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【あなたならどうする?】クレーマーに対する「ささやかな抵抗」

おはようございます。ゆういちです。

昨日、銀行で怒鳴っている男性がいました。
そのときの自分の行動を分析すると、おもしろい思考パターンが隠れていたお話。

ぜひ、その場にいることをイメージしながら読んでみてください。


男性の言い分

とある銀行の待合スペースにて。
店に響きわたる声で、スタッフを怒鳴っていました。

・キャッシュカードを更新して新しく送りつけてきたのはおたく(銀行)じゃないか!
・なのに生体認証を登録し直さなきゃいけないだと?
・しかもネット予約して来店しろだと?

みなさんはどんな感想を持ちますか?
言い方は置いておくと、男性に共感する方も多いかもしれません。

私のスタンスは
気持ちはわかるけど、そう決まっているんだからそうするしかないじゃん
(従うのが1番リーズナブルな行動じゃん)

です。

何を隠そう、わたしもカード更新による生体認証登録に来ていました。
ばっちり1ヶ月前にネット予約して、来ました。

ここでわたしはある行動をとりました。

「この空間において、私にできることはなんだ?」

さて、皆さんならどうするでしょうか?


わたしの行動


わたしは、男性の対応をしているスタッフとは別のスタッフへ、
「自分の予約枠を男性に譲る」ことを提案しました。

別のスタッフへ伝えたのは、下手に場をかき乱さないためです。

では、「自分の予約枠をその男性に譲る」という提案を、
なぜわたしはしたのでしょうか。

現場では直感で「こうしたい!」と思って動いたので、
あとから気になって自己分析しました。

ちなみに、名探偵コナンの工藤新一はこのように言っています。

理由(わけ)なんているのかよ。 人が人を殺す動機なんて知ったこっちゃねえが 人が人を助ける理由に論理的な思考は存在しねえだろ。

この言葉を借りると、わたしが助けたかったのは銀行のスタッフです。
男性ではありません。

なので、予約枠を譲る提案をした理由の半分は「スタッフを助けたい」。
のこりの半分に自分でも驚きました。

男性に対する「ささやかな抵抗」でした。


なぜ「予約枠を譲る提案」が「ささやかな抵抗」なのか


この提案が採用されれば、男性の言いぶんが通るわけですから、男性にダメージはありません。
むしろラッキーです。

ここの違和感が、行動の理由をふり返りたくなったポイントです。

わたしは男性に、自身のふるまいを見直すきっかけを与えたかったんだと思います。

提案が採用されれば、男性は自分の言いぶんが突然通ることになります。

その違和感によって、あるいは、スタッフの説明によって、
自分の理外のことが起こったと気づく。
「あれ、なんか俺わるいことしちゃったかな...」

そう気づくきっかけを、突きつけたかったのだと分かりました。

結末としては、男性は特別対応、わたしは予定通り登録を進めました。


今回の自己分析でわたしは、

性善説の考え方が強い
(「きっかけを与えれば考えてくれる」という前提で行動している)
自ら気づかせるために自分はどうするか?と考える
致命傷でなければ、自分が被るしわ寄せより、場を収めることを優先する
(今回の起こりえたしわ寄せは、生体認証があと1ヶ月つかえないこと)

という思考パターンを持っていることがわかりました。

自分を知るのっておもしろいんです。
みなさんは、どんな自分をシミュレーションしましたか?

それでは、今日も1日大切にいきましょう!
ゆういちでしたー!

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