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今日の"結" 2024年6月29日(土)

今日は、認定NPO法人ReBitの代表理事、藥師さんをゲストにお迎えして、「”相談対応”するすべての人に知ってほしい基礎知識 ~ LGBTQへの支援について考えよう」を開催しました。

団体設立から15年にわたり、LGBTQに関する数多くの相談を受けながら、教育現場での啓発や、LGBTQかつ何らかの障がいをもつ方々の就労移行支援事業所運営といったキャリア支援等に取り組むReBitさん。
今日はそのご経験をもとに、制度について、現状について、そして私たちが日ごろから気を付けたいこと・考えていきたい対応について、幅広い内容でありつつも、ぎゅっと凝縮した講演をしてくださいました。

詳しくは後日開催予定のイベントレポートをご覧いただきたいと思いますが、私が今日特に印象に残ったのは、まずは意識的にも無意識的にも「ソジハラ」をしないための知識。
※ソジハラ=SOGIハラスメント。SOGIとは、性的指向や性自認のこと。

・本人許可なくアウティングをしない(なにか目的や必要があって伝える場合にも誰に/どこまでの内容を伝えるのか必ず細やかに本人に確認)
・呼びかたもできれば本人が呼ばれたい名前を聞く(〜ちゃん、〜くんなど性別を決めた呼び方をしない)  など

そして、LGBTQの人たちも安心していられたり、居心地良く過ごせたりする環境づくりに向けて明日からできることとして藥師さんが強く伝えてくれたのは、「私(たち)はアライ=理解者」だよ、と外から見てもわかるように示すこと。

例えば、名刺にレインボーマークが印刷されている。職場やイベント会場にレインボーカラーが掲示されている。
見た目にはお互いのことはわからないからこそ、こちらがわかるように知らせることで安心につながる。
結・しぶやでも何か実行に移せることがありそうです。

今日の参加者からは、職場で、福祉の相談の現場で、身近な人との接し方の中で、具体的にこういうとき、どうすれば?といった質問も複数寄せられました。

その一つひとつに、「いい質問をありがとうございます」「すごく大事なことですよね」「勉強になりました」と丁寧に応答される藥師さんの姿に、日々の相談対応という意味でも、あらためて見つめ直す時間となりました。

まだまだ、大事なことがたくさん詰まった講演&交流会でしたので、詳細レポートを楽しみにお待ちください!

[ コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)宮坂 ]