女一人ヨーロッパ旅行⑤【刑務所リノベーションのカタヤノッカホテル】

5月14日、火曜日。この日は楽しみにしていた刑務所をリノベーションしたカタヤノッカホテルへ。正式名称「Hotel Katajanokka, Helsinki, a Tribute Portfolio Hotel」
Googleではなぜか閉業と記載がありますが、きちんと運営されているのでご安心ください。

建物は高い煉瓦の塀で囲まれている。ホテルの入口の自動扉がスライド式ではなく、本みたいにパカっと自動で開くので、とても高級感がある。ロビーでチェックインをして部屋へ。ホテルは全体的に暗く、昔刑務所であったことを彷彿とさせる。
部屋は、1階の食事会場の奥の部屋。2階がロビーなので下に降りる。
部屋は足が高めのベッド、ドライヤー、タオル、ポット、ティーバッグ、コーヒー、シャンプー、リンス、ボディウォッシュ、一通りのものが揃っている。おそらく独房2つの壁を取り払って1つの部屋にした感じの構造。鏡に映る自分に驚くなど、この重々しい雰囲気に少し怯えている自分がいた。
昔使用されていた南京錠もかざってあった。

錆びた南京錠
高い位置にある窓
ホテルの入口

ホテルについて荷物を置き、楽しみにしていた、独房と、複数名が入る監獄を観に行く。場所がわからなかったので食事会場にいたスタッフの方に写真を見せて場所を教えていただいた。独房は1階の食事会場をまっすぐ歩くとあった。
ピンク色のかわいい扉。入ってすぐ左に当時の囚人服を着用したマヌカンがあり、人気を感じて驚いた。中は落書きだらけ。観光客が書いてそう。落書きがまたゾッとさせる。当時は落書きあったのかな。硬いベッド、高い窓。人間が人間に檻に入れられることが怖いなと思った。生まれた時はみんなかわいい赤ちゃんなのに、いつか悪いことをしてこんな冷たい暗くて狭いとこに閉じ込められるなんて。
囚人服は冬は厚めのウールで、夏は綿で作られたものを着用するみたい。紺色と赤のサロペットのような囚人服で、可愛いなと思った。この独房は2002年まで使用されていたらしい。

集団で入る監獄へ。ここも1階にあった。天井が狭く暗かった。ここは19世紀に使用されていた。当時はクーラーも暖房もないし、暗くて人が多くて本当に居心地が悪かっただろうな。布団はあったのかな。体もとても痛くなりそう。さっきの独房の方がまだよい。

他にも刑務所さを彷彿とさせるデザインがたくさん。

次の日の朝ごはんはバイキング。サラダ、スクランブルエッグ、ゆで卵、フルーツ、ヨーグルト、グラノーラ、マッシュルームとブロッコリーの炒め物、ハッシュドポテト等たくさん!そして塩漬けの肉厚なサーモンが美味しかった!チョコレートケーキも濃厚でおいしかった。

チェックアウトの際にフロントにお土産が販売していることに気づいた。ホテルのロゴが入ったシルバーのカップが6€だったので記念に購入。チェックアウト後に、このホテルから港まで歩いて数分なのでスオメンリンナ島にいくことにした。チェックアウト後もバッグは預かってくれた。

 

ホテルカタヤノッカ、とても面白かった。
1泊28000円くらい。高いけれど、泊まるだけの価値はありました。
ロンドンには裁判所、ボストンには留置所をリノベーションしたホテルがあるらしいので泊まってみたい。
それではスオメンリンナ島に行ってきます!

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