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PAIN & GLORY #24 悩みのタネと願望

空腹だ、えげつないほどに。昔から空腹だと、明らかにパフォーマンスが下がる体質で、集中力も続かない。でも腹が減ったからといって、決して何かを作るわけでもない。家で料理をするのは、自分にとって苦行そのものだ。

しっかし今日はえげつない気がする。なんでもいいから食べたいけど、このカンボジアで自分が大満足だと言えるような食事があるのか、しかも低価格で。低価格というのがはっきりいって1番の問題だ。それくらいカネは節約してるし、とにかく今は耐え忍ぶときだと思っている。

カンボジアでの実際の食事内容は、日本食はもちろん中華やイタリアン、ウエスタンなどもあり

    "何も食べられるものがない"

ということにはならない。特に中華料理は本当にたくさんあって、どこもそれなりに食べられる。しかしそんな中でもやはり我々は日本人で、たまらなく日本食が恋しくなるものだ。

イタリアンとかウエスタンを食べとけば正直問題は無い

ただここからが大事なのだが、今日自分が伝えたいことは決して、鮨や焼肉など日本でも"ご馳走とされているモノ"が食べたくなるわけではなくて、立ち食いそばや吉牛、天一のこってりラーメンや納豆ご飯などの、日本でも"日常的に食べられているモノ"のことなのだ。

そしてそれを
       
             "日本の環境下で食べたい"

のだ。これが何よりも大切なことであるのを、自分はカンボジアに来てしばらくしてから痛感した。やはり食事というのは、料理の味だけではなく外食であれば店のスタッフの対応、もっといえば食べる場所の雰囲気、店内の温度と湿度、他の客などの要素が相まって、そこにいることの
価値を感じるモノだと思う。

しかしどんなに頑張ろうと、ここはカンボジアで年中30℃以上だし、してくる匂いは相変わらずうっすら嫌な感じで、尚且つ店員の対応は日本に比べればおざなりと言わざるを得ない。つまりこの国で、本当に日本食を美味しく食べられる環境を作るには、相当な労力と資金が必要になるということだ。そしてそんなふうに時間とお金をかけて作ったお店は、低価格で庶民が手を出せるモノではなくなってしまう。

というわけで今の自分としては、1秒でも早く

     "日本で日本食が食べたい"

なと思う(しつこい)。そんな気持ちを綴ってみた。

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