめでとうございます!

この日は土屋さんの1日だったと思うので、思いを馳せて土屋さんが言っていたことを思い出してみます。

経営者の観点とクリエイターの視点を共存させる

土屋さんがイベントかどこかで言っていたのですが、こんな事を言っていたのを覚えています。
経営者の観点とクリエイターの視点を共存させる経営」ということを言っています。

なるほど!と思ってそこから経営スタイルにも影響を受けました。
どのような話かというと、「社長はビジョンだけ語っておけばいいんだよ」というような人が多いですが、これは実際は嘘です。
経営者は経営者になりすぎるのはよくないです。

「社長というのはビジョンを掲げる存在。」これは決して間違った考えではありません。しかし「社長はビジョンだけ語り、他のメンバーに権限を与え任せ"信じる"」のがよく言われる経営論だったりしますが、これは実際に経営している人からしたら、かなりの嘘っぱちだと思っています。こういう「社長はビジョンだけ語っておけばいい」という話は経営を経験した事がない人しか話しているのを見たことがありません。

真の実力がある起業家は自分が事業をやっているカテゴリーの最先端のところで日々切磋琢磨しています。
日々磨き上げているからこそ見えてくる生々しい経験がその人が唯一知る情報になり、それが積み重なって事業の価値が上がるという背景があると個人的には思っています。
これは起業家、経営者をやっている人はかなり同意をしてくれると思っています。

僕はもともとかなり任せるタイプの経営のスタイルでした(今もある意味そうですが)、やはり「ビジョンのことだけを語る」ような経営者になりすぎるのではなく、事業を作るクリエイターの「視点」を持ち経営者の観点を共存させる経営をやっていこうという風に強く再実感しました。

D2Cの起業家なら

例えばこれを見ているあなたがD2C起業家なら自分の商材のカテゴリーの最先端の知識というのは当たり前のように常に取得しておかなければならないことです。
顧客のニーズやそのニーズが変化をしてきた歴史、今後の変化の仮説など、メンバーに任せるのではなく経営者本人が自分で把握しておく状況を作っておかなければいけないと思います。

D2Cビジネスはサプライチェーンが他業種よりも長く経営力が試されます。会社を経営しているという観点ともの作りメーカーとして顧客のニーズに応えるものをクリエイションしているクリエイターであるという視点を両方持つことを忘れてはいけないというお話です。

「事業」も「組織」も作品・クリエイションだと思って設計する

2014年に僕がFABRIC TOKYOをリリースしたあと、Primal Capitalの佐々木さんの紹介で、Goodpatchのオフィスで土屋さんに事業相談に乗っていただいたことがあります。その当時にはすでにGoodpatchはスタートアップ界隈では知られた会社さんで、土屋さんも起業家としてもUI/UXデザインにおいても実績を既に残している方でした。
デザイナーという面と起業家という面があるので、クリエイティブ的な視点と顧客のニーズの課題解決や見せ方、UI/UXを辿っていくお客様のストーリーなど多くのアドバイスを受けた記憶があります。創業間もないぼくにとって、とても鋭いご意見を頂き今でも忘れられないミーティングで、それによってうちも事業を見つめ直すいいきっかけになったと思います。

上場はここからロードショーなど大変でしょうけど終わったら、ぜひまた一緒にご飯行って頂けたらなと思っています。応援しています。

僕は土屋さんの大ファンです。
本当にいい方、いい経営者ですし、クリエイターの視点を常に持っているような方で、本当に素敵な方だなといつも思っています。

ということで、土屋さん及びGoodpatchの皆さん本当におめでとうございます!

土屋さんはstand.fmもチャンネルやっています。ぜひまだフォローしていない方は土屋さんのチャンネルも非常に勉強になるのでぜひオススメですのでフォローしてみてください。

最後に

今日は最後にそれ関連で思い出した先輩起業家の木村新司さんという方がいるのですが、先輩というのもおこがましいですが。伝説の起業家木村新司さんがつぶやかれていた内容が非常に納得感があって今回の話も通じていたので紹介したいと思います。

「経営は細かさ。トップが細かさを理解できなくなったら終わり。その上で任せる。」

ここでも細かさの理解という言葉が出てきます。
その言葉通り細かさの理解をできるかできないかで経営の質というのが大きく変わってくると思います。
これが掛け算になって数年後、企業価値の違いが出てきます。

それではまたお会いしましょう。


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