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健康になれる気しかしない〜キヌアとスイカ、フェタのサラダ

スイカモッツァで、スイカの底力と新たな一面を垣間見た私。

例えていうならば、本来ゴール前を守るはずのDFが、なぜかFWポジションで試合にでてきちゃってるけど、あれ、なんか意外にいいじゃん、みたいな。パリでもサポーターとして心の中でバモっている、故郷のJ2サッカーチームの試合で最近起きていることだ。

スイカモッツァの余り、小玉スイカの半量は、もちろん単純に食べてしまう手もあった。けれど、スイカの秘めたる可能性に気づいてしまった今、やはりここはもう少し頑張ってもらおうと、活躍のバリエーションについて少し考えてみることにした。

個人的に、夏に食べたくなる白いフレッシュチーズの2大巨塔が、イタリア原産のモツァレラとギリシャ原産のフェタだ。

淡白で何ものにでも染まれるモツァレラに対して、塩気が強く、ヨーロッパ古代文明発祥の国から来たんじゃわしは!っていう確固たるアイデンティティを主張してくるフェタ。

スイカとタイマンを張ると私の期待のホープ、スイカに勝算があるのかわからない。
そこで助っ人として、スーパーフードの代表格キヌアに緩衝役となってもらうことにした。 さらに冷蔵庫のあまり野菜、きゅうりとコーン、それに赤玉ねぎも加えてみたところ、超簡単で夏の暑い日のランチにぴったりなボリューム系サラダができた。
以下に紹介してみようと思う。

【材料】(1人分、メインとして。量は大体でオッケー)

・キヌア;1/2カップくらい。お腹の空き具合で。フランスではbioスーパーの量り売りで簡単に入手可だけど、日本はどうだろう。カルディとかに売ってるのかな。なければレンズ豆とかでもいいのかなと思ったりした

・フェタチーズ;50gくらい

・スイカ;小玉スイカの1/6から1/4くらい。お好みで

・きゅうり、コーン;お好きな量。私はフェタと同じくらいの量いれた

・赤たまねぎ;適量。スライサーで薄く削いで水にさらしておく

・ミントの葉;あれば。ちなみに私は、週1でミントを1束分買って(大体1ユーロ@マルシェか八百屋)、濡れたキッチンペーパーで包んでジップロックに入れて野菜室に常備している。爽やか系料理とかフルーツ系のお菓子の彩りに使えるし、何より私の執筆のお供、能作の錫タンブラーにミントの葉数枚を入れて、冷えたBRITA水を加えただけの特製錫ミント水に欠かせない。

・味付けは、オリーブオイル、塩(フェタが強い塩気を持っているので要加減)、胡椒、クミン(顆粒)

【作り方】

1、キヌアを炊く。色んな炊き方があるみたいなので、ググって皆さんの好みで。私は、まずキヌアを水でさらっと洗って、沸騰したお湯の中に投入して12分から15分くらい茹でて、頃合いを見て引き揚げて水にさらしている。

2、炊いている間に、スイカ、フェタ、きゅうりを切る。なんとなく同じ大きさになるように切るようにしている。

3、用意した材料を全部ボウルに入れて混ぜて、オリーブオイル、塩胡椒、クミンで味付けする。

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4、ミントでさらなる爽やかさを演出して、完成。

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写真だとわかりにくいけれど、このお皿は高さが10センチくらいボウル形状なので、結構な量が詰まっている。そんなボリューミーな一皿なわけだが、全部平らげても、罪悪感が、ゼロ!!!

「(私)ねえあなた、カロリーってあるの?」
「(皿)あるに決まってるだろ!」
って漫才みたいな掛け合いをお皿としたくなるヘルシーぶりで、食欲がなくなる夏の暑い時期にも進んで食べられそう。キヌア効果で栄養バランスもよさそうな気がするし。
まあ私の場合、このスーパーヘルシーフードをキンキンに冷えたロゼでぐびぐびと流しこんでいるので、完全に相殺されるのだが。

なお、今回の影の立役者は、クミンと赤玉ねぎと踏んでいる。

まずクミン。辛くはない独特なスパイシーさの、なんていうかこう鼻に余韻が残る感じで、スパイシーな料理はもちろん、エスニック系の料理とか肉料理にもよく使っている。キャロットラペにも入れたりするので、生野菜と合わせてみても大丈夫かなと思って入れてみたら、ビンゴ。

あと、赤玉ねぎ。私が多用する食材のひとつ。少し入れるだけでほんの少しマイルドな辛味が出るし、なによりこの美しい赤紫色。
今回のサラダでは先に混ぜ込んでしまったのでそこまで露出が多くないが、盛り付けの最後にふわっとのせると、スッと口紅を引いたような上品な大人感がでる。

赤玉ねぎは、フランス語でそのまんま「oignon rouge(オニオンルージュ)」。
rougeという単語は、「赤」とか「赤い」という意味に加えて、「口紅」の意味もある。   

ルージュマジックで、作品に更なる彩りと色気をもたらしてくれる優秀プレーヤーだ。

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夏のロゼは水


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